幼なじみ。(5/24)縦書き表示RDF


幼なじみ。
作:海風 波音



〜第五話〜


そして、目覚めたら朝になっていた。
いつもだったら
「今日一日楽しみだなぁ〜。」と思うのだが、今日は違った。
昨日のことで、頭がいっぱいでとてもそういう気分じゃない。
でも
「行かなくちゃ…。」と思い、嫌々制服に着替え、一階に降りていき朝ご飯を食べていた。
すると、玄関のチャイムが鳴った。
私は
「こんな朝っぱらから誰よ〜。」と不機嫌だった。
そして
「はぁい。」と言って、玄関を開けた。前に立っていたのは、なんと優稀だった。
その瞬間、ビックリして扉を閉めてしまった。
優稀が来てくれたのは、すごく嬉しいし、胸がドキドキしてしまう。
何分経ったのかわからない…。
気づくと、優稀が扉を叩いていた。
そして
「おーい!麗華ぁ?いつまで、待たすんだよー。」と大声で叫んできた。私は、その言葉で現実にひき戻されたのか
「あっ、ゴメ〜ン!今行く〜。」と言った。
部屋に戻って、鞄を持って玄関の扉を開けようとした時、ふと思った。
「私…。優稀と話せてる!よかったぁ。」と一安心。
しかも、優稀は昨日のことを別に気にしてないようだ。
私は、思いっきり玄関の扉を開け
「おはよう!」と昨日のことを気にせず、元気にあいさつした。すると、優稀も
「おはよう!」と返してくれた。
私は嬉しかった。
「やっぱり私…優稀のことが好きなんだ…。」とあらためて感じる。
「今度、優稀に告白されたらOKしよ…。」と思った。
そうして浮かれていたら、優稀が
「おい!麗華?聞いてる?」と心配そうに聞いてきた。
私は、自分の世界に入っちゃってたみたいだ…。そして、私は
「あっ、ゴメン…。何?」と尋ねた。
すると、優稀が嬉しそうに
「あのさぁ…、俺彼女出来たんだ!」と言った。
私は、一瞬何が起こったのかわからなかった…。そして、私がぼーっとしていると
「あのね、昨日麗華が怒って、先帰っちゃったじゃん?そして、俺も帰ろうと思ったんだ。したらさ、すっごい可愛い子が来てさ。いきなり告られちゃったんだよねー。麗華が俺のこと嫌いってわかったからOKしちゃったぁ。あっ!ちなみに、同じクラスだよ〜。」と嬉しそうに言う。
そんな優稀を見て、私は
「そっかぁ。よかったね〜。」と心もなしに言った。
そして、優稀に彼女が出来たことが、ものすごく辛かった…。












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