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第316話 勝利の美酒

 <<世を喰みし大蛇(ヨルムンガルド)>>が討伐されたその夜。街の被害状況も把握され、その被害が軽微であった事が判明すると、街は大狂乱に陥った。厄災種では無いとは言え、<<世を喰みし大蛇(ヨルムンガルド)>>相手に街を一切傷つけさせずに勝てるなどということは有り得ないのだ。誰もが街を諦めていた状況であれば、この狂乱は妥当と言えた。


「うぉおお!」


 怒号とも歓声とも取れる大声がポートランド・エメリアのあちこちで響き渡る。そうして、興奮と共に立ち上がった冒険者が、酔った勢いで大声を上げる。


「<<世を喰みし大蛇(ヨルムンガルド)>>がなんぼのもんじゃー!」

「そうだそうだ! 俺達の街を傷つけようったってそうはいかねえ!」


 大声を上げた冒険者が掲げた盃に、同じく街の防衛戦に参加していた冒険者達が盃を上げて呼応する。そしてそれに呼応するかの如く、街を守るべく戦っていた軍艦に乗り込んでいた軍人の一人が立ち上がって声を上げた。それは、英雄を称える為の物だった。


「まずは、アウローラ様に!」


 立ち上がった軍人が、遠く街の中心で街の統率者達との会合をしているアウラの方を向けて、盃を掲げ、そして一気に酒を呷った。


「アウローラ様に!」

「次いで、大馬鹿野郎に!」

「俺たちの大馬鹿野郎に!」


 既に何度も繰り返しているのだが、軍人も冒険者達も気にすること無く――あるいは気付かず――酒を呷る。当然だが、この大馬鹿野郎というのはカイトの事だ。

 当たり前だが、幾ら運良く魔導鎧の原型を手に入れたからといっても、普通は<<世を喰みし大蛇(ヨルムンガルド)>>に突撃していく事なぞしない。それをしたのだから、大馬鹿者だ、と言われて当然だった。


「次に、軍の夢を追った奴らに!」

「夢追い人達に!」


 ついで、冒険者達が近くの海軍基地に整列している大型魔導鎧の大隊に向けて盃を掲げる。どれもこれもが傷だらけで、激戦の様子がそれだけでも察せられた。

 その中でも最も酷いのは、魔導鎧だ。その魔導機は全身がボロボロだった。ちなみに、この破損はカイトの戦闘時に放つ魔力に機体が耐え切れなかったが故の破損である。カイトは一撃も被弾していないのだから、当たり前だった。


「海の女王に!」

「空の女王に!」


 更に彼らは軍港に係留されている傷だらけとなったクイーン・エメリアと、街の上を旋回する日向に向けて盃を掲げる。


「そして、最後に! 俺達に!」

「俺達に!」


 そうして、冒険者達も軍人たちも等しく、近くにいる背中を預け合った仲間に向けて盃を鳴らし、一気に呷るのであった。尚、この翌日には全員が二日酔いでぶっ倒れているのだが、誰もそれを咎めることはなかった。




「飲めや小僧! お前さんらもよく頑張った!」

「凄いな!」


 近くに居た酔った同年代の軍人から酒を浴びせられ、瞬が顔を赤らめて驚いた。その前には彼がお世話になった先輩ギルドマスターから酒を浴びせかけられているので、もう彼は全身が酒浸しだった。服どころかパンツの中まで酒でぐっしょりだった。


「おー? こういった戦勝会は初めて?」


 アウラが首を傾げながら、瞬へと問いかける。今回、彼ら冒険部の面々はわざわざ遠方から救援に駆けつけてくれたと言うことで、公爵家より全員が貴賓客として遇させれていた。

 その為、冒険部の多くが本来の祝勝会である砕月のホテルで高級料理を楽しんでいたり、歓迎に身を委ねているが、瞬は街の中央で催されている祝勝会に参加する事を選んだ。なお、アウラはカイトが居ない事を見て取ると、こちらにそそくさとやって来ていた。


「これが良いんだよ」


 そんな瞬に対して、カイトが笑いながら告げる。彼も元々は野戦上がり。お上品な祝勝会よりも、こういった粗野な、乱痴気騒ぎじみた祝勝会の方が性に合っていた。

 尚、街の防衛に参加していた砕月も実は此方に参加していたりする。彼も同じく、多くの粗野な戦いを経験しているのだ。カイトが居た事もあって、昔の血が騒いでしまって結構暴れまわったらしい。なので今日はこちらに参加する、という事だった。


「分かる気がするな……っと! 乾杯!」


 そこで瞬は近くに居た二回りも年上の軍人から盃を掲げられ、それに合わせるように盃をぶつける。軍人は満足したらしく、酒を呷りながら去っていった。それに、瞬も満足気であった。


