第354話 初代皇王イクスフォス
暫くは解説が続きますが、お付き合いください。
『……あー……』
玉座らしい椅子に座ったイクスフォスは、口を開き、何かを言おうとする。が、そのまま暫く、何も言わない時間が続いた。それに画面の中の貴族達が首を傾げた頃、彼はかぶっていた王冠を脱いだ。
とは言え、それが何かを暗喩しているなどでは無く、ただ単に頭が痒かったかららしい。そうして、ぼりぼりと頭を掻きながら、何を言うべきか決めた様だ。
『……うん。ごめん、ジェイク! あんちょこに書いてくれたの全部忘れた!』
王冠をかぶり直す事もなく片手を上げての第一声に、一同がたたらを踏む。まさか玉座に座って第一声がそんな言葉とは誰も思わないだろう。
とは言え、これには一つの効果があった。この場に居るのは当然だが今は有名で名のある貴族達でも、その当時はまだまだ貴族とも言えぬ者達だ。それ故、どうしてもあった固っ苦しさや緊張が吹き飛んだのだ。そして緊張感も厳かさも全てが吹き飛んだ場に、一つの神経質そうな声が入ってきた。
『お前は……あれを作るのにどれだけ時間が必要だったと……』
『いっやー、悪い悪い。でもさ、あんなの覚えらんないって。えーっと、我、イクスフォスは云々……ぐらいは覚えたんだけどな?』
『一番初めだけか! しかもそもそも覚えていないのか!』
神経質そうな若者の悲しげな怒号が、砦に近い王宮の前に響き渡る。彼は言うまでも無く、今の世にハイゼンベルグ公ジェイクと言われる若者だった。
『ああ……わかっていたさ……貴様にそんな固い文章を覚えられる頭が無い事なんて……そして始めの一文を覚えられた事には感動するさ……』
『だから悪いって……』
ずーん、と落ち込んだハイゼンベルグ公ジェイクに対して、笑いながらイクスフォスが謝罪する。戴冠式だというのに、なんとも締りのない戴冠式だった。
だが、これこそが、彼らしさなのだろう。彼に仕えたという名家の貴族の始祖達は、そんな元叛乱軍最高幹部達のなんとも締りのない遣り取りに、そこかしこで笑い声を上げる。
だが、このままでは見せる意味の無い単なるホームビデオと変わりがない。ここから、彼の王しての言葉が始まるのだ。そうして、何処か恥ずかしげにイクスフォスが口を開いた。
『それに、さ……やっぱ、あれってオレの言葉じゃないだろ?』
言われて、ハイゼンベルグ公ジェイクも、その場の面々も気付かされる。確かに、彼らは戴冠式というのだから格式張り、そして真面目な物だ、と思っていた。だが、それは彼らしくない。自分達らしくも、だ。
彼らは叛逆者達。当たり前だがお上品さとはかけ離れた存在だ。それ故、全員が貴族として叙任するというのに、何処かちぐはぐさを有していた。そんな自分達が格式張った所で、ちぐはぐなのは当然だった。
彼はそれを何処かで見抜いていたのだ。自分達らしくない戴冠式を行った所で、それは自分達らしい国を作った事にはならないだろう、と。
そうして、はっとなった一同に、イクスフォスは――見ている一同には分からない事だが――滅多にない真剣な表情を浮かべる。それは誰もが見惚れる美丈夫の姿で、人々を結び付ける王者の風格を有していた。
『だから、ここでだけは、オレの言葉で伝えさせてくれ……なあ、オレはオレが王様だ、って思った事は無い』
王様として、玉座に腰掛けながら、イクスフォスは自らが王様である事を明確に否定する。それは彼の本心の言葉だ。だが、それをその場の誰もが内心で否定する。それは彼こそが王様だ、と担ぐ彼らだからこその、無言の否定だった。
『当たり前だろ? オレはみんなが知ってる通り、バカだし、なんにも出来ない。文章を覚える事も、戦う事も、治世を行う事も、全部、出来ない』
