前回のあらすじ……記野崎たんはぁはぁ。と思った人も少なからずいたと思う。
09:00第39回「動物が好きな人に悪い人はいない」
09:00時。こっそりと高層ビルにお邪魔して、非常階段を上り、屋上に続くドアを開けると、フェンスの近くで呻き声をあげる一人の男がいた。黒いトレーニングウェアの上下にサングラスと怪しげな風貌。そして、すぐそばにはスコープの壊れたスナイパーライフルが転がっていた。
間違いない……こいつがあのニャン子を撃った犯人だ!! (注:間違ってます)
「おい、てめえ――」
俺はしびれ薬で動けなくなった男のすぐそばまで行き、その顔を睨みつけるように言った。
「何であのニャン子を撃った?」(注:子猫のことを言ってます)
「ニャン子……? ああ……奴のことか」(注:記野崎君のことを言ってます)
「答えろ!! なぜだ!!」(注:子猫のことを言ってます)
「ふ……愚問だな。プロの殺し屋が動く理由は金しかあるまい」(注:記野崎君のことを言ってます)
プロの殺し屋だ!? こいつ何わけ分かんない中二設定で乗り切ろうとしてんだ!? ああ、そうか……分かったぞ。そうやって意味不明なことをベラベラ喋って、裁判の時に精神鑑定で頭のおかしな変人を演じて、無罪になろうって魂胆だな。
だが、おあいにく様。俺は警察でもなければ、裁判官でもない……てめえをぶち殺しに来た死刑執行人だ!! そんな茶番に付き合う気はない!!
と、言いたいところだが……いいよ。付き合ってやるよ。お前のその中二設定な言い訳が、どこまで持つかためしに見てやるよ。
「金で雇われた、ねえ……じゃあ、誰に雇われたんだ?」(注:子猫のことを言ってます)
「依頼人の名は口が裂けても言わん」(注:記野崎君のことを言ってます)
「言わないんじゃなくて、言えないんだろ? 本当は依頼人なんていないんだろ? お前が面白半分でやったんだろ?」(注:子猫のことを言ってます)
「ふ……悪いが俺はそんな悪趣味な男ではない。引き金を引くときは、仕事の時だけだ」(注:記野崎君のことを言ってます)
こいつ……あくまでしらを切りとおす気か。
「小僧。お前も誰かに雇われた身なのだろう? 若いとはいえ、身のこなしやたたずまいで、お前が只者ではないことぐらい分かる」
「何勝手に人のことまで殺し屋扱いしてんだよ。俺はただの高校生だよ」
「ただの高校生がスナイパーライフルのスコープを破壊し、狙撃手に毒針など打ち込むものか」
「…………」
悔しいが、仰るとおりだ。訂正しよう。俺は頭のおかしな親父に、特殊なスパルタ教育を施された哀れな高校生だ。
「ふ……その顔は図星か。やはり、お前も超一流のプロなのだな。そして、誰かに雇われ俺の仕事の邪魔をし、あの小娘を助けた。違うか?」
小娘……? ああ、記野崎のことか。
「いや、全然違うよ。あいつはクラスメートで友達だし、たまたま隣にいたから助けてやっただけだ」
「え……じゃあ、お前は本当に誰にも雇われてないというのか!?」
「だから、そう言ってんじゃん」
「ば、バカな……」
「そんなことより、何でニャン子を狙った?」(注:子猫のことを言ってます)
「それは俺の依頼人が、なぜ俺に依頼したか……その理由を知りたいということか?」(注:記野崎君のことを言ってます)
「ああ、もう面倒くさいからそれでいいよ。で、何で?」(注:子猫のことを言ってます)
「さあな。俺は金さえもらえれば理由は聞かない主義なんでね」(注:記野崎君のことを言ってます)
バカにしてんのか、てめえは!? マジでぶち殺すぞ!?
