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第179話 秘書着任

 カイトのサボタージュから数日後、カイトはようやく朝から机に齧りつかなくて良くなった。まあ、何時もは使わない人海戦術を使えば当たり前だったのだが。


「今日からはようやく通常営業か……」

「だからサボる時は仕事を終わらせてからにしておけ、と言っておるのじゃ。」


 鍛錬を終えた二人は、元の姿に戻る前、執務室でのんびりと話し合っていた。


「そういえば今日からじゃったか?」

「何が?」

「椿が来るのは。」

「そうだな。」


 湯のみを机に置いて、カイトが答えた。カイトはこの数日で何度か公爵邸へと戻り、椿の様子をまめに見に行っているのだが、さすが、と言った所か礼儀作法や書類整理といった実務は殆ど問題なくこなせるとユハラも太鼓判を押していた。公爵家メイド長のユハラが太鼓判を押すならば、その実力は超一流と言えた。


「これで少しは楽になる……」


 朝から机に齧りつかなくて良くなったとは言え、忙しいことには変わりがない。一刻も早い椿の到着を待ち望んでいるのは、他でもないカイトであった。


「余も何体か使い魔を秘書に回すとするかの……」


 カイトの様子を見て、ティナは仕事の手伝いが出来そうな使い魔を見繕い始める。そうして猫型の使い魔を一体、犬型を一体見繕い、ついでにクーを使役し、幾つか仕事を手伝わせる事にしたらしい。


「そうしろ。」


 最近二人は色々と隠す気が無くなってきた。もういっそぶっちゃけた方が楽かな、と思い始めていた。まあ、それ以前に皇国の方にバレると厄介なのでばらさないが。それにさすがに早すぎると思っているらしく――自分達なりに――自重はしている。他人から見れば自重していない様にしか見えないのだが、二人共これでもまだ色々と自重しているつもりなのである。


「取り敢えずは朝飯食って仕事すっか。」

「そうじゃの……」


 そうして、二人はいつもの高校生の姿に変わり、朝食を食べに行くのであった。




「マスター、お客さん?でーす!」


 午前10時頃、執務室で仕事をしていると、シロエが壁を突き抜けてカイトの元へとやって来た。 いきなり真横の壁からシロエが現れたものだから、ボーとしていた翔が飛び上がった。


「うおぁ!びっくりした!」

「俺はお前にびっくりしたわ!」

「いやぁ……悪い悪い。」


 飛び上がった翔にびっくりしたソラが持っていたペンを取り落とし、翔が照れて苦笑いを浮かべながらペンを拾ってソラに渡す。それを横目に見つつ、カイトがシロエに問い掛けた。


「誰だ?」

「えーと……確か黒髪赤目の美少女さんです!」


 一旦壁と床を突き抜け、1階の受付を見に行ったシロエが戻ってきて答えた。幽体である事を完全に有効活用していた。首だけ床下に突っ込めば直ぐに受付が見られるのが便利だった。まあ、自由に動けるようになってから何度か不用意にそれをやってネズミの巣や黒光りする虫にであってからは、配管や配線が通る場所ではやらないらしい。幾ら幽霊でもこれら生理的嫌悪感を催す生き物は嫌なのであった。


「ああ、椿か。来てもらってくれ。」

「はーい!……どうぞー!」


 一旦シロエは扉を突き抜け、今度は実体を持ってドアを開けた。横には儚げな美少女こと、椿を伴っている。


「……え?」


 椿を初めて見る面子が、その容姿に唖然となる。尚、ここに来るまでの道のりでも、男女問わず、多くの者の動きを止めさせていた。


「……おい、カイト。一体何がどうなっている?」


 いきなり美少女がやって来て、瞬がカイトに問いかけた。


「ああ、秘書雇った。」

「は?」


 そう言ってカイトは立ち上がり、椿の横に立った。


「紹介しよう、オレが雇った椿だ。一応オレ専属の秘書官、という役割になる。」

「初めまして。御主人様付きの秘書官として雇われました椿です。」


 そう言って椿が優雅に一礼する。


「あ、その、よろしく。」


 かなり緊張した様子のソラが顔を真っ赤にして挨拶する。そんな彼だが、真っ赤になっているので由利に睨まれていることにまで気付く余裕は無かった。まあ、そうは言っても仕方がないと由利も若干思っているらしく、その睨みはあまり強いものでは無かった。それほどまでに椿は類まれなる美少女だったのである。それに苦笑しつつ、カイトは紹介を終えて横の椿に問い掛けた。


