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5-5:手札切り札

予約の日付間違えてた…

 もはやトラウマと言って良い事件の後、この一件の収支にFXで有り金を溶かすようなショック受け、放心していたところにライム達と合流した俺は兎にも角にもここにいるのは都合が悪いと、まずはそこから離れることにする。

 それから十分な距離を取った後で暗闇の中、どうにかテントを設置。そこで取っておきの酒を開けて夜を明かし、日が昇ると同時に街道へ出る。ふと二日酔いに「治す」のカードは通用するのか、と思い使用してみると効果は覿面だった。名前の割に実用性が高いようだ。

 馬に変身したライムに乗って揺られること二日。昼飯時に最寄りの町「サイアリス」へと辿り着く。そこで必要最低限の補給を行い、西へ向かう準備をする為ここで一泊することにした。

 どうも「転移」を乱発した際、かなり西に移動したらしく現在位置は「千里眼」と会話の盗み聞きで確認したところ帝国の中央北側。東西に長い国土を持つ帝国では、ここサイアリスの町は東西にある大都市の中間地点となっている。宿が多く、旅の必需品があちこちで売られており、至る所で旅人が見受けられる。

 木を隠すなら森、というようにこれだけ旅人が多ければそこに紛れる事も容易い。そう思っていたのだが、ライムの魔力で目立つことを忘れていた。だがここで予想外の事実が発覚する。

 この三日で出たガチャの中にあった見覚えのある作りの未鑑定の指輪。これは以前出た時は「鑑定」のカード不足と鞄の容量の都合から、鑑定することもなくGPに変換した記憶のある指輪だと思われる。これを鑑定したところ、このような物であることが判明した。


 隠者の指輪

 装備者の気配を隠す指輪。


 これをライムに持たせ、フェラルにその魔力を感知させたところ「ボヤケた感じでわからない」という結果になった。「前回変換せずに鑑定しておけば…」と悔やむが、今でも「鑑定」は不足している。鞄の容量に余裕があるうちは、なるべく未鑑定品はとっておくようにしよう。

 なお、最近のガチャの内容については取り立てて変わった物はなかった。ほとんどが既出のもので幾つか鑑定した結果、残したものはほんの僅かと少々残念な結果だった。

 ガチャの結果に上を求めたらキリがない。ここはこの指輪一つでも十分な収穫と思っておく。ライムの大きすぎる魔力をどうするか、という問題が解決したと思えば良い結果である。

 ところがそれ以上に残念なお知らせがある。

 予言の巫女が思った以上に使えない。

 籠の中の鳥のような状態だったことは予想していたが、一般常識に乏しい。異世界人の俺と同レベルである。特に酷いのは町に入って発覚したその金銭感覚である。

 シレンディにいた頃、巫女で何不自由ない生活をしていたと思われたが酷く貧乏性で食べ物以外の価値がほとんどわからないという有様だった。おかげで買い物を分担させることはできず、必要な箇所全てを回るハメになった。

 とは言え、読み書きが出来るので宿の記帳では役に立った。もっともそれ以外では本当にさっぱりだったので評価は変わらない。何よりも、俺が最も期待している「未来視」という予知能力ががっかりというレベルではなかった。

「どうも眠っている時間が長かったせいか上手く眠る事が出来ず、ほとんど見ることが出来ていません」

 申し訳無さそうに頭を下げるフェラルを見て、俺は笑うことしか出来なかった。能力上眠った状態で未来を見るので、新しく未来を最初から見直す為に寝る必要があるのだが、死んで凍っていた時間は睡眠時間となっているようでさっぱり眠れないそうだ。

 おまけに精神が極めて不安定で人混みの中にいると、何がきっかけなのか突然「皆死ねばいいのに」とかボソボソと呟き出す。

 予言の巫女が役に立たないだけの危ない奴になっている。一体誰がこんな穀潰しを蘇らせたのか?

 思えば初対面で人一人を刺殺していることから、まともな人物でないことは予想できたはずである。あの時の対応そのものは丁寧であったことから、清楚なお嬢様系のキャラと勘違いしてしまっていたのかもしれない。

 もしかしたら「蘇生」を使うと精神に何かしら影響があるのではないか、とも考えたが検証しようもないし、貴重な「鑑定」をこんなことで使う気はない。

 かくなる上は、さっさと帝都に行って頂くものを頂いてさっさとこの国から出て行こう。帝国は無駄に人材がいるみたいでどうにも安心出来ない。検証するとしても、この国を出てからである。

 第一皇子との取引は決して悪いものではなかったのだが、聖杯の一件でもはや交渉は不可能だろう。「やってない」とシラを切り通す為の手札がない。本当にあのピンクの疫病神は余計なことばかりしてくれる。