「俺の方こそ知りたいね。なぜ、無償でニャン子など助ける? 俺が知る限り、あれはそんないいものではないと思うが?」(注:記野崎君のことを言ってます)
「……!!」
こいつ……犬派だったのか!? (注:バカです)
いるんだよな~犬は大好きだけど、ネコはちょっと……ていう人。だからって銃で撃つこたねえだろ。それはいくらなんでもやりすぎだわ。
いや、でも犬が好きっていうなら、ネコの良さを説明すれば、この人も考えを改めて、もうネコにひどいことをしなくなるかもしれないな。よし、では教えてやるか。
「いやいや、おじさん分かってないわ。世間一般では愛想のない、自由気ままな生き物だとか思われてんだけど、あれだって愛情持って接すればちゃんとなついてくれるんだよ。犬とたいして変わんないって」(注:猫について語ってます)
「え……犬と同じって……え、ちょ、あの……お前にとってニャン子って何?」(注:記野崎君のことだと思ってます)
「そうだな……かけがえのない友達であると同時に、大切なペットかな」(注:新月のことを言ってます)
「ペットオオォォ!?」(注:記野崎君のことだと思ってます)
「そんな驚くようなことじゃないだろ? おじさんだって犬飼ってるでしょ?」(注:犬派だと思ってます)
「え!? 何で知ってるの!?」(注:偶然にも飼っていたようです)
「そんなのちょっと話せば分かるよ。だからね、ニャン子もその犬と同じように扱ってやればいいんだよ」(注:猫のことを言ってます)
「いやいやいや、それはちょっとできないわ!! おじさんには無理だね!!」(注:記野崎君のことだと思ってます)
「そんなこと無いって。てか、何でそこまでニャン子を否定するの? ニャン子にひどい目に合わされたことあんの?」(注:猫にトラウマがあると思ってます)
「いや、ないけどさ……ていうか、むしろ俺の方がひどいことしたけどさ!!」(注:記野崎君のことを狙撃したことを言ってます)
おお、分かってんじゃん。ちゃんと、反省はしてんだな。(注:勘違いです)やっぱり、動物飼ってる人に悪い人はいないんだな。(注:殺し屋です)ちゃんと、話し合えば分かり合えそうだ。(注:全然分かり合えてません)
「あのさ……ちなみに、君はニャン子にどんなことしてるの? その……飼い主? として」(注:記野崎君のことを言ってます)
「そりゃ、毎日欠かさず遊んでやってるよ。猫じゃらしとか猫用ボールとかで」(注:新月のことを言ってます)
「ああ、もう完全にそういう扱いなんだ……」(注:記野崎君のことだと思ってます)
「つっても、あれ基本的に親父のおもちゃみたいな物なんだけどね」(注:新月のことを言ってます)
「おもちゃ!? 親父さんの!?」(注:記野崎君のことだと思ってます)
「うん、餌とかしつけもほとんど親父がやってたから、親父の方になついてるんだよな」(注:新月のことを言ってます)
「餌!? しつけ!? てか、餌!? ごはんじゃなくて!?」(注:記野崎君のご飯だと思ってます)
「どっちでも一緒だろ? 言い方の違いじゃん」(注:猫の餌だと思ってます)
「うん、まあ……そうなんだけどさ……でも、これ結構大事だと思うけどな……ちなみに、どんなごは……いや、餌をあげてるの?」(注:記野崎君のことを言ってます)
「そりゃ、健康に気を使って、栄養バランスの取れたキャットフードをあげてるよ」(注:新月のことを言ってます)
「キャットフード!? もうちょっとマシな物食べさせてあげようよ!!」(注:記野崎君のことだと思ってます)
「いや、俺もそう思うけどね……でも、缶詰って高いじゃん?」(注:新月のことを言ってます)
「いやいや、人間のご飯あげたらいいじゃん!!」(注:記野崎君のことを言ってます)
