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妄想少女 ガラシャさん 作者:天浮橋
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◆ブルーのワンピ


◆ブルーのワンピ

8月13日 いいかげん嫌になるが今日も晴れ

昨日、あたしが速攻で送信したメールに、岩清水さんも直ぐに返事をくれた。
それに何と嬉しい事に、前のメールの通り、夏休みの後半をほとんどあたしのためだけに空けてくれたのだ。
まったく、ええ娘やわ~。
これなら、あんな事やそんな事も全部できちゃうかも知れへんなぁ。 うふふっ

それで、早速今日の午後から夏休み後半の計画を立てるため、岩清水さんの家(おそらく豪邸)で相談する事になった。
岩清水さんの家に行ってから二人で考えるのも楽しいけれど、ある程度自分の考えを整理していった方が計画をより深く検討できるだろう。
あたしは去年の夏コミで大量に買い過ぎて余っていたアニメキャラのメモ帳に、楽しそうな事を思い浮かべながら書き出し始めた。
(1)渋谷、表参道、原宿あたりで、ふらりとショッピング (でもお小遣いはピンチ)
(2)この夏ヒットしている映画を見に行く(できれば 君の○は がいいな)
(3)海辺のペンションに泊まって海水浴。 (やっぱ夏だもんなぁ)
(4)東京スカイツリー展望台ツアー (あたしは高い所は苦手、でも一度は見たい)
(5)お泊り会で生あ○にゃん抱き枕(あたしだけのピアノリサイタル付)
だんだん妄想っぽくなってきたので、ここらでやめておこう!

あたしは、涼しげな淡いブルーのワンピに着替えて、約束の時間に間に合うように最寄の駅に向かった。
車内は通学時間のように混んでなかったから良かったが、弱冷車に乗ってしまったのであまり涼しくない。

岩清水さんの家は、二つ先の駅から歩いて5分くらいの所にある。
前にネットで検索した時、ついでにgoogleの航空写真で見たら、自衛隊の基地かと思うくらい広い庭?
兎に角、庶民のあたしの理解を超える規模だ。 おまけに駅に近い所に玄関?が無い。 

あたしは、暑がりの寒がりである。 夏は少し動いただけで、けっこうな汗を掻く。
この前、岩清水さんと会った時も、プールに服ごと落ちてしまったドジ女のようになっていた。
なので今日は日笠を差している。 ちょっとお嬢様っぽい。 ホホホッ

日笠をしなくても、あたしの色白のお肌は赤くなるだけで、日焼けして黒くなったことがない。
岩清水さんは、あ○にゃんのように黒くなるのか一度試してみたい。
ならば、海辺のペンション案が有力か!
サ○ーズの様にもやもやとしながら歩いていると、意外に早く門のところまで着いてしまった。

ああっ、アメリカ軍の基地みたいにゲートに警備員が立ってる。 それになんで、あんなところに駅前のロータリーみたいな物があるの?
あたしはトモちゃん(携帯)を取り出すと、『ごめん、やっぱ無理』と打ち始めた。

「あ~っ! ガラシャちゃん。 待ってたんだよ~。 暑かったでしょう。 みんなで早く涼しいお部屋に行こうね~」
もう帰るつもりで後ろ向きに携帯を操作していたため、後ろから突然腕を掴まれると同時に声もかけられたので、もの凄く驚いた。
それにみんなって・・・だれ?
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