挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで 作者:鬼影スパナ

聖女

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

126/303

魔道具作り(諦)

(PC壊れたのでちょいと投稿ペースおちそうです)

 魔道具の作り方を習ったのはいいんだが、なにがなんだかわからんかった。
 カンタラが何を言っているのかさっぱりだった……

「なるほどー、つまりここをこうすると……」
「おお! 筋がいいな! そうそう、ここをぴゅーっと走らせるとな」
「うーん、ここに火の属性が欲しいですねー」
「そういうときは上からこう、重ねて……こう、そして、こうだ」
「なるほどー!」

 そしてネルネはとてもよく話を理解していた。なんなのこの子。っていうか俺の部下たちって優秀なの多いよね、いやぁ、上が何もしなくていいのは楽でいいなー。

「先生ー! ここはこんな感じですかー!」
「すばらしいぞ助手よ! そうだ、魔法陣は自由なんだ。なにをしたっていいんだ!」

 いつの間にかカンタラが先生に、ネルネは助手になっていた。
 つーか何をしたっていいのかよ。ホントかよ。

「じゃあじゃあー、これを体に刻み付けるとかー! カッコよくないですかー?!」
「おお! そいつは痛そうだ! あと助手は女の子だろ、やめとけ!」

 体に水が出る魔法陣刻み付けて何をする気なんだ……いや、ゴーレムに魔法陣刻み込むとか、何か使い道が……うん、むしろ魔道具をゴーレム化するとか。ゴーレムの魔法陣と干渉しないか不安だけど、何でもアリならアリだろうし。

「増幅の魔法陣なら効果ありそうなんですけどねー……いけるんじゃないでしょうかー?」
「ふーむ、だが、人の体に魔法陣を刻むのはやったことないな。助手よ! ちょっと彫ってくれ! 鍛冶の邪魔にならない胸元がいいかな、ナイフで肉をえぐるようにこう……」
「はいー! こうですかー!」
「ぐあーーーー?! いてーー!! だがひと思いにーーーー!!」

 おい、本当に何やってんだお前ら。はた目から見てると胸元にナイフぶっ刺してるようにしか見えない、というか実際突き立ててるわけだけど……

「はっ! つい夢中になってしまいましたー。すみませんマスター」
「いや、いいんだ。……うん、気に入ったんならぜひ魔道具を作れるようになってくれ」
「おまかせあれー!」

 ネルネは血まみれになったナイフを片手ににっこりと笑った。あらやだこの子、マッドサイエンティスト気質だわ……

「お、おい、続きを仕上げてくれ。痛いのはイヤだが中途半端はもっとイヤだ」
「あ、はーい、先生ー」

 クルリと振り向いて、手に持ったナイフを再びカンタラに刺すネルネ。うん、引くわー。
 まぁ楽しそうだし俺は帰るよ。あとで魔道具作ってくれ。それにしてもネルネは魔道具作りの才能があるんだなぁ。種族:魔女見習いは伊達じゃないってことか。

 そもそも俺は魔道具に使う魔法陣や文字を覚える前にこの世界の一般的な文字を覚えろって話だよな。めんどい、却下。やっぱりネルネにまかせよう、そうしよう。


  *

 昨日と今日で聖女が合わせて2回パックンチョされたので、ロクコに1000DPガチャを回してもらった。
 その結果が、

「お、ダミーコアね! さすがにダンジョンコアには詳しいからわかる!」
「なんか紫色してねぇかそのダミーコア。毒々しいんだが、なんで色違うんだ?」
「さぁ? 気分でも悪いんじゃないかしら」
「……詳しいからわかるんじゃなかったのか? というか気分悪いと紫になるのか」

 紫色に光るダミーコアと、

「こっちは……よくわからないけど、スキルのスクロール……【料理人】のスクロール? 聞いたことないスキルね」
「……キヌエさんに使ったらかなりよさそうなスキルだな」

 謎スキルのスクロールだった。

 どちらにしても1000DPより高そうな結果だ。ダミーコアは5000DPするやつ……なんか紫だけど……だし、スキルはカタログにないものだし。なにこの豪運、ステータスあったらきっとラック値やばいことになってるに違いない。
 まぁ俺が来るまでの生活を考えれば、運がよくなきゃ今頃死んでるよな……。

「とりあえずスキルはキヌエさんにやるとして、このダミーコアは……予備としてとっとくか。今堀進めてる新謎解きエリアの奥が完成したら新コアルームとして置くとして、しばらくはマスタールームの倉庫にでも置いとこう」

 なんか嫌な予感もするけど、今はそれどころじゃないもんな。
 できればこのダミーコアは使っちゃいけない気がする。

 よし、放置。見なかったことにしよう。

 俺がそう決めたところで、ロクコがつんつん、と俺の脇腹を突っついてきた。
 くすぐったいな、なにすんだよ。

「ねぇケーマ。リンはどうするの? ダンジョンの支配下に置かないの?」
「うん? 支配下に置く? どういうことだ」
「ほら、今だとお願いして聞いてもらってるじゃない。それをDPで召喚したモンスターと同じにして、命令聞かせられるようにしたり配置できるようにするかって話よ」
「ああ……そういうことできるの知らなかったわ、そういうのはもっと早く言えよ」

 ロクコは自慢げに俺に教えてくれた。

 モンスターを支配下に置くには相手の了承が必要だとか。なお、相手がしっかりダンジョンの支配下に入るということを理解していないとダメとのことで……騙すことはできない。
 強制的に支配下に置く方法もある。これは屈服させれば良くて、知能のない魔物相手に対しては大体この方法で支配下に置けるそうな。

 でも支配下の魔物からDPはもらえなくなるという。……どういう仕組みなんだ。

「と、ハク姉さまに教えてもらったのよ」
「へぇ、だろうと思った」

 ……1日950DPがもらえなくなるのは痛い。今のところうまく回ってるし、いいんじゃないかなぁ。おかげで今はどんどんDPが貯まってる。聖女フィーバーと合わせて、リンフィーバーだ。
 まぁ、こっちが子分になるのが限度だし、あっちを屈服させろとかいうのもかなり難しい。
 これも放置でいいかなぁ。無理だと思うけど、一応リンに話を聞いてみるか?

+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