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影の勇者の再冒険 ~~Re-Tale of the Brave~~  作者: ヒマジン
第十二章 第2回トーナメント編
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第247話 第二回トーナメント―タッグ・マッチ3―

 第二回トーナメントのタッグ・マッチも遂に準決勝を迎える。そうして舞台となる渓谷へと登ったカイトと一葉。そこで呼吸を一度整えて、開戦の合図を待つ。


『さて! 長かったタッグ・マッチも遂に準決勝! 後残すは二戦!』

『勝って泣くか、負けて泣くか! 君が掴む明日はどっちだ!』

『では!』

『準決勝、開始!』


 そうして二人の掛け声に合せてゴングが鳴り響いた。ゴングが鳴り響いて直ぐ様にカイトと一葉が反応する。


「マスター、使い魔の様です」

「そのようだ。相手は魅衣と楓の組み合わせか」

「そうなのですか?」

「ああ、残る面子で使い魔を使える者は楓しかいない。楓と組んでいるのは魅衣である以上、この組み合わせしか考えられない……それにしても、予想以上に水が張り出しているな」


 カイトの予想では、水は旗のすぐ側までは来ていないつもりであった。しかし、実際には柱が三十センチ程浸かっており、カイトと一葉の足元も水で満たされていた。


「これでは相手も水面を凍らせる事は不可能ですね。」


 もしも水面を凍らせれば、喩え氷結に巻き込まれなくても濡れた靴や服が氷に張り付いてそのまま自分も行動不能になりかねない。よくても服や靴が凍りつき、タイムアウト――さすがに凍傷の恐れが出て来るので、一定時間で状況を回復できなければ、審判が戦闘不能を宣言する――の恐れが発生する。

 それをするとなれば、自分やパートナーの服を凍らせない様に出来るよほど自分の力量に自信がある者か、見境のない馬鹿だけである。


「いや、最悪一人が犠牲となって敵を二人共道連れにする事も可能だ」


 成る程、と一葉が納得する。その様子を見たカイトは、戦略を考察し始めた一葉がなんと指示を出すのかに興味を得つつ、しばし待機するのであった。




 一方、使い魔によって対戦相手を確認した楓だが、その顔には若干の引き攣りが生じていた。


「最悪」


 そう吐き捨てる楓。それに魅衣が対戦相手について気付いた。


「そう、カイトなんだ」


 最悪、そう断言出来る相手は、只一人であった。


「うん。組み合わせは多分、山岸と同じ遠距離戦の使い魔」

「私達と同じ、ってわけ……はぁ、お互い戦いたい相手とは戦えないもんね」

「そうね」


 二人は苦笑しながら、頷き合う。今回、二人は馴染みの深い相手とはタッグを組まなかった。それは二人共、自分の実力を、そして最も信頼する相手の実力をきちんと把握したいがためであった。なのに結果として、その望みは叶わぬままに準決勝まで辿り着いた。


「私は桜と戦いたくて、魅衣は由利ちゃんと戦いたくて、だったんだけどね」


 意外とままならないものだ、二人して苦笑する。


「さて……どうしよっか」

「プランD?」

「それしか無い、かな。多分、現状のカイトなら何も手は打てない筈。問題はあの使い魔の娘が気付くかどうか、だけど……それは賭けるしかないわね」


 カイトは今回のトーナメントでも全力は出さないと明言していた。それならば、喩え考慮に入れていても、高度な手段を使う事は出来ないはずである。後は気づかれないことを願うだけだ。


「じゃあ、行きますか」

「うん」


 そうして二人は、旗の守りを捨てて、カイトの陣営へと進軍を開始した。




「マスター、遠視で見た映像では、二人共行動を開始する様です」

「成る程。守りは捨てたか。此方はどうする?」


 二人共相手がカイトと知って、守りは不利と判断したようだ。圧倒的に格上の相手に守ったところで勝ち目は無い。ならば、一分の可能性にかけて攻めに出た方が、勝ち目がある。そう判断できるのは、十分に経験を積んだ証だった。


「此方は二人で迎撃するのが得策かと」


 カイトは前面に出て戦わないと明言しているので、二人の隙をついて旗を攻撃することは出来ない。カイトが打って出てくれるとすれば、此方の有利が明白となり、最早様子見の必要がない、と判断した時だろう。

 尚、二人の位置からは相手の旗が見えていないので、それを狙撃することも出来ない。本来は一葉単体でもこの程度の距離であれば旗を狙撃可能なのだが、さすがにワンサイドゲームとなるので今回は使用を厳禁としたのであった。


