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第167話 即応部隊

 今回のお話が本編のプロローグでやった部分です。

 ソラ達が街を出る直前、カイトはティーネから連絡を受け取っていた。


『わかった。ライアという商人だな。調査させよう。』

『お願いします。』


 ライアの発言に違和感を感じたティーネはカイトに調査の依頼をしていたのだ。


『クズハ、頼めるか?』

『はい、お兄様。すぐに調査させます。』


 そう言ってクズハは念話を終了させた。


『一応オレもそっちを見張るが、注意は怠るな。街の外の北東部は弱いとは言え、地竜の出現が確認されている……まあこの間討伐されたばかりだから、当分は出ないだろうがな。注意しておいてくれ。』

『はい。』


 そう言ってティーネも念話を終了させた。そうしてカイトは再び、ソラ達の上空に待機させてある鳥の使い魔に、視覚をリンクさせ、状況を見守るのであった。




 そうして数十分後、カイトもソラ達が地竜と遭遇した事を使い魔を通して垣間見る。そして、次の瞬間、ソラからの即応部隊への応援要請がギルドホームに鳴り響いた。


「今日の即応部隊部隊長は!」


 何が起きたかを把握しているカイトは、即座に混乱し始める生徒達へと指示を与え始める。


「俺だ!何があった!」

「お兄ちゃん!これ!」

「よし!助かる!っと、出れる奴は急いで用意を始めろ!」

「うっす!」


 カイトの問いかけに、瞬が即座に答え、少し離れた場所に居た凛が、瞬のグローブを投げ渡す。それを受け取った瞬は防具の用意を大急ぎで確認しながら、今日の即応部隊と言う名の救助部隊の当番に用意を急がせる。


「第二陣の講習中のソラが地竜と遭遇した!現在ソラが単騎で引きつけている。すぐに応援に向うぞ!」

「お前も行くのか?」


 ギルドマスターであるカイトは特権では無いのだが即応部隊に編成されていない。しかし、カイトも出陣する気で用意を始めていたのを見て、瞬が問い掛ける。


「ああ、さすがに今の即応部隊だけでは地竜を相手にはまともな戦闘にならないからな……重武装で手の空いている奴は全員出撃用意!十分で支度しろ!ティナ、逃げている生徒に密かに使い魔を送って安全の確保を頼む。桜、瑞樹は残った生徒への指示を任せた。翔と魅衣、由利は逃げた生徒が怪我をしているかもしれない。治療薬の準備をしてくれ。薬はユリィが知っている。」

「既にやっておる。」

「こっちも薬の用意しに行くよ!」


 カイトはティナとユリィの返事を聞いて、すぐに執務室から外に出て、ロビーや各階にいた生徒達に号令を掛ける。


「カイトー、ソラをお願いねー。」

「ああ。任された。」


 ユリィにつづいて執務室から外に出た由利に見送られ、カイトと瞬はロビーに降りる。そうして十分後、出撃可能な生徒達が集まった。そうして、総員勢揃いしているのを確認して、瞬が口を開いた。


「全員出撃用意はできたか!即応部隊の初仕事だが、やることはいつもと同じだ!ぬかるなよ!」

「おう!」


 瞬がそう言ったのに合わせて、全員が気合を入れる。それに合わせて、金属の鳴るがしゃん、という音が鳴り響いた。


「相手は年若とはいえ地竜だ!油断すれば死ぬ!全員、油断するな!」


 瞬が更に注意を入れる。そうして、ものの十数分で一同はすぐに外に出て、ソラの救援に向うのであった。これが即応部隊初の出陣となるのだが、初回にしては良い結果だろう。




「アレが、地竜か……さすがにでかいな。」


 ソラの救援地点へ向う途中、ティーネ率いる生徒達と出会い、約4分の1の生徒を護衛として残してきた即応部隊一同。そうして数分後には地竜に追われているソラを発見した。一同は一旦停止し、戦闘に備えて息を整える。今のままなら最悪ソラが犠牲に――といっても確実にカイトが介入するが――なるだけで済むが、疲れたまま戦闘をしても、逆に犠牲者を増やすだけであった。


「ああ、アレが地竜だが、アレで恐らくまだ子供だな。生まれてからおよそ半年程度だろう。」

「半年で体長20メートルか……成竜でどの程度なんだ?」


 実際には種類によって大きさは変わってくるのだが、今回ソラが追いかけっこをしている相手はカイトの見立てで良かった。そしてカイトは瞬の疑問に答える。


「平均30メートルだ。地竜は年齢を重ねてもそこまで大きさは変わらん。大きい奴で50メートルを超えるらしいが、それはあのタイプの中でも亜種に進化して地中に潜るタイプの地竜だな。普通なら滅多に会わんから、気にしなくていい。」