「ダメダメ。人間のご飯とかって、結構受け付けないのがあるんだよ。変なの食わせて病気とかにさせたら大変でしょ?」(注:新月のことを言ってます)
「ああ、そっか……アレルギーの問題とかあるもんね……いや、でもキャットフードって……」(注:記野崎君のことを言ってます)
「それに人間のご飯をあげても、自分は動物だからこんなの食べちゃいけない、って拒否するんだよ」(注:新月のことを言ってます)
「ああ、もう完璧に調教されてるんだ……」(注:記野崎君のことを言ってます)
「うん、親父が厳しくしつけてたからね」(注:新月のこと言ってます)
「また、親父!? 親父さんひどくないか!?」(注:記野崎君のことを言ってます)
「いや、それはまだ別にいいよ。許せる範囲だよ。ひどいのは、あの親父、風邪で弱ったニャン子に猫用の万能薬とか言って、自分の鼻くそにドブネズミとゴキブリの死体混ぜた物食べさせるんだよ」(注:新月のことを言ってます)
「それひどいってレベルじゃねえよ!? もう鬼畜外道のワンランク上をいってるよ!? 何なら、俺その親父殺そうか!?」(注:記野崎君のことだと思ってます)
「いい、いい!! 殺さなくていいって!! 俺もひどいとは思うけど、今度家族会議でそのことを糾弾してやめさせるから!!」(注:新月のことを言ってます)
「是が非でもそうして!! もうニャン子がかわいそうで仕方ないわ!!」(注:記野崎君のことだと思ってます)
すげー怒りよう……やっぱ、犬派のこの人にとっても、このエピソードはパンチ効き過ぎてたか……そうだよな……動物飼ってる人なら誰だって許せねえよな……
でも、これはちょっといい兆候だ。おじさんがニャン子に同情し始めている。(注:そりゃ誰だってします)
「あのさ……君はその……ニャン子の体を触ったりするの?」(注:記野崎君のことを言ってます)
「当たり前じゃん。俺、飼い主だもん。もう、毎日触りまくりだよ。頭のてっぺんからつま先まで、全身くまなくなでなでしてやるよ」(注:新月のことを言ってます)
「ああ、そう……」(注:記野崎君のことだと思ってます)
「頭とか背中よりも、おっぱいとかお腹とかをさすってやると喜ぶな」(注:新月のことを言ってます)
「あ、ああ……やっぱり、そこが弱いんだ……」(注:記野崎君のことだと思ってます)
「え、何? おじさん、いい歳してニャン子に触るのが、恐いとか?」(注:ニャン子=猫という意味で言ってます)
「いや、別に恐くないっていうか、まあ触りたい気持ちはあるけど、ニャン子サイドが嫌がるでしょ?」(注:ニャン子=女の子のことだと思ってます)
「それ誤解なんだよ。勝手に体とかベタベタ触って欲しくないんだろうな……って、普通の人は思うんだけど、ニャン子はそんなこと思ってないから。むしろ、積極的に『触って、触って』て、甘えてくる生き物だから」(注:猫のことを言ってます)
「ええぇぇ……そうかな? いや、おじさんも結構な歳だから、まあそういう経験がなくもないけど、だけど勝手に触ったら結構怒るでしょ?」(注:「何言ってんだこのガキ? 痴漢して欲しい女なんているわけねえだろ。エロビデオの見すぎで頭おかしくなったんじゃねえのか?」と思ってます)
「だからって、ちょっと引っかかれたり、噛まれたりしただけで怯んじゃダメだよ。それでも果敢に触りにいかなきゃ」(注:「その程度でひるんでちゃ、一生猫と仲良くなれないぜ」と思ってます)
「いやいやいやいや、それはもうそっとしておこうよ!! だって、引っかいたり、噛まれたりって、それ相当怒ってるよ!?」(注:「そこまでいったら痴漢じゃなくて、強姦じゃねえか!! 何だこいつ!? ひょっとして、とんでもねえ悪なのか!?」と思ってます)
「大丈夫だから!! 頑張って諦めずに向かっていけば、ニャン子も心を許して触らせてくれるから!!」(注:「大事なのは威嚇されても怯まない勇気と愛情だ」と思ってます)