事実を事実として、イクスフォスは自らを否定する。そしてこの言葉は、誰も否定する事は出来ない。だが、ある一言だけは、全員が無言で否定する。
確かに彼は他の誰かが出来た事が、彼には出来ない。それ故に、彼は<<無才>>なのだ。だが、何もかもが出来ないわけでは無い。彼は他の誰にも出来なかった事を、成し遂げた。
『オレはオレを信じられない。そもそも、オレはルルにあれだけ教えてもらっておきながら、しくじって、その結果、この世界に居る。そんなオレが、どうしてオレを信じられる?』
イクスフォスは、一同に問い掛ける。彼の言った事は、誰もが知っている事だ。彼はこの世界の存在では無い。理由があって、この世界に来たのだ。
その理由とは、彼が本当に不出来だったからこそ、だ。妹と共にある力の特訓をしていた時に、それを失敗して、この世界に迷い込んだのだ。
そしてその力にしても使いこなせると言える様になったのは本当に最近の事で、それは彼の一族からすれば、遅すぎると呆れられる程だった。そんな彼が自分自身を信じられる道理は、普通に考えれば、存在していなかった。
『でも、オレは一つだけ、信じている事がある……それは、お前らだ』
自らを信じられない、と断言した男はしかし、はっきりと自らの目の前で彼に呑まれている一同に絶対の信頼を明言する。そしてそこには絶対の自信があり、それに一点の曇りも無い事を、喩え彼を知らぬこの場の面々にとて、理解させていた。
『オレはオレを信じられない。だけど、オレはお前達を信じている。そのお前たちがオレを信じてくれるのなら、オレはオレが信じられる』
イクスフォスは、一同に感謝にも近い感情を滲ませながら、自らの言葉で、自分が居るのはお前たちのおかげだ、と明言する。
それはカイトと同じく、自分に絶対の自信を持つ者の言葉だった。そうして、イクスフォスが普通でない王様であるが故に、皇国が皇国たる常識外れの法律が、誰の相談も無く、彼の皇王としての歴史で唯一のトップダウンで決定される。
『だから、敢えて言わせてくれ。これは多分、皇王として即位したオレが施行する、たった一つの我儘の法律だ。エンテシア皇国憲法第一条に、オレはお前達へオレへの叛逆の許可を与える』
これは法律として、エンテシア皇国の貴族が絶対の義務として背負う、唯一つの戒律。それが、彼の口から、明言される。そうして、明言して、更にイクスフォスが理由を告げる。
『オレはお前達に背中を押してもらって、ここに立っている。もしその背中が押すに足りない背中だ、と思うのなら、お前たちが斬ってくれ。オレの子供だから、って遠慮することは無いさ。だって、オレの子供だぜ? いや、まあ、ユスティの子供でもあんだけど……普通にミスりもするだろうし、何処かで腐っちまう可能性だってある。そんな国を何時までも存続させておく必要はねーよ。オレ達の失敗に、子供達まで巻き込む必要は無い……だろ?』
自らの国を叩き壊せ。そう明言して問い返したイクスフォスに、画面の中の一同は苦笑するしかない。彼らがこれを否定出来るはずはない。
なにせ、彼らは真実、国が腐っていたから叩き潰したのだ。それを子孫達にするな、と言える様なまっとうな精神は持ち合わせていなかった。
『だから……オレはオレの英雄達に依頼する。英雄達よ、無垢なる民の涙の為、狂った秩序を壊してくれ。オレは王として、貴族に命令する。貴族達よ、無辜の民の安寧の為、秩序を守れ。オレは叛逆者の盟主として、一同に指示を下す。皇国貴族であれば、狂った秩序をぶっ壊して、正しい秩序を創れ。今更外面気にしたってどうしようもねーし、法律なんぞ気にすんな。どっかの世界では悪法もまた法なり、とか言ったバカが居るらしいけど、んなもん知ったこっちゃない……なあ、オレ達は何だ?』