「アウローラ様に!」

「アウローラ様に!」


 そんな瞬を横目に、再び何処かの祝勝会から声が響いてきた。それはアウラを讃える声だ。それを聞いて、カイトがほっと一安心する。


「……これで、大分と批判が収まるな」


 カイトがボソリ、と呟いた。アウラに対してあったであろう不信感は一切無く、そこには純粋に街を守った英雄の力に対する尊敬の念が込められていた。これを、カイトは望んでいたのだ。そんなカイトに、瞬が呆れる様に問いかけた。


「お前……こんなトコでまでそんなことを考えているのか?」

「当たり前だ。これでもオレの姉だ。大事でな。少しでも傷つかない様にしたい」


 そう言ってカイトはアウラを抱き寄せる。どうやら、少しだけ酔いが回っている様だ。まあ、周囲にしても完全に酔っ払っているので、誰も後々も気にする事は無いだろう。


「わー」


 そうして抱き寄せられたアウラだが、いつもと同じくぼやっとした表情だが、まんざらでも無い様子だった。面倒でも活躍した甲斐があった、とでも思っているのだろう。


「あ、てめぇ! 俺達のアウローラ様に抜け駆けはずるいぞ!」

「わっぷ! てめ! やりやがったな!」


 同年代の冒険者から酒を浴びせられたカイトは、アウラを離して笑ってその冒険者に対して酒を浴びせかける。どうやら酔った勢いでの乱暴狼藉だと思われたのだろう。そうして、即興でお互いに徒手空拳で構えを作った。


「おっ! おい! 喧嘩だ、喧嘩! 賭けろ賭けろ!」


 完全に顔を真っ赤にした軍人の一人が机の上を片付け、その上に即席の投票箱を作る。それを見た瞬があっけに取られるが、カイトの言っていたことが理解できたらしい。


「成る程。これは確かにいいな。俺はカイトに金貨1枚だ!」

「おお! 兄ちゃん、剛気だな! 良し! じゃあ俺も黒髪の兄ちゃんに銀貨1枚!」

「おりゃ緑の兄ちゃんだ! 銀貨2枚!」


 そう言って銀貨や金貨、銅貨が乱れ飛ぶ。カイトに喧嘩をふっかけた冒険者もカイトも二人共本気ではなく、完全にお遊びで、楽しそうであった。


「……凄いわね」


 そう言って近づいてきたのは、乱闘騒ぎに引き寄せられたメルだ。もしやばそうなら止めようと思ったらしいが、一方がカイトであったことを知って、やめることにしたらしい。


「おー?」


 近づいてきたメルに対して、アウラがスンスンと鼻を鳴らす。


「は?……って、アウローラ様!」


 見慣れない美女が自分の臭いを嗅ぎ始めたのでかなり嫌そうな顔をしたのだが、アウラと知って緊張で身を強張らせた。が、そんなメルを気にする事なく、アウラは少しだけ悩むような素振りを見せて、メルの肌を舐めてみる。


「ぺろ……椿」

「ひゃあ!」


 アウラはメルを一度舐めると、喧嘩中のカイトの側で待機していた椿を手招きで呼び寄せる。そうして呼び寄せられた椿だが、意図が理解出来ずに首を傾げつつも、アウラの呼び出しに応じた。


「はい、アウラ様」

「ちょっと」


 アウラは首を傾げていた椿の手を掴んで、メルに近づける。そしてその瞬間、ほんの僅かにだが、椿の顔つきが一瞬だけ変化した。それを、アウラは見過ごさなかった。


「……これは」

「ビンゴ」


 アウラはその見過ごさなかった一瞬で、自らの推測が間違いでは無かった事を悟る。そんな二人に何処か、不穏な雰囲気が目に宿った気がしたメルは、大急ぎで距離を離した。いざとなればいつでも大剣を手に取れる様に準備する。それほどまでに、二人の状況が不穏だったのだ。


「全員、招集」


 そんなメルをお構い無しに、アウラはこの数週間でティナから貰ったスマホ型の通信機を取り出して、何処かに連絡を始める。

 そして、数分後。その場には喧嘩を強制的に中断させられたカイトが正座させられていた。尚、喧嘩相手の冒険者と賭けを行っていた者達が何かを言いたそうであったが、カイトを連れ去った面子の剣呑な雰囲気を受けて、全員が一瞬で我関せずを選択した。


