〜第二十三話〜
すると、優稀がクスクス笑い
「それはないだろ〜。だって、麗華湯船に浸かってないぞ?」といかにも私がウソをついたかのように言う。
まあ、実際にはそうなのだが……。
そして、私は優稀にドキドキしてて、顔が赤いと気づかれないかと不安でしょうがなかった。
でも、優稀は気づいてない様子で
「もしかして具合悪い?」と言い、おでこをくっつけてくる。
私は、その優稀の行動に凄くドキドキしてしまい、我慢出来なくなり
「違うの!優稀とお風呂に入ってたら、急に恥ずかしくなっちゃって……。凄く大人っぽくなった、優稀を見たら何かドキドキしちゃって……」と一気に素直な気持ちを暴露した。
言い終わってから、恥ずかしくなり逃げ出したくなった。
でも、今の私は逃げなかった。
逃げちゃいけない気がしたから―――
そうして、私がボーっとしていたら優稀が近づいてきて
「そんなところに突っ立ってて寒いだろ? 湯船に浸かれよ!」と言って、私を湯船に入れてくれた。
そして、後から優稀も入ってきて
「おいで?」と優しく囁いた。
なので、私は
「うん!」と言い、優稀の近くに身を丸めた。
そしたら、優稀が私の背中に手を回し、自分の胸元へと引き寄せる。
その時間は、優稀の肌と私の肌が、じかに触れ合ってドキドキした。
優稀の胸に耳を当てると、優稀の鼓動が聞こえる。
ドックン、ドックン―――
凄く早くて、優稀もドキドキしてるんだ。って思った。
すると、優稀が急に立ち上がり
「暑くなってきたなぁ〜。そろそろ、体洗う?」と聞いてきた。
なので、私は
「うん〜。そうだね〜」と少しのぼせ気味だ。
今のお風呂で、本当にのぼせちゃったみたいだ。
そしたら、優稀が
「麗華、今ので本当にのぼせちゃった? 顔赤くて林檎みたい!」とからかってくる。
でも、今の私は別にキレることもなく、素直に受け止めることができた。
すると、優稀がふくれっ面になり
「なぁんか、麗華が絡んでくれないと、調子狂うなぁ……」とガッカリしたように言う。
私は
「別にいつも絡んでるわけじゃありませ〜ん!」とふざけた。
そしたら、優稀が石鹸で泡立てたタオルを私の胸に押し付けた。
その瞬間、何だか変な感じになり
「スケベェ〜変態ぃ〜」と叫んでしまった。
すると、優稀がニヤニヤと笑い
「麗華、何エッチなこと考えてるの? 俺はただ体を洗おうとしただけだよ?」と何も下心なかったかのように言ってくる。
なので、私は
「あ〜そうですか!」と少し怒り気味に言い、優稀のタオルを取り、優稀の体を洗ってあげた。
優稀は、私が体を洗ってあげている時もずっとニコニコしていて、洗ってあげている側としても、とても気分が良かった。
洗っている時に、優稀がこう言った。
「俺達って、よく喧嘩とかするけど仲いいよな!」と―――
私は、そんな優稀がとてももどかしく感じた。 |