あとがき
この荒唐無稽、はちゃめちゃな物語を最後まで読んでくださって、誠にありがとうございます。
心からの感謝をあなたに捧げます。
「ヤクザが女装したらおもしろくない?」
本当にそれだけで書き出したこの女装天女ですが、いざはじめてみると、洋一とシンをはじめ、玲たちイレギュラーズや雄五郎に凜、そして悪役を書くのが苦手なのに出てきてしまった義隆に雄也、残念な子ではない火女にマスターこと尾形まで登場して、中盤からは勝手に暴走する始末。
そして60ページくらいのお話という初期構想を、はるかに上まわる長いものになってしまいました。
アクションが苦手だったので、それを克服ということで頑張ってみたら、ハマって好きになってしまったという、うれしいおまけまでついてきた、ありがたい作品でもあります。
とにかく、どのキャラも好きでハマりこんでしまい、ラストを書き終えた時、ものすごい喪失感に悲しくなったほどでした。
稚拙ですが、その時に持っていたもの、そして好きな要素をすべてぶち込んだ。
そんな力いっぱいな一つの区切りになった物語です。
笑って泣ける、そして読み終わって、さっぱりとかすっきりしたものを感じてもらえれば……
そんな私の試みが、少しでも読んでくださった皆様に通じていれば幸いです。
くどいですが、ここまで目を通してくださり、ありがとう!
出てくるキャラたちすべてに成り代わりまして、熱くお礼を申し上げます。
千の心の感謝と花束を、今こうして読んでいるあなたに捧げます!!