第1巻 人生と進級と宣戦布告
第5話・上手に狩れました~(Dクラスを・・・)
いよいよ、やってきた。Fクラス VS Dクラス
どっちも学力としては同レベル。先にどっちが押すか押さないかの一本勝負。
その時間が後3分まで迫っている。
「よしっ、今まで説明したように頼む。いいか、あくまで目的はAクラスだ!」
「「「「「「「おおっ!!!」」」」」」」
「それでは、皆さん、カウント行きます。5・4・3・2・1・開戦ですっ!」
「よしっ、いけぇぇぇ!」
雄二のかけ声と共にFクラスの半分くらいの人が突撃にいった。
「雄二、お疲れ様です。」
「いや、まだ勝ってないからお疲れ様は早いだろう。」
「いえ・・・Fクラスはもう勝つ事が決まっていますから。」
「?」
雄二は頭の上にハテナを浮かべてそうな顔をした。だから、私は言ってやった。
「だって、私たちはAクラスまで行くんですよ?Dクラスごときに負けるはずがありませんから。」
「なるほどな。確かに、それもそうだな。」
ーーーーそれから30分後くらいーーーー
「雄二。」
「なんだ?音橋。」
「暇です。なんかおもしろいこと無いんですか~?」
「無いな・・・そういえば、音橋って超能力っつっても、具体的に何が使えるんだ?」
「よくぞ聞いてくれました・・・と言いたいところですが、ほとんどが応用技なんですよ?」
「応用技?」
「はい。たとえば、瞬間移動は、具体的に言うと空間をゆがませて、行きたいところの空間を自分のそばに寄せるみたいな事なんですが・・・って言ってること分かります?」
「う~ん、言わんとしてることは分かるが、実感が湧かないな・・・」
「そうですか・・・」
私は、そこら辺を見渡す。そして良い物を見つけた。
「これですよ雄二。」
「?」
「いいですか、この紙の右端が私で、左端が行きたいところとします。その真ん中を空間だけゆがめて、自分の所に近づけるっと。」
私は、紙の端と端を合わせた。
「わかりましたか?」
「ああ。」
「で、瞬間移動の応用は、空間をゆがめると言うことにあります。」
「?」
また雄二がハテナを浮かべています・・・明久だったらどうなっていたことでしょう・・・
「ようは、空間をいじってそこに人がいないと思わせることなんです。」
「ッてことは身体を消すと言うことか?」
「はい。簡単に言えばそうなりますね。」
本当は、電磁波とかの関係もあるのですが、そこまで行くと自分の頭で勝手に計算しちゃいますから。
説明のしようがありません・・・
それから、超能力のことについて話をしていると・・・
「坂本隊長!吉井隊長から伝言だ!」
「なんだって?」
「ああ。なんでも、偽情報でも流して、教師をおびき寄せて欲しいそうだ。Dクラスの奴ら、木内先生を呼び出していたから、船越教諭あたりが打倒だと思うぞ。」
「普通に、職員会議とかが良いか?」
「う~ん、イマイチですね・・・そうだ、須川君、あのね(ごにょごにょごにょ)でお願いします。」
「ああ、分かった。さすがは音橋だな。」
「ありがとう。」
「じゃあ、行ってくるぜ!」
須川君は走っていった。コレはもう原作どおりです。
「なあ、音橋、なんて言ったんだ?」
「良いから、良いから・・・」
しばらくして、|(ピンポンパンポーン、船越先生、船越先生)
来た来た・・・
(吉井明久君が体育館裏で待っています。)
「「「ぶっ!!!?」」」
「ナイスでしょ?」
(生徒と教師の垣根を越えた男と女の大事な話があるそうです。)
「「「ぶわっはははははは!!!」」」
「雄二、ナイスでしょ?」
私は自信満々に再度言います。
「ああ、ヒィヒィ、最高だ、ぷぷっ!」
教室中が笑いに飲まれます。
「さて、そろそろ行ってくれ・・・ぷっ・・・」
「了解であります!」
雄二はまだ笑いが抜けていないようで、必死に笑いをこらえていた。
とりあえず、先ほど雄二に説明した瞬間移動&応用技を使って明久のそばに行く。
「あk「ああ、霧島さんのスカートが捲れている!」
(ざざぁっ!)
