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FRIENDS〜フタリノカタチ〜
作:天千代



Scene 4 SEASONS


誰もが夢と現実の間で、悩む時期があるだろう。
僕は、結局現実を選んだ。
先の見えない暮らしよりも、しっかりと未来のビジョンが見える人生を。
馬鹿みたいにスポットライトの下の華やか世界にあこがれていた自分に、いつの間にか醒めていた。

努力もそれなりにした。
でも結局、才能という壁にぶつかった時何も出来ない自分がいた。
僕の積み上げてきたものが音をたてて崩れていくような、そんな感じで自信喪失してしまった。

でも、人生は一度しかない。
誰かもそう言って人生を決めたっけ。

だから、今できること、今やりたいことをやりたいようにやる。

そう決めた。

まあ、今日精一杯やるだけ。
そんな思いで、日々を過ごしている。

『彼女』との距離は相変わらず、微妙なままの関係だ。
友達以上、恋人未満。
この言葉が一番相応しいんじゃないかって思う。

でも僕の気持ちは、前ほど『彼女』には向いていなかった。

『彼女』は僕の大切な人。
たくさんいる大切な人の一人だ。

今も好きな気持ちに偽りはない。
でもそれは恋と呼べるものじゃなくて、それとは違う感情。

こういうのが、男女の友情って呼んでいいのだろうか?

答えを出すのはやはり、難しい。

色んなカタチがあるんだよな、きっと。
まあいいや。

僕は、彼女が好きだ。
例えどんなカタチであっても。

それでいい。



…戻ることのない流れの中で。
心、燃やしたひと、だから。












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