イクスフォスの問いかけに、一同が貴族では無く、誰もが大戦を超えた英雄としての顔で、答えた。それは一同の誇りだった。それは誰もが自分達が正しい道を進んでいると信じているが故の言葉だった。
『我ら悪逆無道を為す帝国への叛逆者なり。我ら無垢なる民の怒りを聞きて立ち上がりし、正しき道を進む叛逆の徒なり。我ら無垢なる涙を掬い上げし正しき逆徒なり』
知らずイクスフォスに跪き、頭を垂れて放たれた一同の斉唱に、イクスフォスが少し苦笑しつつも太陽のような笑みを浮かべる。それは彼もまた、同じく胸に秘めていた想いだった。苦笑したのは、予想に反して頭を垂れられたからだ。
実は彼は少しだけ思い違いをしている。この道を示したのは、他ならぬイクスフォスその人だ。誰もが『自分で』道を作ったのではない。この笑顔に、この想いに誰もが魅せられて、ここまで『ついて来た』のだ。
つまり、彼らはイクスフォスが抱いた想いを受け取って、それを胸にしていたに過ぎないのである。英雄に魅せられて、誰もが英雄足らんとした結果が、彼が英雄と呼ぶ者達だった。
つまり、彼が英雄だったからこそ、そして誰もを惹き付ける王様だったからこそ、彼らも英雄であれたのである。彼は自らが英雄であると自覚していなかったが故に、鏡を見て英雄と言ったに近いのであった。
そしてだからこそ、他の誰でもなく彼が王様なのだ。王者として備えているべき治世の才能が無いなぞという些細な事は、彼らにはどうでも良かった。そんな物は彼らが持ち合わせていた。そんな物に興味は無い。彼が盛りたてるに相応しい貴き精神を持ち合わせていたからこそ、イクスフォスこそが王者なのだった。
『だろ? じゃあ、この矛盾を、胸に秘めておいてくれ。オレはお前達を信じている。だからこそ、この国を叩き直す事を、お前達に任せる。さっきも言ったけど、オレ達の意思一つで恣意的に作れる法律なんか気にすんな。全ては、民の為。そのために、第一条でぶっ壊す許可を与えたんだ』
『御意! 我らは叛逆者達なり! それ故、叛逆者の長・皇王陛下の命! しかと、受け止めました!』
常識外れの法律は、常識外れの部下達であるが故に、絶大な賛同を得て、施行される。これは破った所で罰則規定は無い法律だ。そんな物は設定されていない。単なる精神を縛る法律だからだ。
そしてそれは常識外れの彼らだからこそ、悪用されない法律だ。それを悪用しない事は、皇国貴族だからこそ、求められる。初代皇王イクスフォスと同じ道を見た彼らだからこそ、子供達も同じ道に進ませなければならない義務を負うのだ。そうして、それで映像は終わりを迎えたのだった。
だが、これで終わりのはずの映像は、しかし何故か、終わらなかった。いや、確かに映像は終わっていた。だが、まだ音声は続いていたのだ。
『あー……まだオレの知らない英雄に、これを宛てる。然るべき時に、これは開封される様にしておいた……なあ、次は、お前らの番だぜ? オレの作った国を、お前らに預ける。皇国がまだあるのなら、これ、忘れんなよ』
最後に入っていたのは、イクスフォスの声だった。それは何時からか紛れ込んでいた、彼の言葉だ。何時録音された物なのか、何故この映像の後に残されていたのか、それら全てが理解不能な音声だった。それを最後に、全ての映像は終わるのだった。
映像が終わった後。誰もが、映像に呑まれていた。当たり前だ。彼らにしてみれば、初めて見る英雄の姿だ。自分達とはありとあらゆる風格が異なる男に呑まれるのは、当然の事だった。