「いや、たぶん……心を許すどころか警察呼ばれて捕まると思うけどな……」(注:「ていうか、それ……心を許してるんじゃなくて、心を壊したんじゃないのか……? 調教のしすぎで……」と思ってひいてます)
「何言ってんの? ニャン子が警察なんて呼ぶわけないじゃん。そんなの呼ぼうとしたら、俺怒るわ」(注:「警察なんて呼んだら、俺が後で親父におこられるだろ」と思ってます)
「ええええええぇぇぇぇぇぇ……」(注:「まさかの逆ギレ!?」と思ってます)
「そうやって、触ってやればニャン子も喜んで、幸せそうな顔をするんだよ。それで向こうも俺のことをペロペロしてくれたりするんだ」(注:「でもあいつの舌ザラザラしてるから、ちょっと痛いんだけどな……」と思ってます)
「ペロペロって……君、若いのに凄い経験してるな……」(注:「記野崎君にそんなことさせてんのかよ……やっぱ、鬼畜の子は外道だな……」と思ってます)
「歳なんて関係ねえよ。こんなこと小学生でもできるって」(注:「俺が始めて猫に触ったのも小学生の頃だからな」と思ってます)
「小学生で!? それはいくらなんでも早すぎじゃない!? 今の子ってそうなの!?」(注:「マジかよ……俺が童貞卒業したの三十過ぎてからだぞ……今のガキは進んでるな……てか、進みすぎだ!!」と思ってます)
「まあ、幼稚園じゃちょっと難しいかな」(注:「猫に威嚇されたら、さすがに幼稚園児じゃビビッちゃうもんな」と思ってます)
「難しいっていうか、肉体的にも倫理的にも不可能だろ!! 絶対無理!! 早すぎるから!!」(注:「幼稚園が童貞卒業できるわけねえだろ!! 何考えてんだこいつ!?」と思ってます)
「そうかな? 度胸と根性さえありゃ、出来る気がするけどな」(注:「俺の幼稚園のガキ大将なんか、猫どころか土佐犬にトライしてたからな。あいつ凄かったな」と思ってます)
「出来ないと思うし、出来たとしてもやっちゃダメだと思うわ!! そんな小さい子がニャン子のおっぱいやらお尻やらを触るのは早すぎます!!」(注:「アッハンウッフンするのは二十歳すぎてからにしなさい!!」と思ってます)
「いや、俺も尻は触らねえよ? まあ、ニャン子のケツにウンコついてたら、拭いてやるけど」(注:「新月の奴、たまにケツにウンコつけたまま歩いてる時あるからな」と思ってます)
「ケツにウンコオオォォ!? 一体どんな状況だよ!?」(注:「記野崎君一体どんな目にあってるの!?」と思ってます)
「だから、ウンコした後だろ?」(注:「猫形態の時はウンコしたあと、ケツ拭かねえからな」と思ってます)
「いや、そりゃそうだろうけど!! え、何? 常に全裸なの? 服とか着せてあげないの?」(注:「ちょっと待って!! こいつ、俺の想像以上にひどいことしてないか!?」と思ってます)
「そんなことないよ。人の時はちゃんと人の服を着せるって。まあ、獣になる時は全裸だけど」(注:「ビーストモードの時は基本服着ないからな」と思ってます)
「ま、まあ、それは分かるかな……」(注:「アッハンウッフンする時は誰だって服を脱ぐもんな……」と思ってます)
よし、なかなかいい手ごたえだ。あともう一押しで、この人を更正させることが出来そうだ。
「おじさんも今度ニャン子を触ってみなよ」(注:「そうすればきっと猫のよさに気づくはずだ」と思ってます)
「えぇ……そんな爽やかな笑顔で触ってみなよって言われても……どこで? 電車とか?」(注:「え、痴漢しろってこと?」と思ってます)
「電車にそんなニャン子がいるわけないじゃない」(注:「電車に猫なんていないって」と思ってます)
「だ、だよね……それはさすがにないよね」(注:「良かった……この国がそこまでおかしくなってなくて」と思ってます)
