Eighth 終焉と運命と
多分、こんな時間も私を置いて過ぎ去っていくのだろう。
だから
私は
人間と関わるべきではないと
この気持ちを隠していた
でも
今は
貴方たちの温もりが
貴方たちとの関わりが
愛しくてたまらない
それが
長く永久に
続かないとしても
私は
貴方たちを
忘れない
決して
決して
この身が
くちようとも
さようなら
愛しい人達よ
ただただ、アシュニアはエルドランドから昇る一条の閃光を見ながら涙を流す。
「さようなら……私の愛しい友人たち……」
彼女の鋭い感覚はかれらの死を認知した。
リグレット、アッシュ、シンク、ヴァン。
「私の愛しい友人たちは…死んでいく。これは罰なのね」
エルフと人は相入れぬ存在じゃ
エルフの長老の言葉。
ああ、罪深き私にかれらを救うすべを……
祈り続けた。
、
こんな結末を誰が望むのでしょう。
誰が喜ぶのでしょう。
アシュニアは遂に考えてしまった。
過去を変えたい。
勿論、禁囲である。
時空を越えるならともかく、時間を超越することは一つの未来を潰すこととなる。成功するとは限らない上、自分の身に何が起こるかわからない。
いや、確実にエラーが発生するだろう。
アシュニアは分かりながらもこの現実へ反旗を翻すことを決めた。
巨大な譜陣と魔法陣を重ね、時空の旋律をつむぐ。それと同時に身体中から生気が抜けていき、まるで老婆のように肌がしわしわになっていく。そんなことを気にすることなく詠唱を続けるアシュニアの胸にあるクルシスの輝石はアシュニアの不穏を感じとったように微かに光る。
詠唱が完成した瞬間、ローレライ解放の光に負けないほどの一条の光が空へと伸びる。
「未来は定められたものじゃない。今はそう思えるわ……ヴァン」
アシュニアは光に飲まれ消え去った。
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