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ぷるるん戦士奮戦記「日本諸鬼」 作者:ナカノ・R・シンイチ
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第七話 初戦開始

【ここまでのあらすじ】

京都の街のあちこちで、
おびただしい落書き事件がおこっていた。
それはどうやら、鬼の仕業らしい。
主人公、望月卯乃を、
一番気にかけていた先生、
担任の上終かみはて先生が、
鬼に取り憑かれて学校に落書きしてしまい、
警察に逮捕されてしまった。
卯乃は自ら卯の化身となって、
先生を救うべく、
先生の心の中にいる鬼を退治するため、
先生の心世界に飛び込んだ。
●閃光と轟音、暴風がおさまり視界がひらける。
●どこまでも続く雪原の大地。
●目の前を巨大な歩行戦車が歩いている。
●卯乃はとっさに近くの岩に身を隠す。

挿絵(By みてみん)

(卯乃)
わっ。
なにあれ。

(ウサギ)
なんだろうな。
たぶん鬼の勢力だろう。
なんか凶悪そうだし。

(卯乃)
あれと戦うの。

(ウサギ)
そうだ。

(卯乃)
勝てるわけないじゃない。

(ウサギ)
勝たなきゃどうすんだよ。

(卯乃)
でもあれ見たことある。
SF映画のスターウォーズに出てきたやつやわ。

(ウサギ)
スターウォーズ?

(卯乃)
そう。
先生が子供の頃見た映画なんやって。

(ウサギ)
なるほど。
ここは上終先生の心世界だからな。
先生の記憶や願いが現実化しているんだよ。

(卯乃)
現実?
これ現実なの?

(ウサギ)
そうだ。
この世界での死は現実の死だし、
この世界で生まれたものは、
やはり現実の形となる。
人の心と体は表裏一体。
どちらも現実なのさ。

(卯乃)
ねえ、でもあの空にうかんでるロゴ。
微妙にちがうよね。
STAR WARPになってる。

(ウサギ)
人間の記憶なんていいかげんなものだ。

(卯乃)
ふうん。
著作権的にはいいかもね。

(ウサギ)
そんなことよりグズグズしてられないぞ。
こいつらが向かってる先に
おそらく先生がいるはずだ。

(卯乃)
そうなの?

(ウサギ)
鬼は人間を食う生き物だ。
この世界の住人を食い。
勢力を広げているんだ。
しかし、この世界の先生本人がいるかぎり、
いつ福の奴が沸いて出るかわかりゃしない。
いくら勢力を広げても
安心できないって事さ。
だから最初に先生本人を食っちまって、
先生の自我を乗っ取ってしまおうってのが、
連中の常套手段さ。

(卯乃)
福?福って何?

(ウサギ)
なんにもしやしないくせに、
鬼が一番びびってる天敵だよ。

(卯乃)
じゃあ、その福さんに助けてもらおうよ。

(ウサギ)
さっきも言ったろ。
福はなんにもしてくれない。
ニヤニヤ笑ってるだけさ。
それに、ここまで鬼にはびこられた世界じゃ、
どこ探したっていないだろうよ。
さあ覚悟を決めるんだ。
先生を助けたくないのか?

(卯乃)
もちろん助ける。
そのために来たんやもん。

(ウサギ)
よし。
じゃあ連中を先回りして、
とにかく先生を守ろう。
鬼退治はそれからだ。

(卯乃)
ラジャ!

(ウサギ)
左手を出せ。

(卯乃)
はい。

●ウサギが卯乃の左手にぴょんと飛び乗り、
 卯乃の左手がウサギのぬいぐるみのような手になる。

(卯乃)
わあ、かわいい^^

(ウサギ)
見かけはどうだっていい。
これでわたしとお前は一緒に行動できる。
かなり有利になった。

(卯乃)
でも、お茶碗が持てない。

(ウサギ)
そんときは手を出してやる。ほれ。

●ぬいぐるみの手がちょっとずれて、
 卯乃本人の手が出てくる。

(卯乃)
おお、いい感じ。

(ウサギ)
さあ、行くぞ。

(卯乃)
よし!全力疾走であいつを追い抜くのね。

(ウサギ)
それもいいが、
もっと早い乗り物がある。
チェベル・チェベル スーパーロケットきねって言って、
杵のシルエットを想像して見ろ。

(卯乃)
チェベル・チェベル・・・。
うおー。

●卯乃の左手が光り輝く。

(ウサギ)
さあ、スパーロケット杵。
って言え。
そして杵のシルエット。
杵って知ってるよな。
木でできたカナヅチみたいなやつだぞ。

(卯乃)
バカにしないでよ。
餅屋の娘よ。
スーパーロケット杵。
むむむ。イメージ。

ブゥーン。

(ウサギ)
よし扉が開いた。
さあ、左手の光の中から、
アイテムをつかみ出せ。

(卯乃)
はああっ。

●卯乃の左手からメカメカしい杵が出てくる。

ぎゅーん。

挿絵(By みてみん)

(卯乃)
わあ、なにこれ?

