と言うことで、母の日が近づいていると言うこともあり、新キャラの力を借りて、母の日にちなんだことをやろうと思います!
「……たまにはいい話書くじゃないですか」
もち!では、スタート☆
第3巻 覗きと合宿と脅迫状
オマケ15・「新たな転生者~母の日プレゼント~」
「はぁ……久しぶりにゆっくり出来ますね」
今日は久しぶりの休日です。今日はのんびり出来そうですね……。
ピンポーン
インターホンが鳴る音……今日の私はそんな小さいことは気にしません。郵便が来たって無視してやりますよ。
ピンポーン・ピンポーン……ピピピピピピピピピ
「ちょっ、いくらインターホンに出ないからってそこまで押すことは」
ガチャガチャッ ← 鍵を開けてドアを開ける音
「久しぶりだね、えーりちゃん」
「…………え?」
ドアを開けてみると、そこに立っていたのは……
「な~に?親友に向かってその態度は酷くない?」
そう。そこに立っていたのは、私の知らない人でした。
「……あの……どちら様ですか?」
「……まぁ、この姿じゃ分からないか……私だよ、長里友利」
「え?……と、トモちゃん?」
「お、当ったり~!」
「え?ちょっ……な、え?」
トモちゃんは前の世界の人で……生きてて……え?
「取りあえず落ち着け」
「え?あ、うん……落ち着いた」
「そう?」
「う、うん。で、でもどうしてトモちゃんがここにいるの?」
ここは私が神様の暇つぶしでやった事故で死んじゃったから、お詫びとして転生させてもらった世界のはず。トモちゃんがここにいるはず無いんです。
「ああ……私も死んじゃった」
「え?……どうして?」
「……沙織と別れてさ、家に帰ったの。初めは冗談だって思ってたけど、沙織の顔見て、冗談じゃないんだって、分かったんだけど……家に帰ってきて電話があって……沙織がトラックにはねられたって。それから、葬式挙げて、納骨もしたの。でも、大学に普通どおりに通っても沙織はいないって分かってるのに……顔が見えてきて、悲しくなって……で、でも、私は沙織の分まで生きなきゃって思ったの」
「な、ならどうして?」
「おばさんが……沙織のお母さんが、お墓参りに行くから一緒に行かないかって誘ってくれたの。私、沙織に誕生日プレゼントにバカテスの小説買ってあげるって約束したから、本屋に行ってバカテス買ったの。そうしたら、飲酒運転でトラックが飛び出してきて……気がついたら真っ白なところにいて……」
……同じ……同じすぎる。私の時と同じすぎる……そういえば、お母さんとかお父さんとか残して来ちゃったのか……あ、涙が出てきちゃった。
「……トモちゃん、話してくれてありがとうございます。で、神様……なんて言ってましたか?」
「……沙織に伝言……死なせてごめんって……元の世界で沙織が死んだことが大々的なニュースになったり、多くの人が悲しんだから……って」
……そんなにニュースになったんですか……でも、多くの人を悲しませちゃったか……あ~あ。頭が良くても、どんなに特別な力があっても……結局1人も幸せにしてないじゃないですか……
「あ、後……沙織に面倒見てもらいなさいって。たまにはこっちから連絡も入れてみるからって」
「……分かりました。取りあえず、今まで私が経験したこと、全部話すから中に入って下さい」
「……うん。っというか、その敬語、どうしたの?」
「何か癖になっちゃって」
「そっか」
それから部屋について、お茶を出してあげました。トモちゃんの顔を改めてみてみると、私と同じ銀髪で、ショートカット。見た目はか弱い女の子見たくなっていた。多分、トモちゃんがなりたかった容姿じゃないのかな?とか思いながら、私は話を切り出すことにしました。
友利side---------------------------
「ということです」
「……大体の内容は飲み込めたよ。お茶、ありがと」
「……別に、大したことありませんから」
大体の話を聞き終えると、私たちはまた黙り込んでしまった。
「……お母さん、どうでしたか?」
「え?」
不意にそんなことを聞かれてしまった。ここは正直に答えるべき何だろう。
「……すっごく泣いてた……」
「そう……ですか」
……正直に答えたけど、空気が重くなっちゃった……ここは、話題をそらすことが大事だ。
「あのね、沙ーー絵里」
「なんですか?」
「私、名前変わってないよ」
「?」
「神様にお願いしたから……いつか……ううん。私が文月学園に入学して、絵里に……ううん、佐藤沙織に、初めに気付いてもらえるように。私の名前を聞いて、声をかけてくれたりしてくれればなぁって」
私にとって、沙織は面倒見の良い妹みたいな存在だった。だから、私達は小さい頃からずっと2人だった。だから、この世界でも……2人が良かった。
