エピソード30 リアンちゃん、ジンを自首させる
リアンがさらわれた事に、哀はまったく驚いていなかった。
なぜなら・・・
マリア「哀ちゃん!リアンちゃんがさらわれたいうのに、すんごい落ち着いてへんか?」
哀「だってジンのヤツ、甘いんだもの・・・この追跡メガネで彼女の探偵バッジの場所を探せば、リアンちゃんなんてす〜ぐに見つかるのよ!!ア〜ハッハッハッ!!」
マリア「哀ちゃん、なんか性格変わったな・・・」
もちろん、そう簡単にいくわけもない。
誘拐した犯人がヤツらだからだ。
その頃、リアンはというと・・・
リアン「この変態!スケベ!!ロリコン〜ッ!!!」
ドカバキゴスッ!!!
ジン「何をやってるんだ、ウォッカは・・・」
ウォッカ「ア・・・アニキ助けて・・・このままじゃ殺されやす・・・」
ジン「しょうがねぇなぁ・・・」
ジンはめんどくさいと思いながらも、牢屋の中に入り、リアンを抱き上げた。
ガバッ!
リアン「キャ〜、キャ〜、キャ〜!!」
ジン「おとなしくしろって・・・ん?」
リアンのポケットから、何かがはみ出しているのが見えた。
ジン「なんだ、これは?」
ジンはリアンの探偵バッジを取り上げた。
リアン「あ、それは・・・」
ジン「(きっとこれは、発信器と盗聴器だな。)」
そう思ったジンは、バキッとバッジをつぶした。
リアン「ああっ!!お父さんに初めて買ってもらったアクセサリーが・・・」
ジン「いいっ!!?」
リアン「うぇ〜ん・・・」
そう言うと、リアンは突然泣き出した。
ジン「こ、これ、そんなに大事な物だったのか・・・?」
リアン「う、うん・・・」
リアンはまだ泣いている。
もちろん、ウソ泣きなのだが・・・
ジン「ウォッカ!オマエがちゃんと言ってくれないから、コイツの大事な物壊しちまったじゃねえか!!」
ウォッカ「えっ・・・」
って、ジンさん!
人に罪なすりつけちゃダメでしょ・・・
ジン「壊してしまった責任は取ろう・・・何か欲しい物はあるか?」
リアン「じゃあ、夕食は特上のしゃぶしゃぶがいい!!」
ジン「わ、わかった・・・ウォッカ、聞いたな?今夜はしゃぶしゃぶだ!!部下達と上肉買いに行ってこい!!」
ウォッカ「アニキは?」
ジン「オレはコイツとのんびり待ってる。」
ウォッカ「ハァァ!!?」
バチッ!
哀「いつっ!!」
マリア「どないしたん?」
哀「どうやら、探偵バッジ壊されたみたいよ・・・」
マリア「アカンやんか、それ!!」
哀「だよねぇ・・・でも、なんか忘れてる気がするんだけどなぁ・・・」
マリア「ああっ!そういえばウチら、今は魔女見習いやないか!」
哀「あ、そっか!魔法使えばよかったんだ・・・」
マリア「最初から気づけや・・・」
リアン「おいしー!絶品ね、このしゃぶしゃぶ!」
ジン「そ、そうか!喜んでくれてよかった。」
リアン「アタシ、ステーキとお寿司も食べたいなー。」
ジン「わかった・・・ウォッカ、買って来ーい!」
ウォッカ「へーい!」
タタタ・・・
ジン「ところで、工藤新一・・・」
リアン「今は江戸川リアンよ。」
ジン「リアン・・・ウチの組織に来ないか?」
リアン「・・・え?」
その頃、哀とマリアは透明魔法で姿を隠し、空を飛んでいた。
哀「早くリアンちゃんを見つけないといけないわね。」
マリア「そやね・・・そやないと今頃リアンちゃん・・・」
ジン『フッフッフッ・・・カワイがってやるぞお嬢ちゃん・・・』
リアン『イヤァァァァァ・・・』
マリア「何て事に・・・」
哀「ジン〜!!もしそんな事してたら絶対に許さないんだから〜!!」
マリア「あ、哀ちゃん・・・?」
ジン「オレ達の仲間にならないか?仲間になったらシェリーの事もオマエの事も見逃そう・・・な?悪い話じゃないだろ?」
リアン「別にいいんだけどさぁ・・・どうしてジン、自首しないの?」
ジン「そんな事できるワケないだろう・・・オレは組織の幹部にして、ボスなのだから・・・」
リアン「だからよ!たった一度きりの人生なのよ?こんな事で、あなたの優しい心を汚しちゃダメ!!」
ジン「し、しかしだなぁ・・・」
リアン「もし自首して罪を償ってくれるのなら、アタシ・・・今度あなたやウォッカと1日デートしてあげる!!」
ジン「ほ、本当か!?」
リアン「うん♪」
ジン「(な、なんて純粋で優しい瞳だ・・・オレはこんなカワイイ子に今までヒドい事をしていたのか・・・!!)」
ウォッカ「兄貴ー、買って来やした・・・」
ジン「ウォッカ・・・オレはもう決めた!」
ウォッカ「え?」
しばらくして、哀とマリアはリアンがいる場所へと着いた。
トンッ!
哀「魔女服を解除してっと・・・」
スゥ・・・
マリア「行くでぇ!!」
哀「リアンちゃん!!」
マリア「助けに来たで!!」
バン!
哀「大丈夫・・・え?」
ジン「約束だ、リアン!」
リアン「もちろん♪」
哀「あの、リアンちゃん・・・?」
ジン「その声、シェリーか・・・」
哀「ジン!!」
ジン「シェリー、聞いてくれ。オレは・・・オレは警察に自首する!!」
哀「え・・・ええ〜っ!!?」
マリア「そんなアホな・・・」
その後、ジン達は警察に自首した。
ジンとウォッカの爽やかな笑顔が、少し疑問になった哀であった・・・
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