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Changing Detective
作:ユーリ



エピソード7 リアンちゃん、怪盗キッドと遭遇する「前編」


リアンと哀は、杯戸町に新しくできた遊園地、ハイド・ウエストランドに招待された。
というのも、あの怪盗キッドからこの遊園地のホテルで1週間だけ特別公開される宝石「イエローストラテジー」を奪うとの予告状が舞い降りたため、中森警部が2人を招待したのだ。
中森銀三「そうか、コナン君は来れないのか・・・残念だなぁ・・・」
警視庁捜査2課警部の中森銀三は、コナンが来ない事を残念がっている。
哀は、なぜリアンに中森警部が期待しているのか最初はわからなかったのだが、リアンから聞かされて、やっとわかった。
リアンはコナンだった時、怪盗キッドの盗みをことごとく防いできたのだ。
鈴木財閥の至宝「漆黒の(ブラックスター)」や鈴木次朗吉の「大海の奇跡(ブルーワンダー)」、薪樹里の持つスターサファイアやイングラム公国のクリスタル・マザー、そしてロマノフ王朝のインペリアル・イースターエッグ・・・
これだけ活躍すれば、中森警部から一目置かれるのも当然である。





「へぇ〜、いつになく気合い入ってるじゃねえか、中森警部・・・」
怪盗キッドこと黒羽快斗は、近くのビルから双眼鏡でハイド・ウエストランドを見ていた。
黒羽快斗「ま、あれぐらいの警備の方が、この怪盗キッド様にとっては好都合だぜ・・・」
「やめなさい、黒羽君!!」
快斗「あ、紅子・・・」
快斗が振り向くと、そこには同級生の小泉紅子が立っていた。
小泉紅子「黒羽君、あなた忘れたの?「今宵、2人の緋色の少女が杯戸町の新遊園地に集う時、白き罪人に恐ろしき災い降りかからん」って出たの・・・」
快斗「ああ、いつもの邪神ルシュファーの予言だろ?心配するなって!そんな予言ごときにやられるキッド様じゃねえよ!」
紅子「で、でも・・・」
快斗「そんなに心配なら、オマエも遊園地に来ればいいじゃねえか!」
紅子「/////なっ・・・/////」
紅子は、赤面している。
快斗「いざとなったら、また前みたいに魔法で助けてくれんだろ?期待してるぜ、紅子ちゃん!」
紅子「わ、わかったわよ!行けばいいんでしょ、行けば・・・」
紅子はホウキに乗ってその場を後にし、心の中でつぶやいた。
紅子「(黒羽君のバカ・・・私の気持ち、知ってるクセに・・・)」
そう、紅子は快斗の事が好きなのだ。




ところ変わって、こちらはハイド・ウエストランド。
園内ホテル「サンライズ・フルムーン」のパーティ会場に、リアン、哀、紅子、青子が集まっていた。
リアンと哀は、2人とも緋色のパーティドレスを着ている。
中森青子「カッワイー!哀ちゃんとリアンちゃん、とてもカワイイね!」
哀・リアン「あ、ありがとう・・・」
中森警部の娘、青子は、2人のあまりのかわいさにはしゃいでいる。
青子の服装は、鮮やかなマリンブルーのワンピースだ。
その後ろで、紫のノースリーブジャケットを着た紅子が腕組みをしている。
紅子「・・・(私の予言に出てた緋色の少女って、あの子達の事ね・・・それに、黒羽君によると、宝石を狙っている集団がいるみたいだし・・・1人で調べてみようかしら・・・)」
紅子は、持っていたジュースを飲み干すと、パーティ会場を後にした。




別の場所では、中森警部と茶木警視、そして白馬探が集まっていた。
銀三「というわけで、今回も頼むぞ、白馬君。」
白馬探「お任せください、中森警部。今回こそキッドを捕らえてみせますよ!」
そんな3人の会話を、快斗は天井裏で聞いていた。
快斗「(フフフ・・・甘いぜ、白馬・・・)」






