〜第九話〜
でも、私は今まで優稀が抱いてくれてたのがとても気持ちよかった。
温かくて、離してほしくなかった。
優稀が、すごく愛しく感じた。優稀に彼女が出来て、初めて私には優稀が必要なんだ、と思った。気づくと、優稀が
「ホント、ゴメン!」と必死に謝っていた。
それに気づき、私は
「あっ、ううん。大丈夫だよ。むしろ、嬉しかった!」と笑顔で言った。言った後に気づいた…。私は、とんでもないことを言ってしまったのだ。優稀に言っちゃった…。と思い、恥ずかしかった。
そしたら
「マジで!俺、今すごく幸せなんだけど〜!」と言って、ジャンプしている。
そして、時計を見た。
なんと、もう授業が始まっている時間なのだ。
私は、ヤバい…。と思い
「ちょっと!もう、授業始まっちゃってるし…。」と浮かない表情で呟いた。
すると
「マジ?!ホントだぁ。途中から行っても、何だし…まあいっか!まだ、弁当も食ってないし…。」と言った。
私は、そんなことしちゃって、怒られないのかなぁ…。と思ったが、まあ、優稀もいるんだしいっか!って思った。
その時間は、とても楽しかった。
優稀と恋人同然なようなこともした。お弁当をアーンってしてあげたりもした。その時間は、本当の恋人のようにも思えた。
でも、本当は違うのだ…。
優稀には、彼女がいて私とはただの幼なじみなのだ…。
そう思うと、すごく彼女が羨ましかった。
楽しい時間は、すぐに過ぎていった…。 |