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Changing Detective
作:ユーリ



エピソード6 リアンちゃん、服部平次に出会う


リアン「あ〜あ、どうしてよ、もう・・・」
哀「どうしたの?」
リアン「これよ、これ・・・」
そう言ってリアンが見せた手紙を、哀は受け取り、中身を読んだ。
『工藤、久しぶりやなぁ!!さっそくなんやけど、今度、大阪に来てくれや!うまいモンなんぼでも食わしたるさかいな!! 服部平次』
哀「そういう事ね・・・」
リアン「あ〜もう、どうするのよ〜!!口調と髪型で、女の子だってバレちゃうじゃない!!」
哀「そうよねぇ、いったいどうすれば・・・あ!いい方法があるわよ!!」
リアン「え?」
哀「ホラ、マスク型変声機があったでしょ?あれを使えばいいのよ!あと、帽子をかぶれば・・・」
リアン「なるほどね・・・」
リアンだけでは不安なので、哀もついていく事にした。
しかし、この選択が、結果的に正しかった事になる・・・





大阪 寝屋川市 服部平次の家



平次「ど、どないしたんや、工藤、そのカッコ・・・」
服部平次は、リアンの姿に唖然としている。
それはそうだろう、帽子にマスク姿では、どっかの怪しい人である。
リアン「カ、カゼひいちゃってさ・・・」
平次「声も何か変やで?」
リアン「(ギクッ!!)」
予感的中。さすがは西の高校生探偵だ。
リアンは、冷や汗をたらしている。
哀「ね、ねえ、そんな事よりも、早く何か食べに行きましょうよ!」
哀が助け船を出した。
平次「それもそうやな。よっしゃ工藤、何から食べたい?」
リアン「うどん・・・」
平次「哀ちゃんは?」
哀「私もそれでいいわ・・・」
平次「ほな、行こか!」



数分後、平次はバイクをすっ飛ばし、大阪の街を駆け抜けていた。
平次の後ろに、リアンと哀がしっかりつかまっている。
リアン「服部、今回はアレ、使わないのか?」
哀「アレって?」
リアン「灰原、知らないのか?服部は前にオレ達を呼んだ時、大阪見物にパトカー使ったんだぜ。」
哀「パトカーを!?なんてバカな事を・・・怒られたりしなかったの?」
リアン「怒られるに決まってるじゃん!その後、死体が落ちてきてパトカーのボンネット壊れて、坂田刑事は始末書書かされたんだから・・・」
哀「へー・・・」
哀は平次をジーッと見た。
平次は冷や汗をたらしている。
平次「工藤、頼むからそれ以上言わんとってくれ・・・あの後、オヤジにごっつ怒られたんやから・・・」
リアン「当たり前だろうが・・・」
哀「自業自得ね・・・」
平次「2人とも、冷たいわぁ・・・」
平次はなかば涙声だった。リアンと哀は笑っている。
そんなこんなで、3人はうどん屋に着いた。




平次「どや?これがホンマのうどんや!ダシが透き通っててそこまで見えるやろ?」
哀「わー、ホント!薄味だけどおいしい!」
リアン「・・・」
リアンは黙ってハシを動かす。
平次「ほな次、どこ行こか?」
哀「そうね、うどんの次は大阪名物の・・・」




哀「おいしい〜!おいしいわ、このタコ焼き!」
平次「あれ?工藤は食べへんのか?」
リアン「今、ダイエット中だから・・・」
平次「なんや、女の子みたいやなー・・・」
哀・リアン「(ギクッ!!)」
平次「ま、そんなわけないわな!」
哀・リアン「(ホッ・・・)」
平次「よっしゃ、今度はお好み焼き食べに行くか!」




