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プロローグ
       
 嫌な思いはいっぱいした方だと思う。でもそれは特別に自分だけじゃないし、他の人はもっとひどい目にあっている事も知っている。
 それに誰かがいつでも助けてくれるから、育ちに恵まれなかった割には幸せだったのだと感じている。

 不幸比べは無駄だからしない。

 だから嫌な事は忘れる。

 私にはいい友達もいて、学校も楽しかった。勉強はまあまあだったけど、部活は普通以上に満喫できた。
 就職して、仕事も順調。スタッフは良い人たちばっかりだし、お客さんも喜んでくれていると思う。資格試験も通って、今の世の中で失業しても食っていける自信はある。

 だから今の自分はそれなりに幸せだと思う。

 言い忘れたけど、人並みに恋をした事もある。クレイジーラブを地でいって、何もかもぶち壊した。若気の至りってヤツね。それがどんなに惨めな結果を残したかだなんて、話したくない。それほど熱い恋をした。

 だからもうこれ以上の人生なんか望んじゃいない。

 だからもうかまわないで。いいから。私は独りがいいの。
 放っといて。大丈夫だから。寂しいなんて、子供の言う事だから。

 だってそうでしょう?取り残されるより、自分が選んで独りの方が踏ん切りがつくってモノだから。

                    Left Alone        つづく
書きたくてしょうがなかったお話です。書けるって、嬉しい!!
               NEWVEL    


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