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27話→惚れ薬の驚異!〜中途〜


「・・・・腹減った」


いつの間にか熟睡していた俺は空腹で目が覚めた。


木の影から周りをそーっと覗くと生徒がわりかし居るみたいだから、現在は昼休みなのだろう。


学食に食べに行きたいが誰かと会ってしまう危険がある。


それに、今は木の影に隠れていて見つかってないが、移動しようと木の影から出たとたん他の生徒に見つかってしまう危険もある。


今日の授業はさぼったのだ。
同じクラスのやつに会いたくない。


ぐぅぅ〜。


「やべ、まじ腹減った。」

そう呟いた俺は、なんとかして昼飯を調達できないか考える。


(そういえば、今昼休みだよな?ってことは・・・・・・)


俺は慎重に木の影から出ると堂々と自分の部屋にむかう。


ここでビクビクしてたら俺を知らない生徒からも怪しまれるしな。










「ふぃ〜うまかったぁ」


何度かクラスメイトに遭遇しそうになったが、なんとか切り抜けた。


で、部屋に戻ってきて昼飯を食べて一休みしているところだ。


昼休みってことはまだ学校に行ってるはずのアリス達は部屋に居るはずがないし、メイドさん達は朝飯しか作りにこない。


つまり、一番安全なのは自分の部屋ってわけですよ。

(さて、これからどうするか・・・・)


昼飯を食べたはいいが、暇すぎる。
さっきまで寝てたせいか眠気はまったくない。


「そういや、今日は実演学があったな」


実演学の授業は生徒同士が魔法を使った実技訓練をする授業だ。


見てるだけで楽しめるし、いい暇潰しにもなる。


都合のいいことに、実技場の周辺には隠れるとこが結構あるし行ってみるか。









「うわぁ。グリム達モテモテだなぁ」


俺は、授業が始まる前に実技場でみんなに見つからないような所を探して隠れた。


そうしてるうちに、女の子をたくさん後ろに引き連れてげっそりした顔をしているグリムとケンが実技場に来た。


「あの二人、苦労してんなぁ」


惚れ薬というものを作った張本人の俺はグリムとケンに憐れみの視線を送る。


実技訓練は見るだけで魔法の勉強になり、俺たちのクラスは魔力が一定以上のやつしかいない。


つまり、他のクラスが授業の一環として見にくることがあるのは知ってた。


しかしなんだろう。


なぜよりにもよってルミナスのクラスが来るのだろうか。


たぶんルミナスに見つかったら確実に襲われるだろう。


神様って残酷だよね・・・・・・


と、俺が神様を否定しているうちに俺のクラスのやつらが全員集合して整列していた。


全員といっても俺はいないが。


エレナ先生が指示をすると、生徒が二人実技場の中央付近まで歩き向かい合って距離をとる。


エレナ先生の合図と同時に二人は魔法を展開していい感じに戦っている。


その実技場の片隅では、別の意味で戦っているグリムとケンがいるが、まぁ気にしないでおこうか。


最初の組が終わり次の組が出てくる。


あれは、アリスとチョコか。


二人は前の組と同じように定位置につくと、エレナ先生の合図で魔法を展開する。


チョコはさすが王族と言ったところか。
前の組とは展開のスピードとか色々と質が違う。


それに優っているアリスも凄すぎる。


たぶん俺なんて瞬殺されてしまうだろうな。


俺は二人の勝負を感嘆しながら眺めていた。


「はわぁっ!?」


集中していた俺の耳に誰かの息があたる。


恐る恐る振り向くとルミナスが立っていた。


「な、なんでここに?」


頬を引きつらせながら質問する俺にニコニコと笑顔を向けているルミナス。


「だって、はーくんの匂いがしたから」


匂いって何ですか?


そういえば猫と魔族のハーフだったな。


人よりは少し鼻がいいかもしれないが普通は気付くはずないよな。


「匂いって、そんなわけないだろ?」


俺の言葉にえへへ〜と笑うルミナス。


「なんとなくはーくんが居る気がして来てみたら、はーくんが居たからびっくりしました。」


なるほど、なんとなくね。

なんとなくで分かるのか?どんな超能力だよ。


「まぁいいや。つか授業中なんでしょ?戻った方がよくない?」


俺の言葉に眉をひそめるルミナス。


「はーくんも授業ですよね?」


そういえば俺のクラスは目の前で授業してるし、俺がこんなとこにいるのもオカシイよな。


「お、俺はサボりだから」

「私もサボります」


「な、何で!?」


ルミナスはやっぱアホな子だ。


授業はさぼっちゃダメだよ?
人のこと言えないが。


「だって、はーくんとお弁当食べようと思ったら教室に居なかったし・・・・」

まぁ、昼飯は部屋に戻って食べたからな。


「だからって、何で・・・・」


「はーくんともっと一緒に居たいんです。・・・・・・・・・ダメ?」


上目遣い自重しろぉ!!


思わず「いいよ」って即答してしまうところだったじゃないか。


「ダメだよ・・・・って何近づいてきてんだよ!?ちょ、離れてぇ」


後ろに下がれば実技場に出てしまうので動けない。


それをいいことに自分の体をスリスリ寄せてくるルミナス。


そういや、まだ惚れ薬が効いてたんだった・・・・・・


「る、ルミナス、お前、あれだよ、危ないから近づかないでくれ」


「はーくん、私、なんか・・・・・・」


ルミナスが不意に足払いをかけてくる。


俺は見事に倒れてしまった。


ルミナスは倒れた俺に乗っかってくる。


「はーくん、だぁいすきだょ・・・・・・」


ルミナスは、俺の唇に自分の唇をそっとあててくる。

ファーストキスとセカンドキス両方ともルミナスに奪われてしまった・・・・・・


なかなか唇を離そうとしないルミナスは、俺の唇を舌でつついてくる。


こ、これはディープキスを誘ってるのか?


「はーくん?」


ルミナスは一旦顔をあげると首を傾げる。


「る、ルミナス。い、いいきなりキスとかどうしたんだ?」


俺はどうやってルミナスを退けるか考えながら質問する。


「ごめんなさい。でも、なんか、抑えきれなくて」


ルミナスが目を潤ませながら俺を見つめてくる。


「いや、別に構わないんだーーーーーーーー」


俺の言葉はルミナスの再びのキスに遮られる。


「んぅ・・・・」


またまたディープキスをしようと舌を出してきた。


俺も男だ。
据え膳食わぬはなんとやら。


俺はルミナスの舌を自分の舌に絡める。


30秒くらいキスを続けるとルミナスがゆっくり唇を離す。


「はぁ、はぁ・・・・はーくん・・・・・・」


息を乱しながら俺を見下ろすルミナス。


えろいよぉ、何?このエロゲ的体験。


惚れ薬作ってよかったなぁ。
などと思ってしまった俺を許してくれるよね?


「はーくん、私、もっと、はーくんを・・・・」


制服のリボンを解き始めるルミナス。


ちょ、キスの先はまだ早いよ!?
惚れ薬やっぱいらないよ!!


「・・・・・・あっ!?」

ルミナスの後ろに誰か立っている。


そうだな。
なんて説明しようかこの状況。


俺の視線に気づいたのかルミナスが後ろを振り返り睨む。


「・・・・ルナ、何してんの?」


俺の言葉に、目を鋭く細めるルナ。


「死ね!!」


ルナはそう呟くと大声で先生を呼んだ。


この状況・・・・・・・・・最悪なんですけど。
惚れ薬もうちょっと続けますね〜         画像添付のやり方わかる人いたら教えてもらいたいんですけど・・・・誰か居ませんかね?w


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