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ホンネとタテマエ

作者:癸 那音
どうも。
すとむみずみです。
よろしくお願い致します。
「ブスッ!!」
 あいつは私を見る度にそう言う。友達の女の子達は、何か言い返せばいいのに、というけど、私はあいつに何も言わない。そして結局は、友達があいつに言い返すんだ。
「ちょっと、岩沢!! 人にブスブス言う前に鏡を見なさいよ!!」
「そーよ、あんたの方がブサイクよ」
 こんな具合だ。
 で、あいつはというと、
「うるせー、おまえらにはゆってねーだろー」
 と言い返す。
 あいつは、他の子にはブスって言わない。どうしてだろう。



 『次の算数で、新しく問題集を配るから、小島さん、この段ボールを教室までもっていってくれないかな。』
 と先生に言われたから、私は三十人分のテキストが入った重い段ボールを教室まで運んでいた。
 ――事件は、その途中、ろうかで起こった。
「おい、ブスッ!!」
 あいつが声をかけてきた。
「おい、聞いてんのか!? 小島!!」
「最初から名前で呼んでよ!」
「うるせー、ブスをブスって呼んで何が悪い」
 このやりとりも、もう何回目になるかな。
「……で、何? 何か用?」
「用があるから呼んだに決まってんだろ。考えろ、ブスッ!!」
 もう少し角のたたない言葉を選べないものだろうか。
 まあ、こいつのこんな態度にはなれてるけど。
「用って何よ」
「そ、その段ボール重いだろ。俺が持ってってやるよ」
 そういって無理やり私から段ボールを奪いとった。あまりに予想外の展開に、私の目は点になった。と思う、多分。
 っていうか、顔近いんですけど。
「い、いーよ、私が頼まれたんだし」
「うるせぇ。もってってやるって言ってんだから、そうさせればいいんだっ」
「何であんたがそういう事するの? 頭打った?」
「う、うるせぇっ。おまえがリキんだら、もっとブスな顔になるんだよ、ブスッ!!」
 なんか知らないけど、照れたあいつの顔はかわいかった。
 ――? かわいかった? ないないない、こいつに限ってかわいかったなんて、絶対にないっ!!
読んでいただきありがとうございました。
今回は素直になれない感じを書いてみました。ちなみに小学生です←算数ってあったじゃん
感想、アドバイス等々ぜひぜひ。

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