 そんな風に大幅に狂った予定を修正しながら買い物を続けていると時はあっという間に過ぎていく。

 夕方、人混みに揉まれながら買い物を済ませ、何の問題も発生することなく宿を取った俺は荷物を下ろすと倒れこむようにベッドに身を投げ出す。フェラルは今日も眠れそうにないらしい。

 さっさと未来を予知してもらわなければ生き返らせた意味が無い。無理にでも寝てもらおうと「睡眠」のカードの使用を考えたが、こんなことに金のカードを使うのも勿体無い。何より、先日大量にカードを失っており、可能な限り戦闘に使える物はとっておきたい。

「眠れるようなら眠っておけ」

 結局、俺はそう言うだけで終わらせた。久しぶりの宿なので少々奮発したおかげでベッドの具合も中々に良い。しっかりと休んで明日に備えることにして今日は早々に寝ることにした。




 翌朝、と言ってもまだ明け方という早い時間に目を覚ます。あれだけ早くに寝れば早起きもするというもので、布団の中でもまだ少し肌寒い。少し温かめに調整したライムで暖を取ろうと思ったところ、隣のベッドで体育座りをしているフェラルと目が合う。

「…おはよう」

「おはようございます」

 朝からライムとスキンシップに励もうかと思ったら巫女がこちらを見ている。見られて喜ぶ趣味も見せる趣味もないので出て行って貰おうかと思ったが、こんな時間に一人外を彷徨かせては目立ってしまう。仕方がないので今日の分のガチャを影の中で回す。

 結果、金以上が金のカード一枚のみに終わる。ここ数日の出も決してよくないので、どうも運気が落ちているようだ。

(こういう時は静かにしておく方がいいのか?)

 一日出発を遅らせるべきかと一瞬悩んだが、あるスキルのことを思い出し予定通りに行動することにする。

「追跡」―本人が言うには「指定した対象がどれだけ離れていようとその居場所を特定出来るという能力」である。どこまで本当なのかは不明だが、少なくとも説明した能力はあるだろう。これがある限り留まるのは得策ではない。連続転移で都合よく射程外に逃れた等という幸運には期待しない。

「門が開いたら旅人や行商に紛れて出発する。準備をしておけ」

 フェラルにそう通達し、昨日買った物をチェックする。水と食料に衣服や使用はしないがこちらで一般的に使われている生活必需品。これは持っていないことを怪しまれるようなケースを避けるためのものだ。人目がないならガチャ産を使う。

 大凡二時間ほどの会話のない気まずい空気で過ごした後、宿の食堂で朝食を堪能し宿を出る。高いだけあって中々の味だった。特にカリカリのベーコンは思わず出発の時間をずらし、市場に向かおうかと考えさせられた。

 他の三国と違って文化レベルが高いとこういう嬉しい悩みも出てくる。昨日買った保存食にも期待しよう。

 宿を出てすぐ中央の大通りを歩く。通りにはまだ人は疎らで、そこから見えるどの飲食店にも朝飯を食べる人で賑わっている。

「少し早かったか?」

 そう呟いたが、門の前は馬車と人でいっぱいだった。

「ここは、活気が溢れていますね」

 後ろから聞こえてきたフェラルの声に、死に体のシレンディと比べるのも失礼な程だと思い適当に相槌を打とうとした時―

「これ全部死ねばいいのに」

 ボソリとそんな呟きが聞こえてくる。闇の深い巫女である。おかげで容姿は良い方なのに手を出そうとも思わない。ライムが型を取っているので問題はないが、たまには生身の人間の相手もしたい。

 ともあれ、門の前の行列に並び待つことしばし。俺達の番がやってくる。

 門の守衛に予め用意していた台詞を言い、手にした荷物を自分から見せつつ「嫁さんをおふくろに見せに行くんだ」と笑顔で隣のフェラルに目をやる。二人いた片方は露骨に面白くなさそうな顔をしたが、もう片方は笑って送り出してくれた。

 俺の演技も中々に上達してきたなと、守衛に手を振り早足にその場を離れる。軽装、徒歩で門をくぐる者も少なくないので、この町でよく見かける旅人が使う地味なマント姿のフェラルと商人姿は正解だったようだ。

