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第383話 お国事情 ――皇国後宮事情――

 昨夜の内に外伝へのリンクを目次に作っておきました。

 カイト達天桜学園の面々と皇族たちとの顔合わせが終わったその後。カイトは非常に疲れた顔で与えられた客室に居た。


「……どうしてこうなった」


 ある意味花園な目の前の光景に対し、カイトが大きく溜め息を吐いた。目の前にはメイド服の美少女が一人、ドレス姿の美少女が二人。本来はシア付きの侍女――と言う名の護衛――と言うヘンゼルも一緒である。

 尚、メルのお付きの小夜は現在本来の所属部署に報告に行っており、アンリのお付きのメイドと椿は厨房へ行き、軽食を用意している所である。


「まあ、貴方の女癖の所為でしょ」

「そうね」

「そうなんですの?」


姉二人の言葉に対して、アンリがきょとん、とした素振りで尋ねる。これに、カイトはため息混じりに答えた。


「そんな事実は無い。オレは被害者……だと思う……だといいなぁ……」


 段々と自信が無くなるカイト。若干自覚はしているらしい。そうして落ち込んでいったカイトであったが、気を取り直して、シアとメルに問いかけた。


「とりあえず、お前ら本当に姉妹か?」


 カイトがそういうのも、最もだ。片や金髪――ちなみにアンリも金髪――で、片や燃えるような真紅だ。更には片や中学生ぐらいと見積もっても大丈夫なスタイルで、片や出る所は出ており、引っ込む所は引っ込んでいる抜群のスタイルだ。

 まあ、二人共容姿端麗な美少女だが、その方向性も異なる。シアの方は可憐な美少女。メルの方は快活な美少女。おまけに言えば、姉・シアの容姿は10代中頃に見え、妹・メルの容姿は10代後半だ。同じ血を引いてたとしても、ここまで違う事は無いだろう。同じなのは唯一、その眼に強い意志を宿しているぐらいか。そんなカイトの問いかけに、シアが頷く。


「ええ、姉妹よ。母親が違うの。皇帝の後宮については……語るまでも無いわよね?」

「ああ、これでも皇国貴族の端くれだからな」


 シアの問いかけに、当然とカイトが苦笑しつつも同意する。当たり前だが、彼は公爵位だ。そこら辺は歩く六法全書と言うべきウィルから叩きこまれていたし、ここでわからない、とのたまった瞬間に彼が出てきて解説を始めるだろう。それはゴメンなので、カイトは皇帝婚儀に関する幾つかの暗黙の了解を口ずさむ。


「男性皇帝の場合、皇国国内の幾つかの有力種族から数名。有力貴族から数名。友好国から何名かの后を迎え入れる。これがデフォルトだ。婚姻の儀は一番初めを除いて、大抵の場合はその度に行う。一番初めだけは、複数の后を迎え入れた大々的な物だな。まあ、優劣を付け過ぎると派閥を作るから、というあまり有り難くない理由だ。さすがに一律同時は後の貴族や他国の王侯貴族達が煩いからな。皇国では通例として、婚姻の儀の順で、皇国がどれだけ重要視しているのかを表す。ま、普通は最も支援してくれた皇国貴族か種族が一番初め、だな」


 カイトが魔術を使用して空中に図式的に表しながら説明する。これは婚姻関係を利用して、各国各貴族各種族の結びつきを強める為だ。婚姻関係とは最硬にして最古からある家同士を結びつける手段なのである。

 その為、皇国皇帝だけは、複数の后を娶る事を暗黙の了解で義務付けられている。権利では無く、義務だ。まあ、流石にそんな事を法律に明記出来ないので、これらはあくまで、暗黙の了解、なのだが。


「お父様の場合みたいに、リサリア母様を市井の者からいきなり迎え入れる様な事もあるわね。まあ、でもそれは稀でしょう。当時は皇太子就任前だったらしいわ」


 メルが少し呆れた顔で補足として、自分達の父親の事を例に出す。リサリアとは、リオンの実母の事だ。尚、呆れた顔をしている彼女だが、自身も異邦人の男をいきなり夫としようとしたのだが。これでカイトが公爵でなければどうしたのだろうか、とカイトもシアも思っていた。

 後に聞けば皇帝の地位を継ぐつもりが無かった――正確には無くなった――為、輿入れするつもりだった、らしい。


「……だからか」


 何かを理解した様な遠い目をしてボソリ、とカイトが呟く。皇族の今世代はどうやら、性格的に父親にそっくりの様だ。そして件のリサリアなる皇妃は非常に面倒見が良いらしく、その影響を多大に受けても居たらしい。つまりは、この二人のおかげで、貴族らしからぬ性格になっていたのだろう。