「この戴冠式の後。彼は数々の当時画期的な法律を施行し、組織を設立……幾つかは彼の死後、時代の流れと当代達の引退や死去によって後退することとなりますが、概ね、これは今なお続く組織や法律の元となっております。さて、ここまでに何か質問はありませんか?」
ここまで語った所で、フィーネが質問を受け付ける。当たり前だが一気に語るだけでは教科書を読むだけと大差ない。双方向に遣り取りを行うからこそ、講習には意味があるのだ。と、そうして当然の疑問が、ここで出た。
「……はい。初代皇王、っと映像でおっしゃいましたが初代皇帝では?」
「良い質問です。初代皇王陛下ですが、彼は何より、民達との繋がりを大切にしておいででした。それ故、彼は皇帝だと偉そうだ、皇王なら、なんとなく親しみがありそう、と言うことで、皇王を名乗ったそうです。作り話なのかもしれませんが、彼の人柄の良さを示すエピソードとして、皇国では事実として語られています」
フィーネの解説を受けて、一同は事実だろうと推測したし、事実だった。先の映像は何よりも彼の変なこだわりがありそうだ、とわからせていた。
ちなみに、それを聞いていたらしいグライアが思い出して爆笑していたことを、カイトは思い出す。どっちも変わらないだろう、と彼女は言っていた。カイトもそう思うが、彼の中では、何かが違うのだろう。
「さて、では何故、現代では皇帝、と呼ばれるか、ですが……これは300年前。大戦……叛逆大戦と分けて連盟大戦と呼ばれる大戦で変わります」
その後も幾つかの質問を受けた後、フィーネが話を進める。ちなみに、何故連盟大戦、と呼ばれる事になるのか、というと、各国が平等な連盟を組み、連合軍を結成し勝利した戦だから、である。
まあ、当然ながら平等なのは表向きだけで、実際には順序や主導権争いなどが起こる寄せ集めであったのだが、表向きそうなので、そう言われる。
「皇国で大戦と言えば、叛逆大戦か連盟大戦の何方かになります。この連盟大戦は勃発こそ第12代皇王陛下の御世ですが、皇帝へと名を変えるのは、英雄にして賢帝ウィスタリアス第15代陛下のお祖父様、熾烈王と名高い第13代皇帝ウィリアムズ陛下の御世です」
更に解説を続けるフィーネが写しだしたのは、これまた一枚の写真だ。それは白い髭を蓄えた、白髪の男性だった。彼こそが、第13代皇王にして、皇帝と名を改めた皇帝・ウィリアムズだった。
「先代魔王軍の猛攻を受け、彼はバラバラだった貴族たちを纏め上げる為、皇王へと権力を集める必要を感じました。そうして、彼は苦渋の決断の末、初代陛下の言いつけに反し、皇帝を名乗り、権力を集中させる事を決意されます。権力を束ねて先代魔族軍へと一大反攻作戦を決定します。当初優勢に進めていた戦いですが、しかし、これは先代魔王が戦場に参戦した事により、戦況は一変。最後は皇都北。今のマクダウェル公爵領の中にある『カラムの丘』で第13代皇帝陛下の戦死という大敗北を経験することとなります」
再び地図を出しながら、フィーネが主な戦況の移り変わりを説明していく。ちなみに、『カラムの丘』というのは、ちょうどマクダウェル領の中心近くにある場所だった。それまで最前線が500キロ程南だったことを考えれば、第13代皇帝がかなりの軍略家であった事が察せられた。
「以後、皇国では組織だった反攻作戦を行う力を失い、反攻作戦に出れるようになるのは、ご令孫であり後の皇帝であるウィスタリアス陛下や勇者カイト様達英雄たちの登場を待つことになります。彼らの大戦期の活躍については、本題ではありませんので省略致します」
