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妄想少女 ガラシャさん 作者:天浮橋
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◆初仕事そして地獄を見た


◆初仕事そして地獄を見た

今日は初めてのお仕事の日・・・
ってことは、初体験? きゃっ♪
オーディションに何とか合格して、XXプロダクションに所属となったあたしに、ちょい役だけど初仕事が入ったのだ。

簡単なセリフが三言なのでピィちゃん(固定電話)に、前後のシーンのト書とセリフが書かれたFAXが送られてきた。
パパとママには、声優の仕事を始めたのは内緒にしているので、ピィちゃんに原稿が届いているのを見つけた時は、あたしの目から目玉のおやじが飛び出したかと思ったくらい驚いた。
だって、ピィちゃんの前のソファには、後ろ向きだけどいつもパパが座っているし、ママ宛に通販会社からのお知らせが結構な頻度でFAXが届くのだから。

それで、FAXで届いた原稿に書いてあった、あたしの初ゼリフはと言うと。

少女Bは背後の物音に気づき、ゆっくりと振り向いた。 その目線の先の勇者を捉えて一言。
セリフその1 『あ・・あなたは・・』

その者は、もはや少女が知っている優しい勇者とは全くの別人であった。
少女は、その気配に気づき、じりじりと後ずさるが、勇者は突然、持っていた剣で少女に襲いかかった。
セリフその2 『やっ・・お願い・・やめ・・て・・』 註:最後の”て”は、聞こえるか聞こえないかくらいで。

ヒュンッ 剣が振り落とされる効果音。
セリフその3 『ぎゃっ』
ドサッ 少女Bが床に倒れる効果音

う~ん なんだこれっ? せめて少女Aにならないのかよっ!

収録日は以下のとおりですので、時間に遅れないように来てください。
交通費とギャラは収録後に現金で支給しますので受領印を持参して下さい。

なになに、収録日はっと・・

えぇーーーっ!
「この日って、蕎麦野郎(更科先生)のテストがある日やん!」

ど、ど、どうしよう。
初体験は、いつも乙女のピンチなのか?
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