いきなり明久の声が響き、驚きました。しかも、あんな一言で私以外の男女問わず、全員があっちを見るなんて・・・まぁ、霧島さんは綺麗ですからわからないこともありませんが・・・
そのあと、ガラスが割れたり、消火器が噴射されたり、スプリンクラーが誤作動したりと色々あった。気のせいか、その後、明久に対する美波の殺気が満ちあふれていました。
そして、なんだかんだでDクラスは撤退していった。
「良くやったぞ、明久。」
「うん、ところで、校内放送聞こえてた?」
「ええ、ばっちり聞こえてましたよ?」
「・・・・・・雄二、絵里、須川君がどこにいるか知らない?」
「たぶん、もうそろそろ戻ってくるところだろうな。」
「ふ~ん、そう。」
明久が次の瞬間に、懐から何かを取り出しました。あれは・・・包丁ですか・・・家庭科室の・・・
靴下もはいてないですし、即席ブラックジャックも作った可能性大ですね。
「大丈夫。やれる。僕なら殺れる!」
「人は殺しちゃ駄目ですって・・・」
「ああ、僕の包丁とブラックジャックが・・・」
一応、瞬間移動で、私の手元へ。全く危ないですね・・・
「くそっ・・・こうなったらムッツリーニにスタンガンを借りて・・・」
「ちなみに、放送指示はあたしが出しました。」
「しゃあああっ!」
明久が飛びかかってくる。ふっ、甘いです明久・・・必殺・・・
「ご、ごめんなさい。Dクラスを倒すにはこれしかなかったから・・・」
必殺、涙目で上目遣い!
「「「「「(どくどくどくどく)」」」」」
明久やムッツリーニを基準とした多くの男子が鼻血を出している。ある意味言って、凄い。
「俺、もう死んでもいい。」
「「「「右に同じく」」」」
やっぱりバカの集団・・・でも、やっぱり面白いです。
「そろそろ、Dクラスの代表を討ち取りに行くぞ!」
「は~い」
「じゃが、一番気をつけなければいけないのは近衛部隊じゃの。」
「うわっ・・・秀吉、いつから居たんですか?」
「酷い言いぐさじゃのう。わしは、おぬしが男子多数を鼻血の海に沈め取った頃から居たぞ?」
「ごめん。気付かなかったです。」
「まあ、秀吉が言うことにも一理あるな。」
「もういいでしょ?私が行ってきます。」
「・・・はぁ、もう好きなようにしてこい。」
「やったぁ!」
私はすかさず、瞬間移動で、Dクラス代表さんに挑む。
「Fクラス、音橋絵里、Dクラス代表に現代国語で挑みます。」
「えっ?いつの間に?」
「試獣召喚!」
「あ、えっと、試獣召喚?」
私たちのかけ声と共に、足下に幾何学模様が現れる。そして、出てくるのは、デフォメルされた、
私にそっくりな召喚獣。武器は、日本刀が二本で、俗に言う二刀流というやつで、なぜか格好は、
腕に小さな楯を構えた、制服姿だった。別に、成績が悪いというわけではないのだけれど・・・
「Dクラス、平賀源二・現代国語129点 VS Fクラス、音橋絵里・現代国語12982点」
「「「「「は?」」」」」
みんな私の点数を見て驚いてるのは無理もないです。
「い、一万点越え?」
声、裏返ってますよ?
「じゃあ、ごめんなさい!」
ボンッ
鈍い音を立てて、平賀君の召喚獣が消えた。・・・この人平賀って言うんだなぁ。
なんて思いながら、最期はあっけなくFクラスが勝利した。
今回は長めです。
今度の更新はおそらく来週くらいになります。
本当にすみません。
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