「で、何故メイド服なんだ?」

「……お嫌いですか?ご主人様の専属となるのなら、この衣装が一番良い、とのことでしたが……」


 不安そうにカイトに上目遣いで見上げた椿。カイトは誰の差金なのか、理解してため息を吐いた。


「いや、嫌いじゃないが……」

「よかった……」

「はぁ……それで、何か質問は?」


 安心した様子の椿を見て、カイトは何も言えなくなる。できれば、普通の服にしてもらいたかった。もしくはぴっちりとしたスーツか。


「あの、お仕事は……」

「ああ、そうだな……ではこっちの書類を纏めておいてくれ。」


 そう言ってカイトは自分の机に山積みされている書類の一山を椿に指差す。


「机は……」


 カイトは周囲を見渡し、机がないことを見て取ると、指をスナップさせる。


「これを使ってくれ。」

「はい。」


 どこからか持って来た机を、カイトの執務机の横に設置し、書類の山をその上に移動させた。そうしてひと通りの文房具を出現させ、椿の仕事環境を整える。


「有難う御座います。」

「ああ。今日から頼む。で、何か質問は?」


 頭を下げた椿にカイトが微笑み、今度は事情を知らない瞬達に問いかける。尚、クズハや桜らご不満な面子に対しては、数日間の必死の説得――という名のデートやプレゼント――が功を奏し、なんとか認めてもらえた。


「お前、いつの間に雇ったんだ?公爵家の伝手か?」


 瞬が見ている限り、ここ最近のカイトは外で来客と会う以外は常に執務室に詰めており、面接などに出かけた様子は無かった。


「ついこの間な。ソラと一緒に娼館行った時に、椿と会って……いや、男女の仲にはなっていないぞ?」

「どうだか……」

「まあ、その時に椿を身請けしてな。」

「は?」


 調べればすぐに分かることなので、カイトはあっけらかんと事情を説明する。しかし、その言葉の意味を理解出来た瞬が、少しだけ顔を顰めて告げる。


「お前な……教師にバレると何言われるか、わからんぞ?」


 ソラや翔達身請けの意味がいまいち理解出来なかった面々は頭に疑問符を浮かべただけだが、瞬は民族風習についての勉学についても怠っていない。

 なので、身請けが意味する事を良く理解していた。身請けと言っても、言い方を変えれば人身売買に近い上、元は娼婦や娼妓という事を示している。これがバレれば問題視されかねなかった。


「それだけのリスクを冒す価値はあった。まあ、それに聞かれた時には公爵家からの供出だと言っておく。まあ、間違いじゃないしな。表向きは単なる配置換えだ。ちょっと、お金がかかったな。」


 カイトがにやり、と口端を歪める。カイトも瞬の指摘を考慮に入れていないわけではなかったが、それ以上に椿の能力については魅力的であった。まあ、さすがに金額については黙っているが。


「マネージャー募集についてはどうするんだよ?」


 ソラが尋ねる。現在冒険部上層は力量的にも上位を務めているので、何時までも書類仕事を兼任させるのは非常に効率と都合が悪いと教師側も判断して、書類仕事を担当するマネージャーを戦闘が出来ない生徒達から募集することにしていたのであった。それに、カイトは少しはっとなった。すっかり忘れていたのだ。


「……そっちはお前達を担当してもらうつもりだ。」


 募集したマネージャーの仕事まで考えていなかったカイトは、即座に理由を考える。今のところマネージャーは6人程度の募集である。その中でも最も腕が良い二人が、上層部の仕事の手伝いを行う事になる予定であった。


「お前、今考えただろ。」


 明らかに不自然な間が空いて答えたカイトに、瞬がツッコミを入れる。それを、カイトも認める。


「……ああ。まあ、理由がないわけじゃない。さすがにオレとティナの情報を他の生徒に扱わせるわけにもいかないからな。時折ある学生たちの個人情報にしろ、時折不手際で公爵家の資料が紛れ込む事もある。見られると言い訳のしようが無いからな。」


 カイトとティナが個人的に受け持つ仕事の多くは、公爵家の最深部に位置する情報や、魔族の中でも特に重要な案件が多かった。さすがに、情報保護の観点から扱わせられないのである。


「まあ、その分仕事が減るからいいか……」

「そういうこと。」


 瞬の呟きに、カイトも同意する。カイトとティナの仕事が無くなるだけでも、マネージャーの仕事はずいぶん減る。その分、マネージャーが自分たちへと割り当てる時間が増え、結果、自分たちの仕事も少なくなる。

