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少女シリーズ

歯医者

作者:佐野すみれ
また衝動的に突然浮かび上がってしまったので、かなり、しょうもない、文章です(汗)

それでも、少しでも楽しんで頂けたら、物凄く歓喜の極みです。
少女は、歯医者というものがとてつもなく苦手です。

決して、怖いというわけではないのです。
本当に、苦手というだけなのです。

何故、少女が歯医者というものを、恐れこそしないけれど、苦手なのかといいますと、人前で長い時間、大口を広げて、()つ他人に自分の口内を、身体の中を(いじ)られるというのが、少女には、とても耐え難く、とても信じられない恥ずかしいことに思えるのです。

たとえ、この、口を開けさせ、その中を弄るという行為が、治療である医療行為だと分かっていても、少女には、どうしても、他人が自分の体内をのぞきみて、あまつさえ、手を施されるなど、一種の蹂躙(じゅうりん)ではないかと抗議したくなるのです。

けれど、少女の異議申し立ては、きっと認めてもらえることはないのでしょう。

だって、この歯医者という人物が行うことは、世間的には疑いようもなく、(れっき)とした医療行為なのですから。

少女は必死に嫌と抵抗します。
あんな(はずか)しめを受けるくらいなら、このまま口内を(むしば)まれている方が、余程ましだわ!と、心の中で叫び続けますが、少女の願いは(むな)しくも聞き入れられることはなく、少女はあっという間に歯医者に連れて行かれると、そのまま治療室へと通されてしまいました。

椅子に座らせられ、椅子を倒されて仰向けにさせられた瞬間、少女は抵抗するのを諦めました。
ただただ、少女は暗澹(あんたん)たる気持ちを抱きながら、診療台の上で眩しく光る灯りを、目を細めながら見つめて、こう心の中で呟きました。

(あぁ。これから、この世で一番の辱しめを受けさせられる拷問が始まるわ…)

少女の側に、顔をマスクで覆った男性が近づいてきました。

「それじゃ、これから悪いところを治してあげるから、口を開いてくれるかな?」

男性はマスクで顔を覆っているので、ちゃんとした表情はよく分かりませんが、唯一表情として認知できる目だけを如何(いか)にも、自分のこれからすることは、決して拷問などではなく、医療行為という君の悪いところを救う術なんだよ。と、微笑みながら言っていました。

少女は、観念して、口を大きく開きます。

マスクの男性は、少女が素直に言うことをきいたその行動に、満足の笑みを瞳に浮かべると、少女の口内を繁々と眺めました。

少女は、もう恥ずかしくて、嫌で嫌で仕方がありませんが、こうなってしまった以上、最早打つ手はなく、ただ、じっと、されるがままに、思うがままにされているしかないのです。

(あぁ…どうか一秒でも早く、この拷問時間が終わりますように)

少女が目を瞑り、そう祈った瞬間に、激しい機械音が、金属が削れるような、(けたた)ましい音が鳴り響きました。

─ギュィィィィィィン…

さぁ、拷問(ちりょう)開始です。
自己評価ではありますが、真面目なことをわりと思いつくようになったと思ったら、突然これです。
嫌になりますね(汗)

恥ずかしい拷問(ちりょう)を避けるためにも、歯磨きはしっかりしないとですね。

ここまでお付き合いくださった方がおりましたら、本当にありがとうございました!(汗)

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