「はぁ……まあ、それは例外だ。で、女性皇帝の場合は、少しだけ趣が異なる。子を産めるのは皇帝だけになるからな。結局有力貴族や有力種族、友好国から婿を迎え入れるのは同じだが、人数が一気に減る」


 こればかりは仕方がない。女性にとって、出産は命がけだ。それは万全の態勢で臨める皇帝といえど、何ら変わりは無い。その為、皇帝自身に負担のかからぬよう、迎える婿の数も一気に減るのである。

 なので、女性皇帝の御世ではあまり外交が盛んにはならないのであった。その点、皇国外交部にとっては女性皇帝よりも男性皇帝の方が望まれる。こればかりは、政治上の観点なのだから、致し方がないだろう。


「そういうことよ。私と第12皇子ラトアニアが同じ母親、メルは別の母親の弟妹無し。アンリは第6皇子ハムレットと同じ母親。ちなみに、お兄様は第4皇女パールが一緒の母親よ」


 カイトの言葉を認め、更に彼が知らないだろう事を教えるため、シアが今居る面子の同じ母親の弟妹を上げる。

 ちなみに、全員これが本名では無い。幼名の方だ。一応カイトは公爵位なので、そこら辺は教えられないのである。


「なるほどな」


 カイトが納得した様に頷く。あまりに違い過ぎたので訝しんだのだが、よく思い出してみれば今日会った中に似た容姿の皇子皇女達が居た。容姿的に皇帝レオンハルトとは似ていないのが、今代の皇女達の特徴なのだろう。と、そんな安心しきった顔のカイトに、シアが楽しそうな顔で、爆弾を投下した。


「ちなみに、私が異種族代表の家の娘。メルが貴族代表の家の娘よ?」


 クスクスと笑うシアを見て、カイトはシアの言葉に自分が手を出した少女達が、色々と面倒な少女達であったことを改めて悟る。これは後宮における派閥の事を言っていたのだ。つまり、カイトは後宮の派閥トップの娘をダブルで手を出していたのである。

 本来ならば内輪揉め、後宮での醜聞に繋がるので、皇国側にしても後宮に派閥なぞ作りたくは無い。しかし、人が複数集まる以上、何時かは派閥が出来てしまう。

 とは言え、好き放題に作られて制御が出来なくても面倒なので、皇国側が派閥の土台を作っておいたのだ。後は母親の背景からそれに割り振れば、最悪トップ同士の話し合いで表向きだけでも解決させられるのである。

 ちなみに、その派閥は三つだ。二つはシアの言った通り貴族と種族、最後の1つは諸外国からの后達である。このため、三つの派閥を構成する為の妃たちを一番初めに迎え入れる必要があったのである。

 尚、更に上に、後宮を取り纏める后が存在する。誰かが取りまとめないと、三つの派閥が修復不可能にまでいがみ合う事になる可能性があるからだ。

 これは一番初めの婚儀が執り行われた際、家柄が高く、そして――皇国上層部にとって――物分りの良いの后が、その派閥の代表に就くのだ。皇族も貴族社会である以上、家柄の貴賎、有用性等から完全な平等など望めない。今回の場合シアの母親とメルの母親が、その派閥のトップの役目を担っていたのであった。


「私のお母様がハイゼンベルク家の……って、どうしたの?」


 メルが実家の名前を上げた瞬間、カイトが非常に嫌そうな顔をした事に気付いた。


「そうか……オレ……あの爺に挨拶行かないと行けないのか……」


 絶望。まさにそんな表情でカイトで落ち込む。メルを娶る否かは別にしても、関係を持った以上はどう足掻いても、面通しはしないといけないのであった。が、そうして落ち込んだカイトだが、続けてシアの裏事情を悟ろうとして、目を見開いて顔を上げた。


「っつ! そうか、それでレイが使えないのか!」

「あら、どうしたの、急に」


 カイトが急に何かに気付いたかの様に顔を上げたので、シアが驚いて問い掛けた。それは自身が出会った時に『レイ』の略称を使えない、と言った事に対してであった。が、そんなシアに対して、カイトはじっくりとその顔を見ながら、更に納得を深めた。


「やっぱりそうだ! 似てる! 鮮血のレイナード! 夜の血族の吸血王! <<夜王(ミッドナイト・キング)>>か!」

「あら、知ってるの? お祖父様の事」


 シアはカイトの驚愕と笑みに少々引きつりながら、問い掛ける。それに、カイトが笑いながら頷いた。


「知ってるも何も、ダチだ! って、アイツ、子供生まれてたのか! なっつかしーな……ん? そういえば、メルは龍族の血脈か?」


 見知った者の子供の子供に出会った事に喜ぶカイトだが、ふと気付いた。ハイゼンベルク家の主筋は龍族なのだ。ならば、主筋の血脈であるメルも龍族の筈である。

 ちなみに、此方に気付いた所為で、その<<夜王(ミッドナイト・キング)>>とやらに挨拶に行かなければならない、ということをすっかり失念し、後々大いに頭を悩ませる事になるが、今は置いておく。