「! マスター!」

「気づいている!」


 二人は同時に跳躍し、水面から遠ざかる。二人が居た場所に飛来するのは、それなりに大きな岩石であった。岩石の規模から、楓の狙撃である様だ。岩石は二人に命中すること無く、水柱を高く上げた。その水柱で高い津波が起き、旗の中程までが水浸しになる。


「はぁ!」


 二人が跳び上がった隙を狙い、一葉へと魅衣が襲い掛かる。


「私が近接戦闘が出来ないと思いましたか?」


 遠距離攻撃型と判断した魅衣が一葉へと攻撃を仕掛けたのだが、一葉はその攻撃を杖で弾く。しかし、弾いた衝撃で少しだけ後ろに飛ばされ、そのまま旗の上に着地する。


「単発の<<ホワイト・アウト>>!」


 魅衣は柱に着地した一葉に向けて、単発の氷のレイピアを射出する。以前にカイトから教わった物だ。決して広範囲を凍らせる技では無いので、この状況を考えれば、氷を使うのは得策といえるだろう。


「甘い、ですね」


 しかし、一葉はふわり、と柱の上から下りて、それを回避する。


「まだまだ! <<ホワイト・アウト>>!」


 それを狙う様に、魅衣は氷のレイピアを射出し続ける。


「……さすがに避ければ柱にダメージが行きます……<<焔の剣(バーン・レイピア)>>」


 氷のレイピアの連撃を見た一葉は柱へのダメージを厭い全て迎撃することを選択し、炎のレイピアを創り出す。そして、魅衣のレイピアへとぶつけ、全てを相殺した。そうして、一葉は再び水の中に着地する。


「もういっちょ!」


 そこを見計らい、魅衣は水面目掛けて氷のレイピアを射出する。


「っ!」


 さすがに水面へ向けて氷を射出するとは思っていなかった一葉は、大急ぎでその場を離れ、カイトの横まで戻った。外れた氷のレイピアは水面へと衝突し、旗の周囲の水を三メートル程凍らせ、冷気を漂わせている。


「あー、やっぱりダメか」


 魅衣が少しだけ悔しそうな口ぶりで言った。それに、カイトが少しだけの称賛を贈る。


「ふむ……まあ、水しぶきを目眩ましに遠距離の一葉を狙いに行ったまでは良かったが……一葉が近接も出来ることを考慮に入れるべきだったな。お前の速度なら、あのまま旗を狙いに行っても良かった」

「そんなことさせてくれないくせに」


 魅衣は少しだけ拗ねた様に答えた。魅衣はいつもカイトの裏を、隙を狙おうとして尽くを対処されているのだ。少しは別の方法を覚えもする。


「当たり前だな……正解を出せたご褒美に、閨でかわいがってやろうか?」

「魅衣。挑発に乗らないで」


 敢えて挑発するように、ニヤニヤした笑みを浮かべて言い放つカイト。魅衣はそれに真っ赤になって思わず突っ込みを入れに行こうとしそうになるが、すんでのところで楓が止める。

 

「はぁ……この程度で挑発になったら戦場では苦労はしないな」

「くっ……あんたの場合洒落にならないから怖いのよ。昨日だって……」


 カイトのニヤついた笑みを見て魅衣は少しだけ赤く頬を染めてぶつくさと呟く。


「と、まあ、こういう風に指揮官ならば相手を言葉で挑発する手段も覚えておけ」


 カイトは魅衣の答えに肩を竦め、一葉の方を向いた。敢えて挑発したのは彼女の為であった。指揮官となるならば、相手を挑発する術を学ばなければならないが、感情を伴わせなければ、効果は半減する。なので敢えて感情を見せた方法をやったのだった。


「イエス、マスター……それと、今の挑発はマスターのご趣味ですか?」

「さて、な。で、どうする? もう少し挑発しておくか?」


 さすがにこの返しは予想していなかったので、カイトが苦笑し、問い返した。


「はい。お願いします」


 なにげにこのセリフも挑発なのだが、一葉は気付いていない。まあ、それが一番の挑発になるのだが。


「ちょっと! 他人を出汁に勉強させないでよ!」

「魅衣、挑発挑発」

「つっ……やりにくいわね……」


 いつもと異なり、感情を出して挑発するカイトに、魅衣はいつもと異なる対応をさせられる。訓練の時は努めて冷静に、感情を殺した状態で対処されるのだ。まあ、訓練と実戦を同様に考えるのがいけないのだが。