その頃、1人で単独捜査をしていた紅子は、扉越しに聞こえてくる会話を聞き、そこで立ち止まった。
スネイク「まったく、キッドのヤツ、余計な事をしやがって・・・このままじゃ、ヤツより先に宝石を手に入れる事ができねぇぞ・・・」
レイリー「だったら、直接キッドから奪えばいいじゃないの・・・ついでに、命もね・・・」
紅子「(い、命!?)」
スネイク「フフフ、そうだな・・・ヤツには今まで何度も横取りをされてきたからな・・・」
スネイクとレイリーは、不敵な笑みを浮かべている。
紅子「(た、大変だわ!!黒羽君に知らせなきゃ・・・)」
紅子は、快斗にこの事を知らせようと、携帯を取り出そうとしたが、その時、扉に体が当たって音を立ててしまった。
スネイク「ん?誰かそこにいるのか?」
紅子「(い、いけない!!)」
スネイクとレイリーが扉を開ける前に、紅子は走り出していた。



紅子「ハァハァ、ハァハァ・・・」
紅子は、とにかく必死で走った。



紅子「ハァハァ、ハァハァ・・・」
しばらく走って、紅子は足を止め、後ろを振り返った。
スネイク達が追ってくる気配はない。
紅子「なんとか、まいたみたいね・・・早く黒羽君に連絡を・・・」
しかし、その時・・・横から何者かの手が伸びてきて、紅子の口を塞いだ。
紅子「うっ!!」
紅子は何者かに引きずり込まれる。
紅子「むぐ・・・むぐぅぅ・・・」
紅子は必死にもがいたが、体を羽交い締めにされてしまった。
しかも、ハンカチで口を塞がれ、そのハンカチには睡眠薬が染み込まされていた。
紅子「うぅ・・・(黒羽・・・君・・・)」
ドサッ・・・
紅子は気を失い、倒れ込んでしまった。
スネイク「よくやった、クロノス。」
紅子を襲ったのは、スネイクの仲間、クロノスだった。
スネイク「この小娘を運べ。」
クロノス「了解。」
クロノスは紅子を背中に抱えると、そのままスネイク達と共に立ち去っていった。





紅子「ん・・・」
しばらくして、紅子は目が覚めた。
紅子「!!」
気がついた紅子は、体を動かそうとするが、動かない。
そう、紅子は手足を縄でグルグル巻きに縛られて、柱にくくりつけられていたのだ。
紅子「ん〜っ、んんん〜っ!!」
さらに、口もガムテープを貼られて塞がれている。
紅子「う〜ん!う〜ん!!」
紅子は、必死にもがいてみたが、まったく身動きが取れなかった。
紅子「うぅ〜ん・・・」
紅子は、ガックリとうつむいた。
紅子「(私、いったいどうなったの・・・?そうだわ!確か、怪しいヤツらの会話を扉越しに聞いてて、その事を黒羽君に知らせようと走ってて、立ち止まった時、誰かに口を塞がれて・・・)」
紅子は、状況をすぐに理解した。
紅子「(私、口封じにさらわれたのね・・・)」
紅子は、不意に1人の少年の姿を思い浮かべた。
いつも自信たっぷりで、何でもできると信じてる、キザなあの子の事を・・・
紅子「(黒羽君・・・私を助けて・・・!!)」





快斗「紅子・・・?」
快斗は、紅子の叫びに気づいたらしい。
快斗「紅子の身に何かあったのか・・・?」
快斗は、紅子の状況を察知した。
快斗「待ってろ、紅子・・・今助けに行くぞ!!」
快斗は、紅子を助けるために走り出した。


さて、今回は前後編です。はたして、快斗は紅子を救い、イエローストラテジーを手に入れられるのか?
そしてリアンと遭遇するのか!?
すべては次回「エピソード8 リアンちゃん 怪盗キッドと遭遇する『後編』」で明らかに!!











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