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ポイントカードの罠

作者:馳河
「ちょっと店員さん!!この表示、ちょおおおおっとおかしいんじゃないですかぁ!!?」。深夜のコンビニエンスストア、男性客が男性店員にいちゃもんをつけた。

「はい、どのようなご用件でしょうか」。「だからさあぁぁぁ!!この!!ポイントカードのよぉ!ポイントの貯め方と使い方の説明がっ、おかしいんじゃねぇかっていってんだよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」。「と、言いますと?」。「ここによぉ、ポイントの貯め方として、『100円イコール1ポイント』って書いてあるだろ。んでよ、こっちのよ、ポイントの使い方にはよ、『1ポイント=1円』って書いてあんだよ。いや、分かるよ。100円使ったら1ポイント貯まって、その1ポイントは1円の価値に換算して使えるってことは、いくら馬鹿な俺でも分かるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!……。俺が言いたいのはな?『100円=1ポイント』って表示は、100円と1ポイント・・・・・・・・・・が同等の価値・・・・・・であることを表しているだろ?それから、『1ポイント=1円』って表示は、1ポイントと1円が・・・・・・・・・同等の価値・・・・・であることを表しているだろ?ってことは、ってことはだよ。俺はいまから一番大事なことを言うぞ?いいか?耳の穴かっぽじってよぉく聞けよな?この、『100円=1ポイント』の表示と、『1ポイント=1円』の表示だけ・・見たらよぉ、『100円=1円・・・・・・・』って式が成り立っちまうだろうがっ!この、馬鹿野郎があああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」。「……。確かに、そのようですね」。「どぅええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!???えっ、それだけ!!!?俺がこんなに熱弁を振るったのに、反応がそれだけぇぇぇ!!!??ちょっと待ってくれよ、俺は今、窮地に立たされているんだよ。俺はこのポイントカードを使いたいのによ、カードの説明にのっとったら、財布の中の1000円が、たったの10円になっちゃうんだよおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!????これ一大事でしょおおおおぉぉぉぉ!!!!!!店員さぁん!!俺に納得のいく説明をしておくれよおおおおぉぉぉぉ!!!!!!」。「はあ、それで、何か問題があるのでしょうか」。「はああああぁぁぁぁぁいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!????問題しかないでしょうがあぁぁぁぁぁ!!!!!たったの10円でどうやって買い物すればいいのよっ!!せいぜいう〇い棒ぐらいしか買えないわよっ!!あたしう〇い棒好きだからいいけどっ!!って俺は何でオカマっぽくなってんだよ馬鹿野郎おおおぉぉぉぉ!!!!!!」。「お客様が申します通り、『100円=1円』という式が成り立つならば、100円は1円と同等の価値になりますが、同時に1円は100円と・・・・・・・・同等の価値・・・・・になります。さすれば、お客様がう〇い棒を買おうとしている10円が、100倍の価値に膨れ上がって還元されますが、いかがいたしますか」。「……。なんだよ、冷静に考えてみれば、その通りじゃねぇかよおおおおおぉぉぉぉぉぉ
!!!!!!お金の価値が変らないならよぉ、普通にポイントカード使いますよおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」。「お買い上げ、ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております」。店員は、男性客に丁寧なお辞儀をした。

「おう、また来るよっ!!」。男性客は、1000円分のう〇い棒が詰められた袋を掲げて、意気揚揚いきようようとコンビニを出ていったという。












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