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しるし3(詩集)

春雲のカノン

作者: さゆみ


スカッとはしないよ

ゆるゆるの白球

飛ばしてく

空に張り付いた

とろとろの山芋


慎ましく舞う

早咲きの桜

見おろしているよ

虚ろに揺れる

春雲の(まなこ)から


標は、ひとつ

ただ思い思い

咲いていくよ

光を求めて

闇にぶつかり


追いかけていくよ

違う道を 違う靴で 違う色で

抗いながら

ただ想い想い

奏でていくよ


正しさは幸せとは限らない

過ちが不幸せとも言えない

ただ後悔は波のように

押し寄せては引いて行く

生きることって 繰り返すこと

間違いをし続けること

傷つき 気づき 築くために


追いかけていくよ

違う道を 違う靴で 違う色で

抗いながら

ただ想い想い

奏でていくよ

標は、ひとつ





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― 新着の感想 ―
[良い点] ∀・)青春の群像を感じた。 [一言] ∀・)青春とは煌びやかで溌剌としたイメージでもあれば、そうじゃない一面もある。でもそれって人それぞれなんですよね。読みながらちょっと感慨にふけりました…
[一言] 不安定な形の雲にならい、ふわふわと漂い続ける自分の姿を想像しました。 まるで人生の指標を示しているかの様な印象を受け、この春を迎える新入生や新卒生にはぴったりの詩かと思います。 『春雲』初…
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