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結構長くなる予定です。
四季と断末魔
作:Σジミー



プロローグ


 列車の窓から空を見上げると、寂しい鉛色をしていた。

 これから生活の拠点がここに移るんだと思うと、憂鬱になる。
 
 
 父親が急遽転勤となり、この異郷の地へと引っ越さなければならなかった。
 当然仲良かった友達とも離れる事になる。嫌だったがこればっかりは仕方がない。
 

 がたん、がたん、ごとん。
 がたんがたん、ごと、がたん!

 最近の列車は、揺れが少ないと思っていたけれど、今乗っているこれは、かなり揺れている。
 更には、平日の朝8時だというのに、乗客が少ない。1つの椅子に、座っている人が1人か、2人かだ……。それも、会社に行くために移動をしているサラリーマンではなく、私服姿の、人たちだ。中には、子連れ親子もいる。

 平日の朝に、どこへ行くんだと思ったけれど、5時ごろからずっと揺られている俺は、退屈すぎて何も考えたくない。しかも、すごく眠い……。



 本当に突然だった。昨日の晩、父親が急に転勤になったから、明日にでも引っ越すぞと言ってきた。用件だけを伝えた父親は、さっさと自室に戻り、その日に終わらなかった仕事を片付けに行ってしまったようだ。

 そんなもんだから、俺は友達にロクにさよならも言えず、メールだけで済ました。本当は、学校で会って、色々と話したかった。

 昨日の帰り際に友達に向かって『また明日ね』と言ったが、その言葉は意味がなくなってしまった……。

 母親は学校に電話をして、それだけで転校手続きを済ましてしまっていた。そして今日から通う学校にも電話をして、1日で転校、引越しが決まった。引越し先を聞いたとき、どこかで聞いたような地名だったけれど、忘れてしまった。
 あとで地図で確認をしたら、かなりの距離があることが分かった。

 
 んで疑問が1つ。俺たち家族が住む家はどうなるのか。
 答えは、なんとも都合の良いシナリオのように、新築の家が既に用意されているらしい。住んでいた家と土地は売りさばいて………あとは良く聞いてないから分からないし、知りたくもない。

 
 ……つい最近、ほんの2週間前に学年があがったばかりで、せっかく新しく仲良くなった友達がいたのに、これからは誰一人とて知らない学校で過ごさないといけないと思うと、不安を感じる。

 気付けば、俺はもう眠っていた……。












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