「そうよ。まあ、さすがに実家は家出娘に支援してくれてないけどね」


 少しだけ苦笑したメルがカイトに語る。ちなみに、当時メルを熱心に支援していた貴族とハイゼンベルク家は違う。ハイゼンベルク公であればメルの性質を見抜き、予めメルに愛される様な男をあてがうだろう。ここらが、場数の差だった。


「当たり前だ。あの爺は無駄金を使う馬鹿じゃない。なら……小夜……は違うか。エメは従姉妹か?」


 小夜は乳母の娘、と言っていたので、どちらかと言えば似ていたエメラルダの方を血縁者と見たカイトは、メルに尋ねてみた。


「まあ、そうね。エメの母親はハイゼンベルク公の妹の娘よ」

「……あ。い、言われてみれば……」


 言われたカイトが手で顔を押さえ、件のハイゼンベルク公の妹を思い出す。確かに、エメラルダの顔立ちには、その面影が感じられた。


「仲、よろしくないんですの?」


 ハイゼンベルグ公ジェイクの話になった途端カイトが非常に嫌そうな顔を止めないので、アンリが小首を傾げて問い掛ける。それに、カイトが苦笑しながら、頭を振った。


「仲が悪い、か……いや、そういうことはないな。ただ単に、オレと爺の間柄の問題だ。まあ、男が言うのもなんか、と思うが、お互いに素直じゃないからな」


 座っていた椅子に深く腰掛け、カイトが苦笑混じりにハイゼンベルク公との仲を語る。しかし、その顔はどこか嬉しそうであった。

 ちなみに、ハイゼンベルク家は長寿かつ高位の龍族としての特性を活かし、多くの知恵とコネを貯めこみ、それを主に他国との内政と外交政策に活かしている。コネの数と他国に対する影響力で言えば、恐らくカイトよりも多岐に渡るだろう。


「本来の姿は旗見ろ。どこぞの爺の全盛期の姿が……いや、あの爺の場合は何時も全盛期か。いい加減隠居しても良いんじゃねえかねぇ」


 深い溜息を吐いて、カイトが訂正して、更に笑う。まあ、カイトと同じくあの老公爵にとってのやる気は、張り合いがあるかないかに比例する。カイトという厄介事が帰って来たのなら、さぞやる気に満ちあふれている事だろう。


「まあ、余とも馴染みの時点でもうそろそろ龍族でもイイトコじゃからな。隠居しても良いじゃろう、というのには、余も同意する」


 ふっ、とティナがいきなり現れ、カイトの愚痴にコメントを入れる。ちなみに、彼女が王位に就いたのは皇国建国から100年経過した所だ。その為、それなりに有名になり始めたハイゼンベルグ公ジェイクとも外交上幾度も会っているのであった。


「きゃっ!」

「む、スマンな」


 いきなり現れたティナに、アンリが驚いて危うくティーカップを取り落としそうになった。シアもメルも驚いてはいるが、積んだ経験の差で驚きは小さかった。


「首尾は?」


 いきなり現れたと見えたのは、アンリ達だけだ。カイトにはあからさまな転移術の兆候が見て取れたので、驚きは無かった。戦闘中となればこんな兆候は見せないので、彼女なりのノックのつもりなのだったのだろう。

 ちなみに、当たり前だが皇城の内部には転移を禁止するような結界が展開されている。彼女を皇城の内部に入れて数日も放っておけば、当たり前の様に厳重な防備の中でも簡単に転移できる魔術を開発出来るのであった。と言うより、暇過ぎて他にすることが無いので、開発したのである。彼女の正体を把握しながら、暇潰しを与えなかった皇国側の不手際である。


「上々じゃ」


 ティナが椅子に座るでは無く、頬杖をつくカイトにしなだれかかって答えた。彼女は先の会合の折りに皇帝レオンハルトに請われ、皇城の防御術式と、そのメンテナンスを行うゴーレム達の調子を見るように請われたのである。今はその手筈を整えて、その後の準備待ち、だった。


「あら、そういうのも」

「やめとけ」

「……ちょっとショックね」


 そういうのも悪く無い。ティナを見たシアがそう言おうとして、カイトから止められる。止められたシアはなんとなく理由を察して、何時ものすました顔に珍しく少し落ち込んだ表情が浮かぶ。

 これはここまで女王の雰囲気を纏う彼女だから似合うのであって、メイド服の10代そこそこの容姿の少女がやった所で、全くさまにならないのだ。おまけに、シアは性格的にこういう艷は何処か違う。本人も理解していたのだから、致し方がないだろう。


