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第18話
 ルークに続き、リビアとシャンヌもカジノのフロアへと目指していた。中に入るとその広さに唖然とする。

「うわ〜〜〜!お城みたい〜〜!」

「私、まだお城とか行ったことないけど、きっとこんな感じよね?シャンヌはお城、行ったことあるんだ?」

「あ・・・・うん・・・。ちょっと、ね」

 しどろもどろで答えるシャンヌを少し不思議に思いながらも、リビアは話題を変えた。

「で、どこに行く?8階までしか行けないけどね」

「んじゃあ・・・まずは6階!」

「おっけー」

 箱型の上下に動く乗り物に乗り、リビアは6階のボタンを押すと、足元のパネルを踏んだ。ぐんっと箱が二人とそのほかの客を乗せてあがっていく。

「うわ〜!見て!湖が全部見える〜!」

 窓からは地上がどんどん遠ざかっていく風景が見られた。正面玄関は左手に、右手の隅のほうではまだ警備員とシースネイルとの格闘が見て取れた。

「あのおじさんたち、まだやってるよ?」

「ほんとね、ダイジョーブなのかな?」

 シャンヌもガラスにぺたっと頬をつけ、その様子を見ている。と、

チンっ

 軽快な音と共に、箱の扉が開いた。

「お嬢さんたち、6階じゃないのかね?」

「あ、はい。降ります。教えてくださってありがとうございました」

 リビアは丁寧に紳士にお礼を言うとシャンヌをつれて、そそくさとその箱から降りた。箱はまた、ぐんと上へ上がっていく。

「・・・やっぱみんなもっと上なんだよね」

「いいんじゃない?私たちはこっちのほうがあってるって」

 にこっと笑うと、シャンヌは「そうだよね!」と笑い返してきた。そして、リビアの手をぎゅっと握る。

「迷子になったら困るから、手、つないでて良い?」

「いいよ。なんか妹が出来たみたい」

 くすっと笑うリビア。少し恥ずかしそうに微笑むシャンヌを見て、女のリビアでも可愛いと思ってしまう。

(やっぱり女の子はこういう可愛らしいお人形さんみたいなのがモテるのかなぁ・・・)

 柔らかな手を握り締めたまま、リビアがそんなことを考えていると

「あ!あそこにルークがいるよ!行ってみようよ!」

 と、開いている手でそこを指差しながらシャンヌが言った。リビアもつられ、そこを見ると、カードのテーブルでしかめっ面をしているルークの姿が。

「あの顔は・・・負けてるね」

 リビアの笑いを含んだ物言いに、シャンヌは感心する。

「さすが、幼馴染〜!顔で分かっちゃうの?」

「ま、付き合い長いからね。って、シャンヌ。変な意味の付き合いじゃないからね!」

「分かってるよぉ」

 ケラケラと笑いながら、リビアとシャンヌはルークの<ブラック・ジャック>のテーブルに行った。
 
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