5.私は…
水野樹清、私達は彼を試す事にした。
偶然であると思うがそれなりに魔法の腕を持ち、
私たちの活動と似ていることをしている。
それなら早いうちにこちらに引き込もうと考えられたのだ。
水野樹清には簡単な事件を解決してもらう。
だから私がこの事件を解決する事は禁じられている。
水野樹清が解決してくれる事を待つしかないのだ。
こんな簡単な事件にどれだけ時間をかけるつもりか。
挙句の果てには怪我人まで出して。
彼女が傷つく必要はなかったし、傷つけずにすんだはずだ。
少なくとも私が助けに入ることが出来たら彼女は・・・。
いや、済んでしまったことを悔やんでも何も変わらない。
私はこの事件がもうすぐ解決すると考えている。
正体不明の何者かが水野樹清に接触して導いているからだ。
予想外ではあったが問題ではない。
そのおかげで水野樹清が事件を
解決できないという可能性はなくなったのだから。
これを機に水野樹清には成長してもらいたい。
最後にこれは正規の報告書ではなく私的な日記のようなものである。
提出する報告書には別の事を書いておくつもりだ。
できたら私は計画通りに進まないとしても
流れに任せるべきだと思っている。
たぶん本当の事を報告すれば排除されてしまう人物もいるだろうから。
それに私は言われたとおりレールの上を走るのはあまり好きではない。
だっておもしろくないだろう?言いなりになるだけでは。 |