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魔王覚醒

 いま、人生最大の分岐点に立っている。至極単純にして究極の二択、左右の道の選択である。うん、もう時間がないのはわかっているのだ。でもね、命かかっているんですよ、僕だって。なんで命がかかっているって?だってねぇ、後ろの道がね、燃えてるのよ。ハハハハハ、どうしてこうなったかって?そんなの僕も知らん!僕が安全だと思ったところがことごとく潰されていく。もうどうしたらいいんだろう?とりあえず右の道へ行こうかと思って曲がった先にいたのは、大量の蜘蛛の死骸と両手の指じゃ利かない数の人の姿。最初に僕が覚えた感情は久しぶりに人間にあった喜びではなく、猛烈な殺意を伴う怒りだった。おそらくこことは反対の道も同じような惨状ができているのだろう。僕が迷っている間にすべての蜘蛛が文字通り蜘蛛の子を散らして逃げて行っていたから.....

 なんでこんなに理不尽な目に合わなければならないんだろうか?世界はどうしてここまで冷たいのだろうか?なぜ相手の都合でこちらがやられなければならないのか?それは俺が弱いからだ。ならばこんな世界強くなってぶっ壊してやる!

 

 閃光 

 

 そこには先ほどとは変わらない、けれどどことなく禍々しい雰囲気をまとった俺がいる。気になって鑑定してみれば真っ白だったはずのステータス画面の背景が赤く染まっていき、「Welcome to Road to the devil」

の文字が浮かび上がる。そしてステータスの文字がどんどん増えていった。

個体名 名無し(黒木都色)HP90,200 MP85,066 SP100,0770 平均攻撃能力89,304 平均防御能力87,055 平均魔法能力90,022 平均抵抗能力

103,000 平均速度能力150,660 skill[暴虐][物理無効][魔法無効][スキルキャンセル][魔術極][Change Fate]

[覇道] 称号[魔王][魔術の始祖][孤高なるもの][絶対なるもの]

 なんかバケモンじゃね?って怒り心頭の時、なけなしの理性で思ったことは黙っておく。そこから始まったのはもはや戦いではなく蹂躙だった。

なんか書いてるとき一番楽しかった!

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