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Tales of the abyss another
作:魔蘿姫



Fourteenth 世界崩壊の交響曲



ホドの崩落


まるでその先駆けとも言える真っ赤な炎が街を包んでいた。

特にガルディオス家は最たるものだった。

キムラスカ軍の軍隊がなだれ込み殺戮の限りを尽す。

愚かだ。人は愚かで浅ましい。


俺はガルディオス家の中に入り込む、目的は達せられたのだろうキムラスカ軍はあまり残っていなかった。

心で謝りつつ兵士たちを鎮圧していく。
一段落すると一つの異様な部屋を見つけた。人が積み重なった一つの山。

使用人と、きっとガイラルディアの姉マリーベルの姿があった。

息絶えた使用人たちを退かし二人を並べる。
二人とはガイラルディアとマリーベルである。
ガイラルディアは無傷だが案の定、マリーベルは重傷で虫の息だった。
マリィベルを助けるべきか。それとも……

「柄に合わないな」

『リザレクション』を発動し、傷を癒すが安静にせざるおえない。ペールに預けるには、荷が勝ち過ぎてるな。
俺はマリィベルごと空間を圧縮するという荒業を使うことにした。これしか方法はない。
アルカが手をかざすと球体状に蒼い光が拡がり、一瞬で小さくなる。

そのビー玉大の玉になった蒼い玉をポケットに納め、ペールの到着を待った。

数分後、ペールが部屋に飛込んできた。

「ガイラルディア様!」

ペールはアルカの存在に気づくと剣を向けた。
「ガイラルディア様から離れろ!」

「良いとも」

あっさり退くとペールは何か企んでいるのではとでも言うような疑惑の目でこちらを見る。
「貴様はキムラスカ軍ではないのか?」

「違うよ、ペールギュント」

突然、本名を当てられたペールは俺を睨む。
「貴様は何者だ?」
「俺はアルカ。それだけさ」

俺はヒョウヒョウと言うと外に指を向ける。

「ここから北に少し行くと海岸に舟がある。使うといい」
それだけ伝えると出ていった。

少し歩いた先の丘で近くの大陸へと転移する。
数時間後、凄まじい轟音と共にホドは崩落した。

「これがルークが行使していた【第二超振動】なんて莫大で鮮やかな力なんだ」

俺は感心する他なかった。


これこそヴァンの憎しみのプロローグなのだ












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