フィーネは少し苦笑ながらも、少し期待していたらしい生徒達に告げる。カイト達の活躍を逐一説明していると、日が暮れる。そもそも彼女も最前線で見ていた一人だ。日が暮れる所か何日でも語れる。だが、ここで英雄譚を語る必要も無いし、そんな時間も無かった。
「さて、では話を初代皇王陛下に戻します。彼が施行した法律や制度は、今としては常識的ですが、当時としては革新的過ぎた物が多かったのです」
一同の期待を素気無くスルーしたフィーネだが、再び話を皇国の歴史に戻す事にした。当たり前だが、初代皇王についての話が多くなるのは、仕方が無い。それほどまでに、建国の祖というのはどの国でも重要視されるのだ。
「例えば、奴隷制度の完全撤廃。これはかの勇者様が行った事で有名ですが、実は初代皇王陛下も同様の法律を施行されておいでです。なので勇者カイトやその仲間達が行ったのは、その復活、というのが正解です。では、その奴隷制度ですが……それが復活したのは、第6代皇王陛下の御世、初代皇王陛下が亡くなられてから100年程経った頃です」
再びプロジェクターに当時のエネシア大陸の趨勢を映し出し、皇国以外殆どの国が奴隷制度を採用していた事を提示する。
ちなみに、イクスフォスは若くして即位――20前後で即位したと言われている――していた為、その在任期間は50年を超えるという、皇国の歴史ではかなり長い部類に入るのだった。
「このように、当時奴隷制度が大陸各国で大勢を決しており、既に初代皇王陛下の御世を知る者が少なくなり、ハイゼンベルグ公ら幾らかの貴族達やヘルメス様らの当時の偉人達の奮闘も虚しく、採用されたわけです……話を元に戻しましょう。それ以外にも、初代皇王陛下は現代でも革新的な、勇者様が施行されたのと同様、もしくは似た法律や制度を実施されておいでです。他にも陛下は冷蔵庫など今の家電製品の基礎となる魔道具の開発を主導していた形跡が見られるなど、初代皇王陛下は実はかなり聡明なお方だったのでは、というのが現代の研究の主流です」
奴隷制度の採用からイクスフォスの事をフィーネが一気に語り終える。実はカイトが奴隷制度の撤廃を強引に行えたのは、これが下地にあったからであった。
初代皇王イクスフォスは言うまでもなく、皇国において最も尊敬を集める者の一人。既に死去しているとはいえ、誰もが無視出来ない存在だ。彼に弓引く事は即ち、皇国に弓引く事に等しい。
そうなれば、道理を説いた上で彼が制定した制度を復帰させるならば、貴族たちには表立って反対しにくくなるのだ。カイトとウィル、そして協力者だったハイゼンベルグ公ジェイクはそこを突いたのである。しかも幸か不幸か、カイトは初代宰相ヘルメスの養子で、大英雄だ。否定もし難い。
それ故、カイト達はかなり強引ではあったが、改革の大鉈を振るう事が出来たのだ。幸いにして、国の大半が壊れた事も大きい。新しい制度を導入するにはちょうど良かった。
三人は皇国運営の邪魔となる初代皇帝が定め、後代が撤廃した様々な制度を三人は同様の手段で改変して、そこに更にカイトの地球の知識を加えた改良をするのである。それは当然ながら、皇国史に残る大変革となったのだった。
「さて、初代皇王陛下の後はウィスタリアス陛下の御世にまで、大した変革は起きておりません。幾つかの戦を経て、皇国はその勢力を拡大することになりますが、ここでは話の大筋ではありませんので省きます」
と、そこでフィーネは時計を確認する。そうして、開始から一時間程経った事を確認すると、一度休憩を取ることにしたのであった。
お読み頂き有難う御座いました。
次回予告:第355話『皇国貴族』
2016年2月14日 追記
・構成見直し
誤字報告を受けて修正しようと思ったら少し書き換えたくなって一部だけですが、構成そのものを修正しました。