「そうか。」


 別に出会うことが滅多に無いなら、今考える事ではない、瞬はそう判断した。そうして彼は前を向いて地竜を睨んだ。


「さて、どうやって戦うかな……」


 そう言ってカイトが少し思考の海に沈んでいった。



「良し!では、戦闘開始!ソラ、行けるな!」

「なんとかっす!」


 瞬の大声に、ソラが同じく大声で無事を知らせる。確かにソラは息を切らしているが、まだ、戦闘が可能な程度に余力があった。そうして、ソラに発見されたカイト達はついに初の竜種の討伐を開始する。先陣を切ったのは、瞬の投槍だ。それが炸裂して地竜が仰け反っている内に、カイト率いる重装備の面々が前に出る。


「さすがにこいつ相手にあまり下手はやれん……一刀流・<<鞘打(さやうち)>>。」


 まず、先に飛び出したのはやはりカイトだ。カイトはのけぞり、復帰し始めた地竜へ向けて、刀を鞘に納刀したまま、横っ面を殴打する。それに、再び轟音が鳴り響き、地竜が再び仰け反った。だが、その仰け反った地竜の口に光るものが見え、カイトが号令を下す。


「ちっ、重防備部隊!全員前に出ろ!<<竜の息吹(ドラゴン・ブレス)>>が来る!全面に盾を押し出せ!」

「おう!総員、<<鱗盾(スケール・シールド)>>準備!鱗に傾斜を付けて受け流すぞ!」

「おう!」


 重装備の面々の中でも特に重防備の面々がカイトの号令を受けて前に出て、少しだけ下側を前に盾を全面に突き出した。敵の攻撃を受けるのではなく、受け流すのだ。

 そうして、カイトは幾重にも前面展開された魔力の盾を見て、問題なさそうな事を確認すると、即座にソラへと合図を送る。


「ソラ!攻撃を防いで速攻でもう一回顔面を殴打するぞ!魔術師達は詠唱、準備終了させ、先輩の合図があり次第、ぶっ放せ!」

「了解!」

「よっしゃ!カイト、俺は左から行く!」

「先に打て!合わせる!」

「おっしゃー!全力で行くぜ!」


 ソラの言葉と同時に、地竜の口から<<竜の息吹(ドラゴン・ブレス)>>が放たれる。だが、地竜の<<竜の息吹(ドラゴン・ブレス)>>は盾に受け流され、空高く消えていった。そして盾と<<竜の息吹(ドラゴン・ブレス)>>の衝突で出来た閃光を目眩ましに、カイトとソラが盾の後ろから飛び出し、左右から連撃を仕掛ける。まず、先に仕掛けたのはソラだ。


「やっとこっちから攻撃出来んぜ!今までの分、全部持ってけ!<<杭盾(ステーク・シールド)>>!」


 彼は自身の開発した<<杭盾(ステーク・シールド)>>を用いて、地竜の左頬へと豪撃を加える。ドゴン、という轟音と共に、地竜の顔が横を向く。だが、その動作も数センチ動いた所で、今度は右側から迫るカイトの攻撃が加えられる。


「脳が揺れるぞ!<<連杭盾ダブル・ステーク・シールド>>!」


 ソラとは逆に右腕に盾を装着したカイトは、そのまま思い切り腕を振りかぶって盾の先端を地竜の右頬に接触させる。そしてそのまま<<連杭盾ダブル・ステーク・シールド>>を発動させ、更にカイトはここで一手間加えた。先端を駆動させる役割となる魔力の塊を複数出現させ、連撃として杭の衝突を加えたのだ。


「ちょ!俺の技を勝手に改良すんな!」

「この程度の改良してないお前が悪い……先輩、〆を!」

「おう!総員、一斉に仕掛けるぞ!」


 ソラの抗議をスルーし、カイトは少し離れた場所で待機していた瞬達に合図を送る。合図を受けた瞬は、近くで待機していた魔術師達に合図を送り、自身も投槍の構えを作った。


「総員、斉射!<<神雷槍(シャクティ)>>!」


 そうして、瞬が雷の槍を放つと同時に、魔術師達が一気に各々が持つ中で最も高威力の魔術を最大威力で発動させる。さすがに脳を揺らされて昏倒している地竜にこれを防ぐ手立ても避ける手立ても存在せず、全てが直撃する。