「メルは……似合わないわね」

「だろうな」

「なんでよ! と言うか、お姉様まで!」


 ちょっと良いな、とメルも思っていたらしい。シアとカイトから受けた否定の言葉に、むっとした表情で怒鳴る。が、これはティナも同意見だったらしい。


「なら、ほれ」


 ティナがパチン、と指を鳴らすと、即座に両者の場所と姿勢が入れ替わる。転移術の初歩、二つの物体の場所の入れ替えである。この程度なら、まだ出来る者も多い術だった。ティナが簡単にできても不思議は無い。


「きゃっ!」


 今度はさすがにメルも驚きで声を上げる。まあ、いきなり転移させられたのだから、仕方がない。


「え、あ……うぁ?」


 何が起きたのか理解できず、少しの間キョロキョロと周囲を見渡し、メルも漸く状況を理解する。その間に、カイトが彼女の腰に手を回し、何処ぞの映画の如くのポーズを取る。


「……なにそれ。くさっ。と言うか、何このポーズ」


 自身がしなだれかかる様なポーズをとっている事に気づき、うわぁ、と嫌そうな顔をする。


「お前がさっき良いな、と思ったポーズだ」


 そんなメルに肩を竦め、カイトが呆れた顔で告げる。


「……と言うか、いい加減腰から手を離しなさいよ!」

「いってっ!」


 腰に回していたカイトの手を抓り、少し頬を赤らめて立ち上がるメル。どうやら少し恥ずかしかった様だ。まあ、これは桜達も良いな、と思いつつも恥ずかしがっているぐらいだ。仕方が無い。


「はぁ……」


 そんな様子を見たシアとティナが、同時に溜め息を吐いて、ティナはそのまま転移してカイトに再びしなだれかかった。確かに、この二人ならばこの関係の方が良いだろう。何処か事務的に似たシアとカイトの関係と同じである。


「これがやりたかったら媚と艷を学べ、小娘共」


 何処か勝ち誇った顔で、ティナがメルを見る。言葉で表すなら、どやぁ、という様な表情であった。


「カイトが似合ってないわよ」

「うっさい。こっちで満足か?」


 そんなメルの言葉に、カイトが本来の姿を取った。二人で居並べば、まさに覇王と女帝の絵となるだろう。


「……やっぱりそっちの方がわかりやすいですの」


 と、そんな二人に対して、今まであまり喋らなかったアンリがカイトを見据え、言う。


「む?」


 漸く発せられた言葉に、ティナが興味を示す。


「何が分かるのじゃ?」

「簡単ですの。義兄様と義姉様の力、ですの」


 何処か焦点の合わない眼でじっ、と二人を見据え、何かを感じるかの様なアンリ。それの意図に気付いたカイトが、苦笑して忠告をする。


「アンリ、さすがに許可もなく正体を探られるのは、あまり良い気がしないし、褒められた物じゃない」

「あら、この娘はもっと前から気付いてるわよ? と言うより、私も、メルも会った時から貴方達が人間じゃ無い事なんて気付いていたわよ」

「あ、エメもよ。あの娘の父親は皇族だもの」

「何?」


 シアとメルが言った言葉に、カイトが眉を顰める。対してティナは意外そうな顔で頷いていた。


「ほう、意外とそんなに血は薄れておらなんだか。」

「そうでも無いわ。現にハインリッヒは気付いていなかったらしいわね。言ったらトンデモなく狼狽えてたもの……ああ、安心して。記憶は消したから」


 途中カイトが何かを言いたげな顔をしたので、理由を察したシアが補足する。


「どうやら、ウチのメイド様は本当に優秀なご様子で」


 今まで彼女が表に出なかったのは、こういった皇族同士の揉め事を闇に葬る為だ、とカイトも完璧に把握する。本当に様々な分野で有能な彼女に、思わず若干苦笑が浮かんだ。


「あら、お買い得よ?皇位を継承する気が無いから、表立って活躍する気も無い。夫を立てる女、所謂、アゲマンよ」

「さいですか」


 何処か楽しそうに語るシアに、カイトは全く取り合わない。彼女の場合は厄介事がオンパレードの様な気がするのだが、と思うカイトだが、彼女もそれは把握しているため只々意味深な笑みを浮かべるだけであった。


「御主人様、軽食が出来ました」


 そうして、雑談している間にいい匂いが漂い始め、椿とアンリのお付きが湯気の上がるスコーン等の軽食を持って来て、漸く本題に入るのであった。

 お読み頂き有難う御座いました。

 次回予告:第384話『支援』


 2016年3月14日 追記

・『尚、呆れた顔を~自身も異邦人を~』となっていた部分を若干修正しました。

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