 しばらく旅人に扮して帝都へと続く長い街道を列をなして移動する商隊の横を歩く。それから道が別れる度に人が少なくなっていく。

 昼過ぎには周囲には俺とフェラル、その後ろをゆっくりと走る馬車一台となっていた。

「馬車が邪魔だな…」

 小さくそうこぼすとリュックから反応があった。確かに今なら襲ってしまっても問題はなさそうである。ライムにも新鮮な肉が必要なので丁度良い。

 俺はフェラルに離れておくように指示を出し、道を引き返し馬車に近づく。すると馬車が止まりこちらの様子を窺うようにじっとしている。逃げだそうとしないことから警戒はされていないと見てどんどん近づく。距離はすぐに縮まり、フードを深めに被った御者の顔を見れるくらいに近づいた時、俺はそれに気がついた。

「…人形?」

 そう、御者の顔がまるで人形なのだ。肌の露出が顔以外にないので他はわからないが、顔の造形が明らかに人間ではない。その肌も人のものとは思えない。

「なんだこりゃ?」と首を傾げるとライムが俺の背中を三度叩いた。

 ヤバイのがいる―そう思った直後、危機感知のお守りが警報を鳴らし俺はライムの魔法で後方へ飛ばされる。

 土を盛り上げて射出するように飛ばされた俺は危なげなく地面に着地。正面の俺が先程までいた馬車には斬撃の跡がはっきりと残っていた。

「確か…ハスタニルの護衛の美人さん、だったよな?」

 奇襲の一撃を放った人物を見て声をかける。無表情でやや長身のプレートアーマーを身につけ、肩に一本の大剣を背負った金髪美女がロングソードを片手に立っていた。俺はすぐさま「鑑定」を使い相手の情報を読み取る。

 本名は「リスタリーナ・ジ・レイナンド」で偽名が「リスタナ」と出た。安直過ぎるだろうと思いつつも、その他の項目を確認し少し驚いてしまう。つい先日耳にした「犠牲」のギフトを持っていた。ハスタニルの腹心だそうだが詳細は「鑑定」二枚では不明。見てる余裕もないのでこれでよい。

(前にあの二人を鑑定した時はギフトを隠蔽されたが、今回はいけた。つまり連中は「鑑定能力なし」と報告したということか?)

 本当に皇子(弟)の情報がザル過ぎて不憫である。集めた情報を全部把握されてるのではないかと、その人材の無さを哀れんでしまう。

 無言のままでは問答無用で戦闘が始まりそうなのでとにかく思いついた言葉をかける。だが俺の「主人はいないのか?」という質問にも「私一人だ」とぶっきらぼうに返してくる。愛想がないのも個性だろうが、折角の美人が台無しである。

(あいつはこういうキツメ系の美人が好みなのだろうか?)

 ふとそんなことを考えるが、そんな余裕はすぐになくなる。

「『聖杯』をやったのはお前だな?」

「成り行き上仕方なく、な」

 隠しても仕方が無いので正直に返答する。互いの距離は10メートル程あるので危機感知のお守りが警報を鳴らしてからでも十分反応できる。

「お前は危険だ」

 消えてもらう、と淡々と続ける。

「ははっ、聖杯を倒した相手に勝てるとでも?」

「だからこそ、私以外には倒せない。だからこその、聖剣だ」

 そう言って手にしていたロングソードを投げ捨てると肩に背負った大剣に手をかける。ゆっくりと引きぬかれたその刀身の長さは大凡1メートル程で、何の飾り気もない実用性を重視したか無骨な大剣である。何よりも「聖剣」という響きにローレンタリアで変換した48億ポイントを思い出し「いよっしゃ!」と心の中でガッツポーズを取る。

(黒字待ったなし! あの話が本当なら「犠牲」の能力は大事な物を失うことで力を得る。単身で乗り込んで来た時点で能力を存分に活かすことはできない!)

 未知である聖剣の能力に警戒さえしていれば勝利は確実。そう思い不敵な笑みを浮かべる。だが、俺の目の前では予想外の事が起こる。

「我は願い、捧げる」

 そう言うと右手を顔に近づけ、指を伸ばし―


 自分の目をえぐり出した。


 何の躊躇いもなく行われた自傷行為に俺は呆然となる。

「代償を払い要求する。主と認めろ」

 その瞬間、その手にあった眼球が黒い霧になったかと思うと掻き消えた。更には血を流す左目があったくぼみが黒く染まっていく。そして、ガキンと音を立て、その手にある大剣が二つ割れる。二枚の刃が鍔の端まで動くと、その空いた空間に目が現れた。

 二又になった刀身の根本から覗く巨大な目。それがこちらをじっと見つめている。

(これが聖剣て…目玉がリアル過ぎてぶっちゃけキモイ)

 見つめ合ってもおしゃべりなど出来そうにないこの目玉聖剣に軽く嫌悪感を感じ一歩退く。念の為に「ウインドシールド」を三枚同時使用し、油断なく相手の出方を窺う。そう、油断はなかったはずだった。