「トモちゃん……」
「……最後に、私の『能力』について」
「トモちゃんも能力を貰ったんですか?」
「うん。私の能力は3つ。沙織と同じ『完全記憶能力』。コレについては同じ。次の2つが肝心だよ。1つは『魔法』」
「『魔法』って、あの魔法ですか?」
「うん。副作用があって、使いすぎると沙織みたいに寝ちゃうみたいだけど……」
「それはまた……」
「あはは。でね、2つ目が『Angel memory』っていうの」
「エンジェルメモリー……天使の記憶ですか」
やっぱり沙織は頭良いなぁ……私だったら10秒は迷うよ。
「うん。内容はね……私の記憶を本や映画みたいに、他人に見せることが出来るの」
「……」
私が手を差し出す。その手にはさっきまでは無かった小さなアルバム帳みたいなものがあった。
沙織side---------------------
「……」
「私がこの能力を頼んだのは、沙織におばさんの笑顔を届けたかったから。そう敷き終わった次の日から、いつもどおりに元気良かったんだ……心の底では沙織が死んだこと引きずってるはずなのに……だから、おばさんにホントの気持ちを聞いて、それを見せてあげたかったから……受け取ってね」
今まででこんなにお礼を言いたくなったことはないと思う……。失礼だとは思うけど、無言でトモちゃんの差し出してくれたアルバム帳をとって開いてみる。そうすると、頭に直接映像が流れてきた。
『そうねぇ……確かに沙織が死んで、家が一段と静かになって……はっきり言うと寂しいわね……本当なら、私より先に死ぬ事なんて無かったのに。最後の……さよならの言葉も聞いていないんだもの。最後に聞いた言葉が、いつもの光景で……口に食パンくわえてのいってきますなんて、悲しすぎるわね』
余計なお世話です。あの時、お母さんが早く起こしてくれれば良かったんですよ。
『でも……』
?
『安心しなさい。私だって沙織の分まで長生きしてやるわよ。あんたには妹がいるんだからね?その妹の娘……私からしてみれば孫よね……その孫の顔見ないうちは死んでやる気なんかさらさら無いわ!』
…………
『だから……沙織、安心して逝きなさい。私がぼける事なんて無いだろうし、まぁ、ぼけるとしたらお父さんの方よね。まぁ、とにかく……あんたのいる人生は、アタシにとってもアンタにとっても充実した者だったと思う。だから、楽しかったわよ』
…………お母さん、私は今、新しい友達といるよ。お母さんがまたお母さんじゃないのが残念だけど、またいつか逢えると思う。そこは、死んだ所じゃなくて、私たちが初めてあった元の世界で……また、妹と、お父さんと、お母さんと、私で……楽しい日々をまた送れる日を、私は信じてるよ。だから、さよならは言わない。あの時みたく……トモちゃんと同じ、挨拶で……また会おう?お母さん。
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また会おう?お母さん。
「え?」
「どうしたの、お母さん?」
「今、沙織の声が聞こえた気がしたんだけど……おかしいわね」
「おーい!さっさと車に乗れ!」
「はーい!お母さん、行こっ!」
「はいはい。」
全く……今度生まれ変わるときには絶対アンタのお母さんになってアンタの孫の顔……見せてもらうからね。
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「……あれ?」
「……ど、どうだった?」
私の……家ですか……
「トモちゃん。ありがとう」
「へ?それってどういう」
「お母さんに……逢えたから、かな?」
「……良かった」
「じゃ、さっさとトモちゃんの部屋用意しましょうか。必要な物、買いに行きますよ!」
「え!?あ、うん!」
お母さん、私を生んでくれて、ありがとう。今はあなたの子供ではないけれど、いつの日かまた、あなたの子供になれることを願っています。また、あの4人家族で……。
「で?今回からオリキャラとその他原作キャラで後書きしろって?」
「その様ですね。トモちゃん、誰と会いたいですか?」
「誰でも用意できるぞ」
「あ、コレが龍君?」
「あ、はい。そうですよ。コレが龍君です」
「初めて見た!」
「当たり前でしょう。この人もオリキャラなんですから」
「まあな」
「でも、いんじゃない?」
「まぁ、いいですか」
「何か最近酷い扱いになってる気がする」
「ということで、次回『オマケ16・友利と絵里のお買い物』」
「「お楽しみに!」」
「置いてかれた……」
「ホラ、帰りますよ」
「はーい!」
「うぅ……」
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