「カイト。説明よろしく」

「えーと、何をでしょうか、姉さん」


 わけも分からず正座されられたカイトは、取り敢えず目の前のアウラに問いかける。アウラは何処か、無表情な顔に不満が浮かんでいた。


「この娘から、カイトの味がした」

「御主人様の臭いがしました」


 二人はメルを指さす。ちなみに、メルもしっかりホールドされて、逃げられない様にしていた。そんな二人に対して、カイトがおもわずツッコミを入れた。


「犬かお前ら! って、うぉ!?」


 ツッコミと共に立ち上がろうとしたカイトだが、立ち上がる直前に桜から体術の要領で再び地面に正座させられた。カイトでさえ反応できない、不可思議な力の働いた早業であった。


「はぁ……やっぱりそうなるのではないかな、と思っていたんです」

「ねぇ……」


 集まっていたのは、カイトと懇意にしている少女達だった。とは言え、桜達も精神的に成長したお陰で以前の様に嫉妬混じりに包囲して問答無用にお説教、という事は無くどこか諦め混じりだった。彼女らも、カイトの事情を理解するに至ったのである。まあ、これは新たに出来た方なので、最終的にお説教に行き着く所は変わらないのだが。




 そんな一連の流れを見ていた瞬は、そのカイトの様子から全てを理解する。そうして溜め息を吐いて、彼は先ほどカイトと喧嘩をしていた冒険者に酒を注いで、その肩を叩いた。


「諦めろ。ああなったら、勇者でも逃げられん」

「あ、ああ……」

「取り敢えず、乾杯!」

「かんぱーい!」


 瞬は敢えて場を和ませる為、大声で周囲へと乾杯を行う。それに釣られ、再び周囲が狂乱に陥ったのだった。




 そんな狂乱を他所に、カイトの事情説明が続いていた。が、それもものの数分で終わりを迎える事になる。


「と、いうことなんです。何ら疾しい気持ちはなんら……」


 途中から土下座をさせられたカイトが状況を説明し終える。ああ言われては断れない状況だったのだ。仕方がなかったといえば、仕方がなかった。

 やましい気持ちが無かったと言えば嘘になるだろうが、それが全てでは無い事は、桜らも理解してくれた。その点、桜達も成長した、という事だろう。

 だからこそ、彼女らが求めたのは、一体何があってそうなったのか、というきちんとした説明だった。これはお互いが関係を続けていくうえで、必要な事であった。


「えーっと……ごめんなさい?」


 メルが若干居心地悪そうに桜達に謝罪する。それに対して、桜が首を振る。


「いえ、メルさんは良いんです……いえ、よくありませんけど……とりあえず、良いんです」

「で……カイトさんはメルさんとの関係を否定なさると?」

「そりゃ、しねえよ。抱いた女を拒絶したりはしない。必要なら責任取るだけだ」

「普通責任責任って言いまくると軽いのに、あんたがいうと逆に重くなるんだから、不思議だわ……」


 カイトのはっきりとした断言に、魅衣が呆れた様子で溜め息を吐いた。確かに、見境もなく女性に責任を取る、と言えば軽い言葉になるが、カイトの場合はそれが可能な地位を持ち、そして真実それをするつもりなのだ。それを理解出来ているが故の、呆れなのだった。


「それが、カイトさんですものね。ふふ、私はそれで良いと思いますわ。そのほうが、カイトさんらしいですものね」


 そんな呆れ混じりの魅衣に対して、瑞樹が微笑みながら告げる。数多の女を侍らせるカイトだからこそここまでやきもきさせられるのに、それなのに、こうでなければカイトで無い様な気が彼女はしていたのだ。ココらへん、おそらく次の一歩を踏み出した彼女らの差、という事だろう。

 そうして、一頻り自分達に何の相談も無く新たに女を抱いた事に対する不満を言っていた桜が、とりあえず説教を終える事にした。


「はぁ、もう良いです。取り敢えず、カイトくん。立ち上がってください」


 桜とて、カイトがこの戦いの最大の功労者の一人であることぐらい、理解していた。そのカイトにあまり長時間土下座させているのは、冒険部としての外聞に携わった。興奮している様で、意外と周囲が見えていたのである。そして、そんな変化が見て取れたカイトは、苦笑にも似た微笑みと共に、立ち上がる。


「ああ、悪い」

「はい。じゃあ、いってらっしゃい……で、取り敢えず、メルさん。少しお話が……」


 カイトは今回の戦いにおける英雄だ。それ故、立ち上がると同時に再び宴会の中に消えていった。そしてそれを見送り、桜がメルを手招きする。


「……何?」


 彼女とて元々恋人が居る男に向けて取るべき事ではないことは十分理解している。桜からお小言があると思っていたのだが、彼女から発せられた言葉は、そんな彼女の身構えをスルーして驚きをもたらした。