「来ないのか?」

「ううん、行かせてもらうわ!」


 魅衣はそう言うと、再び氷のレイピアを放つ。それは水面に衝突すると、水を凍らせ、直径3メートルほどの氷塊となる。


「おまけよ!」


 更にそこで楓が周囲の岩を操作し、氷塊を砕き、周囲にばらまく。どうやら、砕いた破片で二人を攻撃するつもりであったらしい。


「おっと!」


 カイトはソレを刀で全て砕ききり、一葉は炎で氷の破片を全て水へと戻した。


「まだまだ!」


 更に魅衣は氷のレイピアで氷塊を大量に創り出し、楓は岩をもってそれを砕き、カイトと一葉の全周囲から氷の礫で波状攻撃していく。


「中々に面倒だ!」

「マスター、炎の膜でもお作りしましょうか?」

「いや、最悪水蒸気爆発が起こる! やめておけ!」


 一葉の提案をカイトが却下する。一葉の手腕を不安視しているわけではないが、少しでも手加減を間違えば水蒸気爆発が起こり、魅衣と楓の身体が無事では済まなかった。それだけはカイトが許容できる事ではなかった。未だ調整中の一葉にそんな博打を打たせるわけにはいかなかった事も大きい。


「あ、そんな手もあったわね……くしゅん」


 カイトの言葉に、水蒸気爆発は考えていなかったらしい魅衣が気付く。更に魅衣は小さくくしゃみする。二人が対処しなかった氷の礫によって、かなり水温が下がっていたのだ。


「うー……お腹冷えちゃったらどうしよう……」

「冷え性には地獄ね」


 魅衣と楓が軽口の応酬を行なう。まだまだ余裕そうである。


「なんなら温めてやろっか?人肌で。」


 ケケケ、カイトは明らかに挑発とわかる様に笑う。未だ感情が芽生え始めと言える一葉に挑発は難しいか、と判断したカイトは、挑発に関しては引き受ける事にしたのだ。


「ちょっとー!」


 この戦闘は全校的に放送されているのだ。そんな所でこんな挑発をされて、まともに受け答えできる魅衣ではない。挑発とわかっていても、真っ赤になってしまった。


「なんだよ、別に初めてじゃないだろ?」

「ちょ……! 瑞樹と一緒に奪った……あん!……のあんたでしょ! うひゃあ!」


 最早何を言っているのかわかっていない様子の魅衣。動き回るカイトを目掛けてシッチャカメッチャカに氷のレイピアを乱射している。時折魅衣から悲鳴が上がっているのは、カイトに後ろから抱きすくめられ、時には耳元に息を、時には首筋を舐められるという辱めを受けているからである。

 若干、カイトも調子に乗ってきたのであった。尚、当然のことながら、魅衣の発言は後にカイトに悲劇をもたらすが、それは置いておく。


「おっと!」

「マスター、さすがに挑発し過ぎです。これでは防戦一方です」


 そう言ってカイトを狙う氷のレイピアの、何度目かの流れ弾を一葉は炎で相殺してカイトに苦言を呈する。時折、魅衣を宥める事を放棄した楓から飛んでくる柱と一葉を狙った火球は、全て水魔術で彼女が防いでいた。

 尚、カイトを狙う火球は全てカイトが避けきる為に無視している。時折そのせいで流れ弾によって周囲の岸壁が抉れ、火の粉と細かい岩が飛んできているが、カイトも一葉も無視する。その程度ならば身にまとう障壁で十分に対処可能なのだ。


「……少しやり過ぎたな」


 一葉に注意され、カイトが落ち着く。魅衣の反応が楽しかったので、必要以上に挑発してしまったのだ。まあ、司令官として暴走する部下を窘める、という意味では上出来だろう。原因は更に上官のカイトだが。


「それにしても……少し気になるな」


 カイトがそう言って対戦相手二人を観察する。


「はぁ、はぁ……」


 かなり息が上がっている魅衣。その顔は真っ赤で、服は汗で張り付き、身体の線がはっきりと見て取れた。此方は殆ど全力で技をぶっ放しているので、魔力についても限界が近いだろう。


「……」


 それに対して、楓は未だ静謐を保っていた。こちらは魅衣よりも圧倒的に余力を残しており、まだまだ戦えそうであったが、少し顔は赤らんでいる。そこでカイトは先ほどから楓が火球ばかりを使用している事に気付く。更には、自分たちがどのような行動をしていたのかも。


「……なるほど」


 カイトは、本当に小さく呟いた。今、水温はかなり低いが、気温自体は火属性の魔術の影響でかなり温まっていた。それこそ、魅衣が汗を掻く程に。原因は、楓の放つ火球で生み出される火の粉が舞い散り、高温に熱せられた細かい岩がそこかしこに飛んでいるからだ。


