THE END ”AMIDA”
―夜明けー
さ、行くか。
今日こそ現実世界に戻る!
まっすぐ続く道を、
まっすぐな気持ちで
まっすぐ進んだ。
欲を言えば、皆を帰してほしい。
この”AMIDA”の意味も、やつから聞かなきゃならない。
俺は、いろんなことを胸にしまいこみ、ただひたすら前に向かって歩いた。
今、この世界にいるのは、俺と堀口だけだ。
―到着―
「さぁ!出てこいよ!ダーク・デビル!」
「ふふふ、やっぱりきたね。」
「どうした?こっちは準備OKだぜ!」
「武器はどうしたんだい?」
「武器は、置いてきた!」
「どうしてだい?」
そう、俺が何故武器を持ってこなかったかと言うとーー
今朝、いきなり電気がついて、中から、例の化け物が飛び立ち、その後消滅したから。
「そっちこそ、ダーク・デビルを早く出せよ」
「ふふ、わかったからあせるなよ。バーカ。」
「ちっ、てめぇ、おぼえとけや。」
「これに、見覚えはあるだろ?」
「何?」
「£жШдЮゞбЙгЩ¶!!」
「・・・何語ですか!?」
「いでよ!ダーク・デビル!」
「最終的に日本語!?」
ブー・・・ン・・・。
「グオオォォォォォォアアァァアァァァァァァアァァ!!」
こ・・・こいつは!
「こいつは・・・!」
「そうだ、テレビの化け物だよ。よし、あいつを殺れ。」
「そんな・・・。」
「グアアァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
一瞬で俺はやつに捕まった。
メキメキ・・・ミシッ・・・ゴキ!
「うあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「最後に・・・君だけに言おう。」
「・・・!?」
「もしかりに、君が、こいつを倒しても、僕は君を殺していた。」
「な・・・。」
「これから、僕は、死神ギャスティアからもらったこの力で、地球を滅ぼす。
君達は、僕のこの力の、練習相手に過ぎなかった。」
「・・・・!」
ミシミシ・・・メキ・・・
「ぐあぁ・・・」
「高田・・・君だけは僕に優しく接してくれた。君がいたから
僕は今までやっていけたんだ・・・。」
「じゃあ・・・なんでこんなこと・・・お前が・・・?」
「君だけじゃあ、僕は生きていけない・・・。親からも・・・友からも・・・
先生からも・・・僕は全ての人に見放された。そんな僕を誰が必要とする!?」
「・・・堀口」
「そんな苦しい時にギャスティアから、この力を授かった。僕はこの地球を滅ぼし、
その後に僕も死ぬ。」
「お前・・・バカだろ。」
「な・・・!」
「お前の周りのやつが嫌だったんなら、お前が勝手に自殺でもすれば、俺の望む生活が
できたのに。」
「なんでおれが・・・。」
「・・・すまん、言い過ぎた。さ、早く殺せ。」
「・・・・。」
「どうした?」
「くそ!」
「・・・?」
「やはり、できない!」
『約束が違うな』
この声は・・・!?
「ギャ・・・ギャスティア!」
『お前は私の代わりに地球を滅すといったはずだが・・・』
「すまない、ギャスティア。僕にはやっぱりそんなこと・・・。」
『黙れ』
「・・・・!!」
『そこのお前は筋がいいな・・・よし・・・ハッ!」
「グオアァァァァァァァァ!」
「な・・・ダーク・デビルが・・・!」
消滅した!
『私と一緒に行かないか?』
そういったのと同時に堀口が現れた。
「く・・・そ・・・!」
「堀口!大丈夫か!?」
「あぁ・・・ありがとう・・・畜生ォ!」
死神も現れた。
『さぁ、どうだ?来ないのか?』
「おれは・・・」
「・・・高田」
「・・・なんだ?」
「君が望む世界・・・か。(何とか僕の力で)」
「え?なんて言った?」
「こいつの答えはNOだ!さぁ、殺してみろ!」
「堀口・・・。あぁ、そうだ!さっさと殺せ!」
『いいだろう、やはり人間などに頼らず、自分の力でやればよかったな・・・。』
『フンッ!』
俺達は、大きな光に包まれた。
「う・・・ん」
ここはどこだ?
「あれ・・・ここは?」
俺の部屋だ。
「夢・・・だったのか?」
「お〜い!武士〜!」
こ・・・この声は!
俺は、部屋の窓を勢いよく開けた。
「さ・・・さ・・・桜庭ぁ!生きてたのか!?」
「何ねぼけてんだよ!ほら、さっさとしないと遅れるぞ!」
「あ・・・あぁ!」
やっぱり・・・夢だったんだ!
「ゴメンゴメン!」
「おっせーよ!さ、行くぞ!」
ザワザワ・・・
「はいじゃあ、みんなバスに乗ってくださーい!」
・・・あれ、そういえば堀口は!?
「はい、じゃあ風邪で休みの堀口君以外・・・」
休み・・・まさか!?
『心配しなくても大丈夫だよ』
!!
「堀口!?」
「え・・・えぇ、堀口君は休みだよ・・・。」
クスクス・・・
『僕の声は君にしか聞こえないよ」
・・・!
『君はもう死んでいるよ。』
『じゃ・・・じゃあ、何で今・・・』
『僕の力で、君を3日間夢の世界で生かすんだ』
『な・・・!?』
『そう、あれは夢じゃなかったんだ。もう僕たちの地球はないんだ』
『・・・!』
『3日間・・・楽しんでね・・・』
『あぁ・・・』
『死神に殺された僕たちは、一生の地獄が待っている。だから、それまでの間・・・
幸せに・・・僕は、もう捕まっちゃった。君は安全だよ。』
『・・・ありがとう』
1日目・・・
修学旅行先で、色々見て回った。
夜・・・
うまいものいっぱい食べて、たくさん遊んで、夜更かしをした。
2日目・・・
班別自由行動で、名物などを見たり、買ったりした。
夜・・・
内田を呼び出した。
「何?話って?」
「内田・・・俺、お前のことが・・・」
「・・・あ」
「好きです!つくっ、付き合ってください!」
「・・・ぷっ、噛んでやんの!」
「・・・・!」
「いいよ、別に」
うおっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
キタァァァァァァァ!!
3日目・・・最終日・・・
個別自由行動で、内田と一緒に見て回った。
とても楽しい。
どうか、終わらないでほしい・・・。
そして、夕方・・・
帰りのバスで、富山まで帰った。
家に帰って、すぐに眠ってしまった。
「もうすこし・・・もうすこ・・・し・・・だけ・・・」
・・・・・ここは?
真っ暗だ。
何も見えない・・・。
動けない・・・。
誰か助けて・・・。
ここが・・・地獄?
あぁ・・・誰かが来た・・・。
痛い・・・だが、どこをやられているのかわからない・・・。
痛い。
あぁ・・・。
・・・ここは?
痛みがない?
また誰かが来た・・・。
痛い・・・まただ、どこをやられているのか・・・。
ここは・・・またか・・・。
もういやだ・・・やめてくれ・・・
痛い・・・痛いよ・・・
・・・またか。
もうやめてくれよ・・・
いつまで続くんだ・・・
『一生の地獄が待っている』か・・・。
一生か・・・。
死にたい・・・
あぁ、なんで俺がこんなめに・・・
痛いよぉ・・・
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