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妄想少女 ガラシャさん 作者:天浮橋
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◆かわいそうなミシェル

◆かわいそうなミシェル

ブチュッ
プハ~ッ
う゛っ
・・・3人の心配そうな顔が、ぼんやりと並んで見える。
あれっ? これって、どっかで・・・
うん? 3人じゃなかった。 もう一人いる・・ なに? 金髪?
その金髪の唇がみるみる近づいて来た。

いやっ!
あたしは驚いて勢いよく跳ね起きた。

ゴッ
痛ーーーーーっ!!
どうやら、跳ね起きた時に、あたしの頭がミシェルのあごにクリーンヒットしたらしい。

「あっ、よかった。 ガラシャちゃん気が付いたよ」
どうやらミシェルは、あたしに人工呼吸をしてくれていたらしい。
本来ならライフジャケットを着用するらしいのだが、あたしは泳げるからいいって頑なに断ったらしい。
何しろ、飛ぶ前は恐怖でガチガチだったので、記憶は全く無い。
でも、今の状況では、隣でのびているミシェルの方が人工呼吸が必要なように見える。

花帆ちゃんは、ミシェルを見たまま固まっているし。
萌花ちゃんは、流木の枝でミシェルをツンツン突っついている。

「ごめんね、ごめんね・・・」
そして岩清水さんは、急に泣き声になって、あたしに謝り始めた。
「ガラシャちゃん、初めてだったのに・・・ちゃんと説明しなかったからこんな事に・・・」
『いや、花帆ちゃんもインストラクターの人も、ちゃんと説明してくれてました。 すみません』
そう声には出さず、あたしは直接的な行動に出た。

そう、泣きじゃくり始めてしまった、あ〇にゃんを優しく抱きしめたのだ。
へへっ、 やったね! ビキニあ〇にゃんをゲ~ット! (英語表記がカタカナなのは、何ども言うようだがあたしの所為ではない)
天国に一番近い島で、さっきまで一番天国に近いところにいたあたしは、本当は今が一番天国に近い状態なのかも知れない。
「梓ちゃん。 あたしは大丈夫だからもう泣かないで。 こう見えても、あたしってすっごく頑丈に出来てるんだ。 生まれてこの方、病気だってほとんどしてないし。 ねっ、だからもう泣かないで」

うっ う゛ーー ひっく
梓ちゃんは、なかなか泣き止む気配が無い。
「それにね。 あたし、パラセールすっごく楽しかったんだ。 この旅行にも誘ってくれて本当に感謝してるんだよ」
そう言いながら、あたしはまた、あ〇にゃんをぎゅっと抱きしめた。
あぁ・・至福のひと時。 時間よこのまま止まれ。 止まってしまえ!
いっそ、このまま、あ〇にゃんをあたしの嫁にしてしまいたい。
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