「やったか!」


 爆炎を防ぐべく再度盾を前面に押し出していた重防備の生徒が、声を上げるが、そこには昏倒から回復した地竜の姿があった。

 とは言え、地竜の方も全く無事とは言いがたく、体中から血が吹き出ていた。そうして、その地竜の口に光を見て、再び全員が盾の内側に逃げ込む。


「ちっ、やりきれんか!」

「やはりここが限度か。まあ、これだけやりきれれば十分か。」


 瞬の忌々しげな言葉と同時に、カイトは小さく呟いて盾の守りから抜け出る。そうして、再度鞘入りの刀を取り出して、腰だめに構える。


「おい、天音!」

「一刀流・亜式……」


 防備の内側から抜け出したカイトを見て、生徒の一人が声を上げる。だが、カイトはそれを完全に聞き流し、意識を集中させ、一瞬を狙い定める。それを見て地竜は先の攻撃と合わせてカイトこそを最も危険な敵と狙い定めたらしく、カイトへと<<竜の息吹(ドラゴン・ブレス)>>を放つ。それと同時に、カイトが抜刀した。


「<<一房・砲(ひとふさ・ほう)>>。」


 地竜の<<竜の息吹(ドラゴン・ブレス)>>が出した轟音の最中。カイトは誰に聞かれる心配も無く、自身の流派の基礎となる(スキル)の名を告げる。

 そして放たれたカイトの斬撃と地竜の<<竜の息吹(ドラゴン・ブレス)>>が衝突し、<<竜の息吹(ドラゴン・ブレス)>>が苦もなく切り裂かれていく。そしてカイトの放った斬撃はついには<<竜の息吹(ドラゴン・ブレス)>>を放ち続ける地竜そのものの頭部を完全に両断した。


「……ふぅー。」


 カイトは残心として深く息を吐いて、チン、と再度刀を納刀する。そうして、冒険部初の竜種討伐戦は、及第点という所で終わりを告げるのであった。




 そうして討伐を終え、ソラとカイトは素材の回収を行う為残っている生徒達に背を向けて雑談をしながら歩き始め、途中で合流した瞬と共に、三人はティーネの元へと向う事になる。


「一条先輩、助かりました。ありがとうございます。」

「ああ、災難だったな。お疲れさん。」


 瞬はそう言ってソラの肩を叩く。それに、ソラが溜め息を吐いて答えた。


「はぁ……ゴブリン退治に来てまさか地竜と戦う事になるなんて思ってなかったっすよ……」

「俺もまさか地竜と戦うとは思ってなかった。」

「……あれ?その割には速かったっすね?」


 てっきり自分が単独で地竜を抑えているから、早く来てくれたと思っていたのだ。だが、瞬の言葉からは違うと聞こえたのだ。それにふと、瞬も疑問に思う所があり、カイトに問い掛けた。


「ああ、いや、聞いていたのは聞いていたんだが……カイト、なんであんなに指示が速かったんだ?知ってたみたいに指示が速かったな。」

「それは、私が先に連絡していたからよ。」


 そう言って三人の前から現れたのはティーネだ。隠蔽の術式が刻んである魔石の力で、今まで隠れていたのであった。


「ああ、先にティーネから連絡をもらっていてな。こっちで調査していた。」

「調査?」

「何を?」


 ソラと瞬の2人が首を傾げる。それを受けて、カイトが今回の一件の裏側を伝える。


「ああ、ソラが依頼を受けた依頼人について、だ。依頼人との会話で不審な点があったらしいんでな。調査させていたんだが……」


 この時はまだ結果は出ていなかったのだが、丁度その時、クズハから連絡が入った。


『お兄様、今よろしいでしょうか?』

『ああ、今戦闘を終えた。』

『先ほどの調査について、結果が出ました。黒、ですね。』

『ほう……詳細を。』

『まずは落とした荷物ですが、中身は密輸品のようです。どうやら竜種も好む種類の麻薬を密輸入したようですね。該当の薬物はゴブリンにも好まれますので、ゴブリン対策に結界が張ってあったのは事実の様ですが……対竜種には意味が無い安物だったらしいです。依頼人が護衛は雇っていない、と言っていたのは嘘でした。最近外から来た冒険者数人に確認した所、地竜と遭遇して急いで逃げた、と話しております。彼等は密輸品であったことを知らないようでしたので、そのまま放置しました。』


 やはり想定通りか、カイトが内心で頷く。そして、代わりにクズハにその地竜を討伐した事を告げて、更に商人について問い掛けた。


『ああ、その地竜ならさっき退治したところだ。で、そのライアは?』

『すでに捕らえました。』

『でかした。』

『ありがとうございます、お兄様。それで、あの……』


 そう言って何かをねだるようにするクズハ。取ってこいの出来た犬にはご褒美を与えなければならないのである。そして、この場合のご褒美は、カイトによって愛でられる事であった。


