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真冬の子犬

作者:美兎
この作品は、私が中学の時に書いたオリジナル絵本で園児たちに読み聞かせたものです!それを小説にしてみました!
大都会の暗い夜アスファルトは、大雪の影響で白く染まっている。その大雪のせいか車の通りも悪く数は少ない。

そして、何より寒かった。
気温は恐らくマイナスであろう。


そんな、人間でも凍え死にそうな大都会の夜
ある路地に一個の段ボールが落ちていて私は何故であろうか?吸い込まれてしまったのである。


「………きゃぅぅん」


今すぐにでも、死んでしまいそうな小さな小さな白い毛の子犬が一匹

「捨て犬?」子犬には、緑色のマフラーが巻かれており段ボールの下には毛布と座布団が置いてあった。


捨て犬に間違いはない。
私は、わざわざこんな日に子犬を捨てる元、飼い主に腹が立ちながらも子犬を抱え真っ白なアスファルトを走った。


今、助けるからね


今、暖かい場所に連れて行くからね!


とただ、この子を助けたいという思いで走った。


ここから、家はそう遠くない。大丈夫。


きっと、助かる。



そう思っていると、真冬にも関わらず黒い蝶が横切る。


「真冬に蝶?」


私は、ふと疑問抱きながらも走っていると足を滑らし滑りながら転んだ。しかし、滑った先は道路のど真ん中、「何故ーー滑り転んだだけなのに、こんなところにいるの?」私はよく分からないままトラックに跳ねられる。

雪の影響で、車の通りが悪く少ないのにも関わらず運が悪かった。


「ごめんね……真冬」


真冬、この子犬に付けようと考えていた名前



病院の匂いがした。
私は死ぬのかな?


「雪奈!雪奈」


お母さんの声、どうやら私は生きているみたい


「雪奈が起きたわ!」
「雪奈、雪奈良かった……覚えてるか?お前お父さんとお母さんで山登りをしたとき崖から落ちて……落ちて」
「お父さんったら、今はそんな事いいのよ」
「そ、そうだな母さん」


山登り?崖から落ちた?


私は、トラックに跳ねられて……。


真冬に蝶?夢?


あの、子犬は?


「お父さん、お母さん、子犬 家にいる?」
「……いるわよ、雪奈が退院して家に帰ったら喜ぶだろうと思って昨日家に連れて帰ったの」


「退院祝い……?」
「そうよ、真冬って名前は勝手につけちゃったけどね」


真冬……。
そうか……貴方が私を起こしてくれたのね。


「それにしても、良かったわ……目が覚めるだなんて」
「本当に!もう目が覚める事はないって言われてたんだぞ……!」


目覚める事がない。と言われた私を




しかし、この日の夜
夏にも関わらず大雪が降った。


私は、妙な気分になりながらも三日後の退院を待ち遠しく思いつつ雪を眺める。


「真冬に早く会いたい」
その気持ちもあった。




「本当に、良かった」
「そうね、目が覚めるだなんて。正直まだ信じられない」
雪奈の父は、軽自動車を運転しながら妻と会話をする。会話の初めは、「夏なのに雪」という話題だったが「これも、真冬が喜んでいるだわ」と適当に話を流し「雪奈が目を覚ました」事の喜びの話となった。


雪奈の父と母は、喜びの感情に溢れている。
しかし、ふと父は何かに気を取られた。


「雪」と「蝶」妙な組み合わせながらも夏に降った雪だから見る事ができた光景。


それも、黒い蝶だ。父はふと見惚れていると赤の信号に気づかず母は「止まって!!!」も叫ぶ!


しかし、ブレーキは間に合わず赤信号に飛び出してしまいトラックに跳ねられた。


二人の乗っている、軽自動車は押しつぶされ二人は、意識が途絶えていた。




「昨日の夜パパとママがトラックに跳ねられた!?」
「大変、危ない状態のようです」



私は、気づいた。あの日みた夢の意味を
トラックに跳ねられたのは私ではなく、ママ
そして、あの子犬はパパだ。


パパは、決まって冬には緑色のマフラーをしていた……。



だから、昨日の夜 夏にも関わらずありえない大雪に胸騒ぎがしたんだ。


………。
真冬の子犬……の夢


突然、母ママによって飼われた子犬
そして、子犬の名前は真冬


夢の母が、呼んだいた子犬の名前も真冬


全て、あの子犬が仕組んだ呪い。



私は、そう考える事しか出来なくなっていた。


母が退院祝いに飼った犬ではない退院呪いの犬じゃない……。
前書きに、あんな事を書きましたが実際の話は女の子が真冬を拾またところまででその後家に連れ帰りハッピーエンド風です。その後、どうなったのかなんとなくわかるような絵にはしましたが園児たちが気づくはずがあるまい!

今思えば、中学生の頃の私
園児たちに、こんな話を読ませるなんて何を考えてたんだーっての……。

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