Eighteenth 準備時間
シェリダンの古ぼけた鍛冶屋にアルカは明らかに規格外の量のガルドをカウンターに積む。
葉巻をくわえたオヤジが
「まいど!」と金を数え、数え終わるとニッコリと笑い、白い布の包みをアルカに渡した。
アルカは包みから中の御所望の物を取り出し確認する。
全体的に青があしらわれ縁を彩るように金が輝き、フォルムは長剣と大型の銃が合成されたような容姿となっていた。
何度か振り、確認する。
「確かに受け取った。ありがとう」
「大事に使ってくれよ。力作なんだからな!」
店を出る。名も無きオヤジにアルカは手を小さく振った。
リグレットside
あのロニール雪山以来アルカさんに会うことはなく一年が過ぎた。
あの時は謝る暇もなく立ち去ってしまうアルカさんを止めることができなかった。
計画が着々と進行していく中、閣下はアルカさんの弟子であったことを知った。それでふとシンクは漏らした事柄がある。
彼は何者なのだろう?
疑問に思ったことも無かった。
突如現れた譜銃の師匠。
隣にいると安心し、尊敬し敬愛する存在。
その筈だと言うのに……
彼の言葉が私の心に響く。
今のお前の眼は好きじゃない
見透かされていた。心から燃え上がる憎悪の業火。
確実に彼は気付いていた。復讐という甘美な自己満足の虚しさを。
訪ねたい。貴方は世界に何を求めているのですか。
アルカさん
Sideout
時はすでに
世界混沌の始まりを
告げた
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