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妄想少女 ガラシャさん 作者:天浮橋
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◆空港オブジェ


◆空港オブジェ

8月11日 晴れ

今日はあ○にゃんがヨーロッパ公演から帰ってくる日だ。
今更だけどインターネットは、とても便利だ。
チュー太郎の左耳を押すだけで、大抵の情報は簡単に手に入れることができる。

あたしは、この夏休み一番の早起きで、成田空港へ向かった。
ちょっとストーカー気味なのは自分でも気にはなっているけど、あたしはあ○にゃんに危害を加えたりしない。・・はず。

あたしのうちでは、年に一度は海外旅行に行っている。
いや、正しくは行っていただ。
あたしが高校生になってからは、両親も仕事が忙しくなって旅行どころでは無いようだ。

そういう事情で成田空港は関空ほどでは無いが、よく知っている場所だ。
確か、あ○にゃんの乗った飛行機なら、到着ゲートはこっちのはずだ。

あたしは、だだっ広い空港内を大きな花束(予想以上に高かったわ~)を持ってテクテク進む。
動く歩道は、大きな荷物を持っているわけでも無いのでパスだ。
実は夏休み前半は家でゴロゴロしていたので、ダイエットも兼ねている。
『あっ、ここだ、ここだ』
あたしは、目的のゲート前に到着したので、近くにあったプラスチックのツルツルした椅子に腰を掛けて待つことにした。

あ○にゃんがゲートから出てきたところで声をかけて、びっくりさせちゃおうと言うのが、今回のサプライズだ。

その後のことは、あ○にゃんの反応次第で幾つかのパターンを考えている。

(1)迷惑そうな顔だったら、違う友達を迎えに来たところ偶然見かけたと誤魔化す。
(2)嬉しそうだったら、優しく抱擁しちゃう。 きゃっ♪
(3)スルーされたら、石化して空港に設置されているオブジェになりきる。

でも今日1日かけて考えたサプライズは、この後ことごとく粉砕されてしまった。
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