(ウサギ)
お前の最大の武器。
スーパーロケット杵だ。
グリップのボタンを押せば、
ロケットに点火し、
ものすごい勢いで杵が振り下ろせる、
そして、中のスプリングの反動で、
今度は、振り下ろした杵が
ものすごい勢いで戻ってくるしくみだ。
やってみろ。

●卯乃がボタンを押す。

ぽちっ。

●ロケットに点火

ぼんっ。

●地面を粉砕。

どかっ。

●スプリングで跳ね返ってくる。

ぴよよよ~ん。

ぽちっ。
ぼんっ。
どかっ。
ぴよよよ~ん。

ぽちっ。
ぼんっ。
どかっ。
ぴよよよ~ん。

ぽちっ。
ぼんっ。
どかっ。
ぴよよよ~ん。


(卯乃)
これ何の役に立つの。

(ウサギ)
すごい腰のあるモチがつける。

(卯乃)
・・・・・・・。

(ウサギ)
・・・・・・・。

(卯乃)
・・・・・・・。

(ウサギ)
ウサギなんだもん。
やっぱお餅つかなきゃ。

(卯乃)
あんた、そこになおりなさい。
あんたでモチをついたげるわ。

(ウサギ)
冗談だ。
杵の重たいほうを地面に置いて、
その上に乗っかってみろ。

(卯乃)
こう?

(ウサギ)
反対。ロケットの噴射口が後ろにくるように。
そう。
そして柄をしっかり持ってボタンを押せ。

ぽちっ。
ぼんっ!!!!

(卯乃)
うわー!。

●杵に乗ってものすごい勢いで飛んでゆく卯乃。

(卯乃)
うわー、うわー。

(ウサギ)
卯乃!しっかり前を見ろ。
あのでっかいのにぶつかるぞ。
あんなのにぶつかったら、
いきなり最終回だ。

(卯乃)
うわー、うわー。
ぶーつーかーるー!!!!

(ウサギ)
ほら、重心をコントロールして、
方向を変えるんだ。
スケートボードの感覚だ。

(卯乃)
そんなのーやったことないもーーー。
わーーーーー。


●なんとか歩行戦車の足の間をすり抜ける。

ひゅーーん。

(卯乃)
うひょーー。


●戦車が卯乃に気づき攻撃をしてきた。

キキユゥン。キキユゥン。
どん、どん、どかーん。

(卯乃)
わーーー。
撃ってきた。
これも夢じゃないんだよねーーー。

(ウサギ)
わかってきたじゃないか。
当たればおしまいだ。

(卯乃)
ひいいいいいいい。
鼻水出てきたー。

キキユゥン。キキユゥン。
キキユゥン。キキユゥン。
どん、どん、どん、どん。


●卯乃のへたくそな運転のせいで、
 なかなか弾が当たらない。

(卯乃)
涙が、涙がーーー。

キキユゥン。キキユゥン。
キキユゥン。キキユゥン。
どん、どん、どん、どかーん。

●奇跡的にエネルギー弾をすり抜ける卯乃。
 卯乃、涙と鼻水を流しながら必死。

(ウサギ)
そうだー。なかなか上手いぞー。


キキユゥン・・・・・・・。

キキユゥン・・・・・・・。


(ウサギ)
よし、どうやらあいつの射程距離を抜けたようだ。

(卯乃)
ふう、ふう、ふう、ふう。
ふぇぇぇぇぇぇぇ。
帰りたいよーーー。

(ウサギ)
泣くな。
ほら、なんか見えてきたぞ。
あの建物が先生のいる場所じゃないのか?


●白くて大きな建物がいくつも並んでいる。
 鬼に抵抗する反乱軍の基地のようだ。

●卯乃、泣きながら。

(卯乃)
えっく、えっく、
あそ、あそ、
あそこに先生がいるの?

(ウサギ)
この距離だと、
あの戦車があそこを攻撃し始めるのは時間の問題だな。
すぐに先生を連れ出して
安全な場所へ移動させよう。

●鼻水をすする卯乃。
●強い眼差しに変わる。

ずずっ。

(卯乃)
わかった。
泣いてらんない。
先生。待っててね。
いくよ。ウサギさん。
♪ユードンハフトゥ、ウォーリー、ウォーリー
 まもーってーあげーたいー♪

(ウサギ)
なんだそれ?

(卯乃)
歌だよ。
松任谷 由実。
知らないの?

(ウサギ)
いや。知ってる。

(卯乃)
じゃあ一緒に歌って。
元気出るから。

(ウサギ)
ええー。
みどもが歌を?

(卯乃)
さんはいっ。

(卯乃)(ウサギ)
♪ユードンハフトゥ、ウォーリー、ウォーリー
 まもーってーあげーたいー♪
♪あなたをーくーるーしーめーる
 すべーてのーことーからー♪

(卯乃)
あんた、下手ね。
でも元気出てきた。
待っててね。せんせー!


次回をお楽しみに(^-^)/
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