『はぁ……後でな。』

『絶対ですから。』

『あいよ。』


 そうして、カイトは念話を遮断すると、今聞いた事を三人に伝えた。


「と、いうわけで……ソラ、次は気を付けろ。」

「ああ……マジかよ……」


 さすがに経験不足で、嘘を見抜けなかったソラが落ち込む。だが、これはさすがにカイトとしても苦言を呈する事はせず、慰めの言葉を掛けた。


「まあ、今すぐとは言わん。話術が売り物の商人相手に嘘を見抜けは酷だが、オレたちは命が懸かっているからな。出来る限り嘘を見抜ける様にはなっておけ。」

「はぁ……色々大変だよな……ちなみに、あいつ……ライアが嘘だと思った理由ってなんなんだ?」


 少し気落ちしていたソラだが、取り敢えずは何故見抜けたのかわからないことには、今後に活かせない。なのでソラは嘘を見抜いたティーネに問いかける事にした。


「彼はこう言ってたでしょ?自分はそれなりに腕に自信がある、って。彼の短剣は確かに使い込まれていた痕跡もあったし、それなりに実力もありそうだったわ。少なくとも彼の腕ならば、ゴブリン5体なら楽に倒せるでしょう。でも、何故かゴブリン5体相手に逃げ帰っている。彼が持っていた荷物もそんなに多くなさそうだった。この状態でゴブリン5体から逃げる必要が考えられないのよ。しかも、結界を張るほどの重要な荷物。滅多に無いとは言え、竜種が出現する地域だけど、それなら尚更多少危険でも、即座にゴブリン5体を倒した方が確実に荷物を回収できるわ。敢えて冒険者に依頼する理由がわからないのよ。」

「でだ……そこの三人。運び屋は既にお縄についてるから、さっさと出てこい。」


 そう言ってカイトとティーネはある一点を睨みつける。そうしてカイトが指をスナップさせると、魔術で隠れていた三人の刺客が現れた。手には短剣や弓などの武器を持っているところを見ると、襲撃を掛けようとしていたようだった。


「ちっ!」

「はぁ……」

「ごめんね。既に包囲してるよ。」


 そう言って逃げようとした三人を取り囲むようにアルとリィル、数人の隊員達が現れた。此方はカイト達を囮にして、彼らを見付けて完全に包囲していたのだ。


「禁止薬物の密輸に関する罪と、殺傷未遂の現行犯で捕縛します。」

「くっ……」


 抵抗は無かった。リィルにそう言われた三人は、諦めた様子で、お縄についた。マクダウェル公爵領の裏社会で生きていく上で、アルとリィルの顔は絶対に忘れてはならない顔の一つであった。それ故に勝てぬと悟った刺客達は無抵抗になったのである。


「じゃあ、カイト。僕らは先に戻って彼等の事情聴取するよ。」

「ああ、依頼人を突き止めておいてくれ。」

「は?」


 何が起こっているのかわからないソラと瞬が呆然と一連の騒動を見ていた。


「多分運び屋の依頼主に雇われた奴だろうな。運び屋が捕まった事に気づいて、暗殺者を遣って証拠隠滅を図ろうとしたんだろう。アル達からの連絡だと、ここに来るまでに運び屋の雇った荷物回収員も見つかっている。」


 後の調査によると、どうやらライアはソラ達を囮にして、その隙に荷物を回収する算段であった。しかし、ライアの雇った荷物を回収する為の人員は荷物を回収する前にアル達によって捕縛され、荷物もアル達によって回収されたのである。尚、この数日後、運び屋ライアを雇い、麻薬を密輸しようとした商人も逮捕される事になる。


「ここまで予想させるのは素人には酷でしょうね。私もまさか襲われた相手が地竜だとは思わなかったわ。」


そう言ってティーネは苦笑する。そう、何度も言うがさすがにまだ独り立ちを始めようというソラに完全にここまで見抜けというのは酷なのだ。

 出来るに越したことはないが、段階を踏ませる事を目的としている教員役達にとって、一度や二度の失敗は織り込み済みだった。そのために、彼らが居るのである。まあ、それでもまさか地竜が相手になるとは思っていなかったのだが。


「まあな。オレも話を聞いた時は悪くてもランクDクラスの魔物だろうと思ったからな。」


 そう言って笑うカイト。更に続ける。


「ま、こういうことは経験を積むしかない。後は実践していけ。」

「ああ……はぁ……」


 珍しくソラが弱々しく頷く。騙されていた事に気づけなかった事が、余程堪えているようである。


「おい、ソラ。これからまだ講習を続けるんだろう。少しはしゃんとしろ。」


 しかし、そんなソラを見て、瞬がソラの背中を叩く。

「すんません……」


 そう言うやソラは一度目を瞑り、自分の両方の頬を両手で叩いた。


「おっしゃ!気を取り直してやり直しだ!」


 パシン、小気味よい音をさせて両頬を叩いたソラは、気を取り直して講習へと臨むのであった。

 お読み頂き有難う御座いました。

 次回予告:第168話『講習再開』

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