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絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで 作者:鬼影スパナ

気まぐれな災厄

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『レオナを追い出す作戦』、始動

(確定申告やら花粉症やらで頭回ってない感。はたして、ちゃんと収拾付けられるのか?)

 セツナ達はあられもない恰好で倒れていたのを宿で回収、その日の午後には目を覚まして正気を取り戻していた。
 最初に発見した冒険者がゴゾーとロップだったので、最低限の露出で済んだのが不幸中の幸いだったかな? いやまぁ誘導したけどさ。
 で、サキュバスにもみくちゃ(意味深)にされたセツナとナユタだったが、起きた時は「うわぁあ! あ、はぁ……くそう、やられたかぁ」と、どこか慣れた様子だった。
 サキュバスに襲われたりあられもない格好を見られたりしたことについては、全然気にしていないようだ。これが普通なのか、それともレオナに慣れさせられたのかは分からない。

 念のためバイトを1日休ませて、丁度いいからとそこに見舞いと称してネルネを向かわせた。当然、ダンジョン関連の話をするためである。

「セツナさん、実は私ダンジョン側のスパイなんですよー」
「あ、やっぱり?」

 そして拍子抜けするくらいアッサリ話が通ってしまった。
 そもそも最初に『ウーマ』と引き合わせるときに使ったのがネルネだ。それでセツナはダンジョンを進むネルネに若干の違和感と、「もしかしたら」程度の気付きを得ていたらしい。
 一応ネルネは証拠としてウーマの声で挨拶する石(石ゴーレム)を持っていたが、それを使うまでもなかった。

「というわけでレオナを持て余してるので追い出したいのですがー……もう1度会わせたし、協力してくれますよねー?」
「……2、3回会いに行って、今度こそ一撃を食らわせるつもりだったんだけど、ダメかな?」
「協力してくれますよねー?」
「ええと」
「協力、してくれますよねー」
「……できればおばあちゃんと直接接触するような協力で、殴れる機会があればいいな。おばあちゃんの胴体か頭部に一撃を入れられればボクのお願いは叶えてくれる……って約束になってるの」
「じゃあ、その方向で上に相談してみますねー」

 どうやら、一度の邂逅でどうこうする予定ではなく、数回チャレンジする予定だったようだ。
 とりあえずはその意見も取り入れて罠を用意するとしよう。

「ちなみにナユタさんのはー?」
「ナユタは、おばあちゃんを見つければ眠り続けてるパパを治す方法を教えてくれる、っていう話だったから……一応叶ってるみたい。苦労しそうだけどね」

 なるほど。確かに治す方法は教えてたな。……賢者の石が必要とか言ってたけど。

「で、レオナの苦手な物や弱点ってなんですかー?」
「ああうん、それはねー」

  *

 数日経った。

 レオナは特に動かなかった。というか、基本はサキュバスたちと自堕落にイチャイチャしているだけだ。そこの監視についてはロクコには見せられなかったので、基本は何をしていても特に動じないネルネとキヌエさんに任せておいた。
 あ、レイは手で顔を覆いつつも指のスキマからガン見してたので外しておいてあげた。

 そして、冒険者たちもサキュバス村に到達するやつはまだいないので、サキュバス村は食糧支援してるただの村状態だ。
 一応内職としてダンジョンのドロップアイテムとする『木彫りの彫刻』を彫らせてみているが、何故か松茸のような形状のものばかりをこぞって作る始末。ハズレアイテムにしかならないな、マッサージ器具にも使えるらしいけど。

 さて、そんな状況だけど、セツナからの情報を確かめたり罠を用意したりと、『欲望の洞窟からレオナを追い出す作戦』の準備を整えていた。
 作戦の概要は簡単だ。

 ――このダンジョンから、レオナが自主的に出て行くようにする。

 極端に言えばその一点に尽きる。力づくでどうにかできないから自主的に出て行ってもらうのだ。何か、こう、弱みを握るとか。あとセツナも使うとか。
 だいぶあやふやな計画だったが、セツナの情報提供のおかげでだいぶ現実味を帯びてきた。

「というわけで、レオナ専門家であるセツナにネルネ経由で苦手なものを聞いたわけだが……ナスか。ナス、嫌いなのか……まぁ俺も好きじゃないけどさ、ナス」
「好き嫌いは良くないわケーマ、長生きできないわよ?」

 他にもいろいろあったが、まず一番嫌いなものはナスだろうとのことだった。
 実際に支援物資にナスを1本混ぜてみると、レオナはナスの入った木箱を見た瞬間にびくっと飛びのき、それ以上近寄ること無くサキュバスに処理(ちゃんと食料的な意味で)させていた。
 そしてそのナスを食べたサキュバスはその日レオナに近づくことが許されなかった。
 レオナ曰く、

『私はナスが嫌いなんじゃないの、本当は大好きなの。でもそこで私は『ナス断ち』して世界平和を願掛けしてるのよ。だから私がナスを食べると世界がピンチになるわよ? あ、ごめんナス食べた口でキスとかマジ無理ちょっと離れてもらえる?』

 ということらしい。ナスで救える世界がここにあった。
 ちなみにサキュバスはナスを喜んで食べていた。キノコやナス、キュウリなんかはサキュバスの好物らしい。指輪サキュバスのネルが言っていたからたぶん間違いない。

「よほど嫌いなのね。でも捨てないあたりが、なんかその、律儀ね?」
「食べ物は粗末にしないのも縛りプレイに入ってるんじゃないか……日本人気質かな?」

 500年も異世界に居るのになぁ……あ、むしろこっちの方が食料事情悪いから食べ物を粗末にしないのか? 日本は飽食だったもんなー。

「でも、ダンジョンマスターでもあるレオナならDP使って食料いくらでも仕入れられそうなもんだが……ん? そういやレオナはDP使えるのかな?」
「使ってるところは目撃されてないわね。……どういうことかしらね?」
「分からん。米食うのは久しぶりだって言ってたけどな」

 勇者スキルであろう【超○○】系スキルはバンバン使ってたのに、ダンジョン機能を使わないのは……何か不具合でも起きてるんだろうか? それともこれも縛りプレイ?

 うーん、謎の多いヤツだ。
(今週末、4巻発売かぁ……以下続刊できるのだろうか?
 あ、特典情報が出ました。詳しくは活動報告にて)
『このライトノベルがすごい!2018』ライトノベルBESTランキングWebアンケート、9月24日(日)23:59まで!
回答したら、抽選で20名様に全国共通図書カード(500円分)が当たるそうですよ?

https://questant.jp/q/konorano2018

よろしければ文庫1位のところに以下のように記入してみてください。

タイトル:絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで
著者名(レーベル名):鬼影スパナ(オーバーラップ文庫)
コメント(例):チキンタツタ美味しい! それはさておき一番好きなラノベです
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