 ならば敢えて否定する必要は無かったのである。そうして椿の紹介が終わった後、ティナは3体の使い魔を召喚する準備を始めた。


「では、次は余の秘書役を紹介するとしようかの。順に、クー、ミャー、ワンじゃ。」


 クー、猫、犬の使い魔の順番に紹介するティナ。それにクーがツッコミを入れた。


「違いますな。相変わらず適当に変な冗談を挟むのはやめて欲しいものですな。」

「猫がモデルのフェルです。」

「犬がモデルのフィンです。」


 順に猫、犬の使い魔がペコリと頭を下げる。2体とも、力は抑えてあるので、本来はこれ以上に大きな姿である。


「……かわいい!子猫に子犬!」

「うきゅ!」


 残像を置き去りにして魅衣がフィンを抱きかかえた。いきなり抱きかかえられたフィンが思い切りくぐもった声を上げた。その後ろには抱っこの順番待ちで由利が居るが、時折魅衣が拘束して由利に肉球を触らせていた。

 一方、少し離れた所にはリィルが非常にソワソワとして、フェルと凛を眺めていた。此方は唖然となっている所に後ろから忍び寄られて捕捉されたのであった。

 尚、リィルからは今にもいいなぁ、という心の声が聞こえてきそうであった。ちなみに、アルがそれを苦笑して見ていた。実はリィルは無類の猫好きなのである。


「猫……肉球……ふにふに……うふふ……」

「ああ!こら!やめるのです!うにゃ~。」


 いきなり壊れた様子の凛が、フェルの肉球をふにふにと触って癒やされている。フェルは時折喉元を撫でられ、非常に気持ちよさそうにしてた。その次の順番をリィルが狙っているのは言うまでもない。ちなみに、肉球ふにふにはカイトも時々やっている。


「クーちゃん、クッキー食べますか?」

「おお、ありがとうございます。」

「こちらもどうぞ。」


 残る桜と瑞樹はクーに餌付けをしていた。そして、それを横目に見つつ、男子陣はティナに問いかけた。


「……ペン持てるのか?」

「む?可能じゃ。……フェル、この書類を頼む。」


 魅衣に抱きかかえられたフィンは脱出不可と判断し、クーは食べている最中なので、単に腹を見せているだけで一番逃げ出せそうなフェルを呼び出したティナ。フェルが来た所で、一枚の書類を渡した。


「はいです!」


 そう言ってフェルは魔術で書類を浮かべ、いつのまにやらティナの横に設置された小さな3つの机の一つに乗せる。


「猫ちゃん……」

「あ……」


 フェルに逃げられた二人はかなり悲しそうな顔をしていた。特にリィルは絶望感さえ漂わせていた。だが、次に始まった子猫が自身の大きさと同じくらいのペンと戯れる姿に悶絶していた。まあ、当人としては両前足でペンを持とうとしているだけなのだが。


「……器用だな。」


 両前足でペンを掴み、書類にアンダーバーを引き、注釈を入れているフェルに、瞬が感心する。


「出来たです!」


 そう言って書類の束のチェックを終了させたフェルが、ティナに魔術で提出する。


「うむ……よし、良うできた。」

「はいです!」


 ティナに頭を撫ぜられて、フェルはにこやかに笑う。しかし、後ろから密かに近づいてきた凛に捕捉され、再び拘束された。前から近づいてきていたリィルを警戒していた事が、仇となった。


「うにゃ!」

「ああ……ふにふに……」


 連携プレイによって前からリィルが肉球を再びふにふにと触り始める。猫好き同士、何か波長があったらしい。短時間にかなり仲良くなっていた。


「次は凛、どうぞ。」

「あ、どもー……えへへぇー。」

「なんか……すまん。」


 壊れた妹の様子を見た瞬が、思わずティナに謝罪する。


「ふむ、まあ、当人達も喜んでおるし、よかろう。」

「まあ、こんなところだ。あまり気張らずやってくれ。」

「はい。」


 一連の流れを少し離れた所から見ていたカイトと椿がそう言う。カイトも椿も、少しだけ笑みを浮かべていた。そうしてカイトは一瞬ティナを見て、小さく頭を下げる。ティナはそれに気付き、小さく頷いた。

 椿が対人で怯えている事を把握しているティナが、この流れを敢えて放置したのだ。あのまま放っておけば椿にも質問が飛ぶので、敢えてティナの使い魔達に興味を集中させたのであった。