「そうだな……雨の日とか捨てられてるニャン子を拾って、冷たい体をお風呂で温めて、それからなでなでしてあげなよ」(注:捨て猫のことを言ってます)
「いやいやいやいやいや!! ちょっと待って、ちょっと待って!! 雨の日に捨てられてるって、それ結構傷ついたニャン子でしょ!?」(注:失恋直後の女性のことだと思ってます)
「まあね……心ない人間もいるからね……」(注:ペットを捨てる無責任な人間に心を痛めてます)
「いや、そんな人間達に傷つけられたニャン子を拾って触るって、物凄く弱みに付け込んでない!? てか、そっちの方がよっぽど心無い人間のすることだと思うんだけど!?」(注:目の前の人間に心が恐怖を感じ始めています)
「そんな言い方したら、物凄く悪いことしてるみたいじゃん!! そうじゃないよ!! 救いの手を差し伸べてやるだけだよ!!」(注:捨て猫はかわいそうだと思ってます)
「まさかの自覚ナシ!? 君、結構悪人だな!! ていうか、それ物凄く人権を無視してない!?」(注「こいつ悪魔だ……」と思ってます)
「何言ってんの? いくらペットは家族だって言っても、所詮相手は動物なんだから、人権なんてあるわけないじゃん」(注:猫のことを言ってます)
「かああぁぁぁ……」(注:「悪魔なんて生ぬるい!! こいつは魔王だ!!」と思ってます)
あれ? 何でドン引きしてんの? まあいいや。
「なあ、おじさん。ニャン子の良さ分かってくれた?」(注:猫のことを言ってます)
「いや、ニャン子の良さは分かんないけど、ニャン子の苦労は物凄く分かったわ」(注:記野崎君のことを言ってます)
「は……? まあ、ニャン子に同情してくれるなら、ニャン子を飼ってる俺としても嬉しいけど、もうニャン子を撃ったりするなよ?」(注:子猫のことを言ってます)
「もう、絶対撃たない!! 撃たないっていうか、撃てない!! 依頼人にも断る!! これ以上ニャン子を狙うようなら、その依頼人を殺す!!」(注:記野崎君のことを言ってます)
「……?」
己の心を自制するという意味か? まあ、何にしても、これでニャン子が狙われるようなことはないな。
「じゃあ、もう帰っていいよ。毒の効果も切れてるだろうから、動けるでしょ?」
「あ、本当だ……動ける」
おじさんは動けるようになると、ライフルをカバンにしまい、それを肩にかけ、さっさと帰り支度をすませた。そして、屋上から立ち去ろうと、ドアに向かいトボトボと歩き、すれ違いざまに俺につぶやいた。
「あの女の子のこと……大事にしてあげるんだよ……」
「……?」
女の子……? 記野崎のことか? でも、何で俺が記野崎を大事にしなきゃ……あ!!
そういえば、おじさんはスナイパーライフルで記野崎のことを撃とうとしていた。と、いうことは。そのスコープで公園を覗き、俺が記野崎に膝枕をしてもらっていたり、記野崎が俺の肩に頭を乗せていたりしたところを、見てたということだ!!
うっわ、やべ!! 超恥ずかしいよ!! ていうか、完全に勘違いされてない!? 違うよ!? そういうんじゃないからね!? 俺とあいつは単なるクラスメートでお友達です!!
と、弁解しようと振り返ったが、おじさんの姿はどこにも無かった。罪悪感にさいなまれてダッシュで逃げたのか……(注:「こんな奴の前からは一秒でも早く立ち去りたいと」と思い、ダッシュで逃げました)
まあ、どうせもう会うことは無いだろうから、別にいっか。と思いつつも、俺はどこかやりきれない思いを胸に抱いたまま、屋上を後にした。
次回予告
怒りによって目覚めた伝説の超長輔。略して超輔。
次回は4月16日午前10時に更新します。
一時間お待ちください。
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