「あの……カイトくんのハーレムに入るんですか?」

「はぁ!?」

「いえ、あの……カイトくんああ見えて責任感かなりありますから……あの、その……婚約とか考えてらっしゃいますか?」


 かつて桜は自分をカイトの恋人の一人程度と認識していたのだが、あっさりとカイトからプロポーズに似た言葉を貰っていた。彼にとって恋人はすなわち、婚約者に近い扱いであったのだ。


「え、え、えぇ!?」


 その意味する所を理解したメルは、真っ赤になって驚いた。まさかそんな言葉が出てくるとは思っていなかったメルは、大いに驚き、真っ赤になって慌てふためく。まあ、それが答えなのだが、口から出たのは、照れ隠しの言葉だった。


「な、なな、なんであんな奴と!」

「いえ、それならそれで良いんです。でも、きちんとしないと、本気でカイトくんが奪いに来ますよ?」


 少しだけの安堵を含みながら、桜はメルとの会話を終える。そうして、カイトに近づこうとする町娘達を追い払うべく、彼女も他の少女たちと同じく、カイトの側でカイトを輝かせる華となった。それを見て、メルがほぅ、と息を吐いた。


「うぅ……なんでこんなとこで意識させんのよ」


 実は、彼女もある理由からカイトとの婚約は考えていた。しかし、先ほどまでの激戦とこの乱痴気騒ぎでなんとか意識の外に追いやっていたのだ。それをまさか恋敵とも言える相手から問いかけられるとは思ってもいなかった。


「はぁ……飲み直そ」


 この小っ恥ずかしい気持ちを何とかすべく、メルは再び宴会場に備え付けられた酒瓶へと手を伸ばす。さすがに彼女も自身の婚約話となると、恥ずかしくなるのだ。


「はぁ……妥協しろ、って言ったのあんただからね。責任、とってよ?」


 そう言って再び乱痴気騒ぎの中心となったカイトへ向けて、小さく呟いた。


「……お父様は納得してくださるわ」


 メルは彼女が抱える特殊な家について思い馳せる。彼女は気付いていた。カイトが言った嘘に。


「家柄は十分。力量とその人柄も問題無し。若干女誑しの気があるものの、相手の器量も十分。私が嫁ぐには問題無いわ」


 別にメルはティナのように婿探しをしていたわけではない。元々、婚約話から逃げてきたのだ。しかし、そこで出会った男は思わぬ良縁、否、こんな旅をしなければ、間違いなく探し当てられなかっただろう良縁であった。


「まさか、こんな女誑しだったなんてね」


 そう言う彼女だが、不思議と後悔は無かった。なので顔に浮かぶのは、ほほ笑みだ。彼女は女誑しは好きではない、否、大嫌いだ。だが、男性貴族として女好きである必要性ぐらいは理解出来ていたし、不思議とカイトは許せた。


「伝説の勇者カイト……魔族と融和し、民を導いた太陽であり、黄昏を生みし英雄。でも、桜達はまだ原石。でも……あのまま成長していけば、良い宝石になるわね」


 微笑みながら、メルが一人続ける。実は彼女はカイトがかの伝説の勇者である事に気付いていたのである。そして続けたのは、桜達に対する評価だった。

 英雄が好む女もまた、英雄に近しい上等の器量を兼ね備えているのである。それ故に、英雄の側に侍る女は美姫であり、英雄の妻足りうる女傑なのだ。それが良い女であればあるほど、それが侍る英雄の素質の高さを表していた。そしてその原石となりうる可能性を、メルは彼女らに見いだしていたのである。


「でも、仲間を、民を思う気持ちは、私が思い描いた勇者そのもの」


 彼女は嬉しそうな、そして楽しそうな笑みを浮かべる。それは先程までとは違い、カイトに対する称賛だった。


「カイト。貴方が勇者で、そして公爵である以上、私からの婚約話はどう足掻いても避けられないわ。それに、逃がさない。妥協、させてもらうわよ?」


 そう言ってメルは指で銃の形を作り、カイトに向けてバンッと撃ち貫く様なポーズを取った。そして、メルは料理を取りに行った桜の居た席に座る。つまり、カイトの右横であった。


「あ、メルさん! そこは私の席です!」

「あら、桜。居なかったから、つい別の所に行ったかと思った。ごめんね。あ、カイト。これ美味しいわよ」

「んぁ? どれだ?」

「ああ、ちょっと!」


 そんな彼女の決意は、今はまだ彼女だけが知っておけば良い事だ。なので彼女もまた、カイトの側で華となるのであった。

 お読み頂き有難う御座いました。

 次回予告:第317話『家出娘の帰還』


 2016年6月2日 追記

・誤字修正

『メルの肌を舐めてみる』とすべき所が『アウラの肌』となっていたのを修正。アウラがアウラの肌を舐めてどうする・・・

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