〜第十一話〜
そして、分かれ道のところで彼女と優稀が分かれた。
私は、優稀の方の道なので優稀の後についていった。
すると、いきなり優稀が私の方に来て
「あ〜、やっと解放されたぁ。マジであいつと一緒にいると辛いや…。」と言って、抱きついてきた。
私は
「そんなに嫌だったら、別れればいいのに…。」と呟いた。
そしたら、優稀が
「うん…。だよな…。やっぱり、そのほうがいいよな…。」とボソボソ言っている。
そんな優稀を見て、私は
「ねえ…優稀?うち来る?」と言ってみた。
すると
「マジ!行く行く〜!いつも誘ってくれないのにどうしちゃったの〜?もしかして…俺のこと好きになっちゃったとか?」と言って、笑っている。そうだよ…。優稀のことが好きになっちゃったんだよ…。
そう言いたかったが、今の私には無理だった。
そして
「そんなわけないじゃん。ただ、遊びたいだけ〜。」と強気で言った。
すると
「まあ、そうだよな…。麗華が俺のこと好きになるわけ何かないよな…。」と悲しそうに言った。そんな優稀を見て、私は
「わかんないよ〜?もしかしたら、優稀のこと好きになる時が来るかもしれないよ!」と励ました。
すると、急に笑顔になり
「そっかぁ!前向きに考えなきゃな!」と言って、私の手を握ってきた。私は、ニコニコしながら
「わぁ!優稀、手おっきくなったね〜。前なんて、こんなに小さかったのに。」と言った。
優稀も笑って
「そんなには小さくなかったぞ!」とむきになっている。
私は、そんな優稀がものすごく愛しくて、小声で
「優稀、大好き!」と言った。
優稀は
「えっ?何?何か言った?」と言って、尋ねてくる。
それに対して、私は
「何でもなぁい!」と言って、走って行った。
その後を、優稀が追いかけてくる。 |