「さて、どうするかな。」


 カイトは少しだけ楽しそうに考える。これは、それなりによく考えられた策だ。ここでカイトが指摘すればすぐに対処を取られるだろう。途中で暴走こそしたが、今回は一葉に指示を任せる、と命じているのだ。ならば、ここは彼女が気付くかどうか、であろう。


「さて、一葉。どうする?」

「はい、では」


 そう言うや、一葉は今までカイトの挑発を囮に、密かに練っていた魔術を発動させる。彼女は何も、カイトの好きにさせていたわけでは無かった。さしもの楓も、時折上がるパートナーの嬌声に無反応ではいられない。魅衣の嬌声が上がる度、どうしても注意がそちらに向いてしまっていたのだ。


「吹き飛ばしますので、その隙にマスターは相手の旗を破壊してください。その間は私一人で十分です。」


 そうして、一葉が顕現させたのは、巨大な火球であった。それをもって意図的に極微小な水蒸気爆発を起こし、衝撃波で二人を戦闘不能、もしくは行動不能にするつもりであったのだ。きちんと威力も水蒸気爆発の影響も操作出来ている為、カイトは止める必要は無いし、威力をかなり制限した状況下ならばカイトは余裕で行動できる。

 しかし、この場合においては、最悪の決断であった。そうして、火球が水面に着弾し、水蒸気爆発による衝撃波が生まれる。


「あーあ」


 カイトのそんな声が聞こえた。それに一葉が疑問を呈する前に、勝敗が決した。轟音を上げて、後ろにあった柱が半ばから折れて、倒れたのだ。衝撃で一葉のフードが脱げているが、一葉はどうやらポカンとして気付いていないようだ。


『ドローゲーム! まさか、第二回大会で初めてのドローゲームです! しかも! 成し得たのは準決勝において対天音選手戦! 大金星と言っていいでしょう! つーか、今度は美女だー! これはティナちゃんの美的センスを褒めるべきか、カイトくんの女癖をなじるべきか、判断しかねる所です!』

『ちなみに、後一人も美少女です。ちょーっと、カイトが挑発しすぎたかなー?……羨ましい。私もカイトにあーやって抱いて欲しいなー。ぺろぺろも』


 このセリフには、桜やクズハ等の一部少女たちが頷いているが、カイトとしては、誰にも気付かれていない事を祈るだけである。


『おーい、ユリィさーん。嫉妬が出てますよー』


『おっと。じゃあ、今の戦いを解説するけど……カイトは気づいていて、放っておいた感がある、というか放っておいたね。まあ、端的にはカイトの一人勝ち、かな』

「は?」


 一葉が何が起きたのかわからない、と言う顔で解説に耳を傾ける。それに答えたのは、カイトであった。


「ポール、見てみ?」


 魅衣と楓の状況を確認し、治癒魔術で意識を回復させているカイトが、一葉に苦笑しながら告げる。


「あ!」


 カイトの問いかけに、漸く一葉が気付く。とはいえ、一葉が気付かなかったのも無理は無い。本来は起こりようの無い状況下なのだ。それでも、起きたのにはわけがあった。


「魔術に細工して、柱に近づけば集中して熱を与え続ける様にしたんだろうな。オレ達が熟練の戦士であったことも災いした。自らと護衛目標に攻撃が当たらないと判断すれば無視する。オレ達だって無限に魔力を有しているわけじゃない。無駄な行動はしないからな。それで、熱を与えられた柱は氷水に冷やされると普通は考える。熱せられ続けたらいずれは柔らかくなり、自重で破壊できる、っていう寸法だったんだろうけど……」


 そうしてカイトは更に苦笑を深くした。それを受けて、一葉が深々と頭を下げた。


「私が、その限界の前に大規模な火球で脆くなっていた柱に衝撃を与えてしまった、と……申し訳ありません!」

「いや、ここまで急激に進行したのは挑発しすぎたオレのせいだ。気にするな。それに、オレは敢えて黙っていたんだ。怒られるのはオレであっても、お前じゃない」


 どうやら一葉はかなり狼狽えているらしく、オロオロと焦った顔をしていた。その髪が深い水色に変化していることにも、気付いていない様だ。カイトはそれを楽しげに眺めつつ、一葉の頭を撫でる。そして魅衣と楓の復帰を待って、上機嫌に控室へと帰っていった。

 お読み頂き有難う御座いました。

 次回予告:第248話『第二回トーナメント』

 明日でタッグ編は終わりです。

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