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友達が出来るまで
作:城間 友樹


 年が開けた間もない日、今日は、始業式。短いようで長い冬休みが終わり教室では久しぶりに会う友達同士、冬休み何したか話が盛り上がる。

「おい、あれ見たか?」
「あれって何だよ?」
「かくし芸、やっぱ最初が一番だったな」
「あ〜ごめん。その時、神社にいってた」
「えっ?夜だよ?もしかして彼女と?」
「違うよ。受験中の兄貴とだよ」
「おまえもしかしてブラコン?」
「そんなわけネェよ」
「アハハハハ」
 周りが笑う。
「じゃおまえは?」
「僕は、オーストラリアだから日本の番組は見れなかったな」
「なんだそりゃ」
「贅沢〜金持ち〜」
「ところでおまえは?おまえだよ」
 私は、いつも本を読んでいる小説をよく言う変わっているヤツに声をかけた。
「どうせいつもの本だよ」
 別のヤツが代弁する。
「あぁそうだよ。糞くだらない時間の無駄遣いにしかならない才能の全く感じられない屑な小説だよ」
 私は、長い文章を全く噛まないで読んだのですこし驚いた。
「そんな言い方ないんじゃない?作者が可哀相だよ。見ず知らずの読者のくせに」
「作者に謝れ」
「そうだそうだ」
 別のヤツもそれを聞いて囃し立てる。
「作者ね−謝る必要もないなあんな屑」
「一体どんな小説だよ」
 私は、思わずそれがどんな小説なのか気になった。
「ネットに投稿してあるファンタジー小説なんだけど誤字脱字が多いし、読んでいて全く面白なくて」
「何て言う作者が書いているの?」
「作者?」
「そうだよ作者だよ」
「・・・・えっ?」
「何だよ。知らないで非難するのかよ」
「いや、知っているけど・・・」
「誰だよ」
「・・・僕だよ」
 僕は、ボソッと答えた。
 少しの静寂が流れて、教室が騒がしくなった。
「おい、あいつ小説書いたんだって」「へ〜以外」「じゃ将来の手塚賞?」「それマンガの賞だよ」「人って見た目によらないね」
 周りが騒がしくなり、僕は、思わず席を立ち教室を出た。
 私にも似たような経験があった。中学のときサッカーで名選手でよく回りから未来のサッカー選手と囃し立てられた。だから、人事には思えなかった。私は、僕を追いかけた。














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