「さて……おい!いつまで遊んでいる!さっさと仕事に戻るぞ!」


 とはいえ、何時までも放置するわけにもいかず、カイトは号令を掛けて全員を仕事に戻すことにしたのであった。




「出来ました。」


 そうして数時間後、昼休憩を取った後。再び仕事に戻る一同だが、開始早々に椿がそう言った。


「……は?」


 椿の言葉に、カイトが目を見開いて驚く。確認に書類を一つ取って見れば、確かに書類は全て必要な箇所が付箋やアンダーバーでマーキングされており、必要な箇所にはコメントまで入れられており、一分の隙も無かった。


「次はどうしましょうか?」

「えーと……無理していないな?」

「はい?」


 あまりに速い仕事のスピードにカイトが心配する。が、当の椿は首を傾げていた。


「いや、かなり速かったからな。大丈夫かと……」

「そうでしょうか……これでも初めてとあって少しゆっくり目に仕事をしたのですが……」

「えぇー……」

「うわぁ……カイトの悪癖の中でも最高の当たりかも……」


 その言葉に、カイトを含めた全員が唖然となる。あまりの有能さに、カイトの悪癖を知るユリィ――途中で自分の書類仕事が終わったらしく合流した――さえも唖然となっている。


「あの、何かまずかったでしょうか……」


 不安げにカイトを見る椿に、カイトは我を取り戻した。


「い、いや!そういうことはない!逆に有能過ぎて唖然となっただけだ!」


 カイトは大慌てでフォローする。カイトは確かに良い拾い物をしたと思っていたのであるが、有能にも程があった。尚、これを知っているクズハやユハラも、あまりの有能さにカイトの専属秘書とすることに何も文句が言えなかったのである。

 それどころか、調査の結果椿が長寿である事が判明し、当分はカイトの側にこれ以上秘書――と言う名の女の子――が増えなくて済む、不幸中の幸いでは?と全員諸手を上げて喜んだらしい。もう増えてしまった椿に関しては、諦めたほうが早いという結論でもあった。


「そうですか……よかった。」

「えっと、じゃあ、こっちの書類もお願い……と、その前に、ソラの件はどうなっている?」


 少し考えて、カイトが次の書類の山を椿に渡そうとしたのだが、その前に椿に問い掛ける。すると彼女は与えられたばかりのメモを取り出して、該当するページを確認する。


「はい……お二人のご予定と店のご予定、その他様々な要因を検証し、天桜学園のマネージャーの方が来られる日が良いかと思われます。予約についてはどうなさいますか?」

「ソラ、ちょっち来い。」


 椿の言葉を受けて、カイトがソラを手招きで呼び出す。それを受けて、ソラが自席から立ち上がって怪訝な顔で近づいてきた。何時もならば大声で要件を伝える事も少なくないので、呼び出された意味を悟れなかったのだ。


「なんだよ。」

「こないだ、デートの店決めただろ?ディナーで予約取れたから、行って来い。まあ、終日デートにしてやれないのは悪かった。」

「あ、いや、そっちは、まあ、今忙しいから、な。由利も納得してくれた。まあ、ありがと。」


 ソラがかなり照れ臭そうにカイトに礼を言う。それを受けて、カイトが快活に笑った。


「ま、楽しんでこい。ドレスとかは後でティナから貰え。店の場所やらは後で説明してやるから、付き合え。」

「……おう。サンキュな。」


 必要な事は伝え終えたので、ソラが再び自席に戻っていく。そうして去って行くソラの背中を見てユリィがにやり、と笑みを浮かべ、カイトもそれに倣う。そして、ユリィが声を上げた。


「ティーネー、ちょっとこっち来てー。」

「はい?」

「ちょっとねー。」


 呼び出されて怪訝な顔をするティーネだが、ユリィは笑みを浮かべたままだ。それにカイトも参加しようかと思ったが、椿に仕事を渡していない事に気付いて彼女に次の書類を渡す。


「椿、放置して悪かった。次の仕事はこっちの束を頼む。」

「いえ、分かりました。」


 椿は再び物凄い速度で書類を片付けていく。それを見た小動物三人衆が、対抗心を燃やし始めた。


「これは負けていられないです!」

「そうですな。では、久々に本気でやるとしますか。」

「ごしゅじんさま!ぼくにも次の仕事ください!」

「うむ。ではそっちの山を頼む。」


 そんな小動物達を微笑ましく見守りながら、カイトもユリィの方は必要があれば自分に声が掛かるか、と自分の仕事に取り掛かる事にした。そうして、新たに一人と三匹の秘書を加えた事によって、カイトとティナの書類仕事は昼ごろには終える事ができるようになったのであった。

 お読み頂き有難う御座いました。

 次回予告:第180話『破損』

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