平次と哀は、お好み焼きをパクついている。
リアンは相変わらずあまり食べていない。
「そういえば平ちゃん、知ってる?なんでも、東京で強盗事件起こした4人組が、この辺りに潜伏してるって話・・・」
平次「ああ・・・確か名前は、「極楽鳥」ってゆうたかな・・・?」
リアン「!!」
平次の言葉に、リアンの顔は引きつった。
なぜなら、その「極楽鳥」は、先日リアンを誘拐したあの強盗グループの事なのだから・・・
リアン「・・・」
哀「女将さん、それホントですか?」
「ええ、まだこの辺りにおるって話やけどね・・・」
リアンは、まだ表情が曇ったままだ。
平次「おばちゃん、おあいそ」
平次は代金を払い、3人は店を後にした。
平次「ほんで、後どこ行きたい?」
哀「買い物がしたいわ。」
平次「ほなら、銀行に行かんとなぁ。」
3人は、銀行に向かった。





平次「ほな、待ってろや。」
平次はそう言うと、受付に向かった。
「ごくろうさん、平ちゃん。」
平次「あ、どうも。おねが・・・」
平次がそこまで言った時・・・
ガシャーン!!
ガラスが砕け散り、4人組の男達が入って来た。
「強盗や!!」
誰かが叫んだ。
A「騒ぐんじゃねえ!!オレ達は強盗団「極楽鳥」だ!!」
B「死にたくなけりゃ、さっさとコイツに金を・・・」
それを聞いた平次は、頭をポリポリとかいた。
平次「アホなヤツらやなぁ・・・この服部平次がおる前で強盗とは、ええ度胸しとるやないか!!」
C「な、なんだとぉ・・・」
平次「ハァーッ!!」
言うが早いか、平次は常時携帯していた木刀をひっつかみ、男達にかかっていった。
ドカッ!!
D「がはっ!!」
C「くうっ!!」
あっという間に2人を倒した平次。しかし次の瞬間、怒鳴り声が聞こえた。
A「動くんじゃねえ!!服部平次!!」
B「コイツらがどうなってもいいのか?」
平次「あ、あぁっ・・・!!」
平次が見ると、哀とリアンが男達に羽交い締めにされていた。
その時、リアンの帽子とマスクが脱げる。
リアン「キャッ!!」
平次「キャって・・・工藤・・・!?」
平次は、その瞬間に立ちつくした。
帽子が脱げたリアンは、さらさらのロングヘアーをさらしていたからだ。
平次「お、女の子・・・」
平次は、とても驚いていた。
リアン「うぅ・・・」
平次「こら、オマエら!その子らをはよ離せ!!」
A「そうはいかん、コイツらは今からオレ達が逃げるための人質になってもらう・・・」
平次「くっ・・・」
平次が身構えた、その時だった。
哀「ナメてんじゃ・・・ないわよ・・・」
哀が放った麻酔針が、男の首筋に当たった。
B「ふにゃ・・・」
A「お、おい・・・」
平次「たあぁーっ!!」
ドカァッ!!
そのスキに、平次がもう1人を木刀で殴り倒した。
こうして、強盗団の残りのメンバーは逮捕された。
しかし、平次にはまだ疑問が残っていた。






平次「工藤・・・なんで話してくれへんかったんや?女になってしもた事・・・」
リアン「だ、だって・・・女になっちゃったなんてわかったら、バカにされると思って・・・」
平次「アホやなぁ・・・どんな姿になっても、オマエはオレの親友やで・・・」
リアン「平次君・・・」
リアンは、平次に抱きついた。
平次「なんか、カワイイ妹みたいやわ・・・」
リアン「平次君ったら・・・。・・・!?」
平次はどさくさに紛れて、リアンの胸を触っていた。
リアン「こ、この・・・」
哀・リアン「エッチィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!」
パーン!!
平次はリアンと哀に顔をはたかれた。
それから3時間、2人は平次と口を聞こうとしなかった・・・


リアン「まったくもう、平次君はぁ・・・」

哀「デリカシーのかけらもないんだから・・・」

リアン「今度同じ事したら、ボコボコにしてやるわ・・・」

哀「そういえば、今度あのキザな泥棒がこの辺りに来るんだって。」

リアン「も、もしアタシが女だとバレたら・・・」

哀「想像したくないわね・・・」

次回は「エピソード7 リアンちゃん、怪盗キッドと遭遇する」です。











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