 俺が注視していると目玉の瞳からズルリと赤い鏃のようなものが出て来た。血のように真っ赤な鏃が重力に従い地面に落ちたかと思いきや、土に触れる前にピタリと止まる。

「鎖?」

 これまた赤い鎖が鏃にはついていた。それがプラプラと揺れたかと思えばヘビのような動きで鎌首を持ち上げる。そして鏃の先がこちらに向き、ピタリと止まった直後―頭の中に警報が鳴り、鏃が凄まじい速さでこちらに向かってくる。

 十分な距離があったので俺の動きでも回避することができた。だが、事前に展開していたシールドが鎖に触れると同時に霧散する。

 違和感を覚えた俺は確認の為、鏃に対して「ファイアアロー」を使おうとしたがこちらは対象外。仕方なく本体に向けて放とうとするが、リスタリーナは俺の視線が鎖に向いてる隙に移動しており先程までの場所にいない。

 それを確認すると同時に再び警報が鳴ったかと思えば、すぐにそれは鳴り止み、同時に背後で金属がぶつかり合うような音が聞こえる。

「こいつがいたか…」

 舌打ちし、後ろに飛び退くリスタリーナをリュックから体の一部を出して迎撃したライムが土魔法で追撃する。だが地面から放たれた無数の棘は目玉から伸びた鎖が生き物のようにうねり、絡めとると霧のように散っていく。

 恐らくあの鎖は俺の予想通りの能力を持つ。そう判断すると出し惜しみをしている場合ではないと、聖剣にも鑑定を二枚使う。


 ラス・タラス・イル・ニーニヤ

「魔を喰らいて滅ぼすもの」という意味を持つ人造聖剣。魔力のみで構築されたものを分解する能力を持つ。


(まーた訳のわからない単語が出て来た! 何だよ「人造聖剣」て!)

 意味からすれば人が作った聖剣なのだろうが「人が作らない聖剣が存在するのかよ」と言いたくなる。かと言って三枚同時使用で出てくる長文を読んでいる暇もない。何より、深刻な問題が発生した。

(言葉の意味と先程の事象を照らし合わせれば、シールドを破壊したのは威力ではなく聖剣の能力で確定…「魔」というのは魔法や魔力を意味しそれを分解するということか)

 つまり、俺の主力である攻撃魔法のカードは全て聖剣の能力で「喰らう」対象となる可能性が高い。

(あれ? これもしかして滅茶苦茶面倒くさい相手じゃないか?)

 状況を冷静に分析する。どうも俺の攻撃の大半が無効化される恐れがある。鎖に触れた箇所が霧散することからストーム系の範囲攻撃を完全に無効化することは難しいだろうと予測するも自信がない。ダメージを与えるなら範囲攻撃、もしくは手数…最悪は召喚頼みとなる。もっとも、聖剣が厄介なだけであるなら打てる手はあるのでそう悲観するほどのことでもない。

「…なるほど。言うだけの力があるのは認めよう。だが最後に確認をさせてもらう」

 方針は決まったが、肝心の計画がない。時間稼ぎの意味も込めて話しかける。

「本気を見せる以上は必ず殺す。その覚悟がないなら失せろ。美人を殺すのは気が引けるからな、一度だけは見逃してやる」

 あくまでも自分が上位者であると振る舞う。警告に動じず、剣を構え直しリスタリーナは俺に向き合う。

(ま、そうなるわな)

 引いてくれればカードの消耗も抑えられたが、こうなることはわかっていた。

「わかった。お前を排除しよう。聞こえたな? 全力で行くぞ」

 俺の唯一の武器「魔法カード」…再使用時間の都合でその効果は圧倒的な能力を持つ者との戦いでは散発的なものになってしまう。それが理由で今回の戦いには不向きと言わざるを得ない。

 強力であっても連射はできない。これは俺にとって弱点であり、今回の戦いに至っては致命的と言える欠点だ。だがそれは一人で使うならば、だ。では、今ここに俺以外の誰がいるか?

 先の言葉はリュックの中にいるスライムに向けられた言葉である。それが意味することは―カードの使用を許可する―である。

 動体視力も、反射神経も、肉体能力も全て人並み…いや、魔力という概念のあるこの世界では最低である俺が使っても、果たして効果的に使えているか疑問に思っていた。

 これはその答えでもある。

 背中のリュックから這い出たライムが俺を覆っていく。その速度は速く、スライムの体が俺の顔を除く全てを覆うには十秒もかからなかった。これは武器であり、装甲であり、偽装でもある。

「さあ、始めようか」

 流石にこれは予想できなかったのだろう。警戒を露わにするリスタリーナに俺は悠然と開始を告げた。

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