第1巻 人生と進級と宣戦布告
第4話・宣戦布告、恋ははかない物である
「よし。これで、点数の補充はみんな終わったな。後は・・・」
「宣戦布告・・・ですか?」
「ああ。もちろん適任は」
そう言いかけた時点で、みんなの視線が明久に向けられる。やっぱり、考えることは同じですね!
「え?何でみんな僕の方を見るの?」
やっぱりバカです。状況が飲み込めていないようです。
「明久、お前がDクラスに宣戦布告に行ってこい。」
「え?でも、宣戦布告にいった人ってたいがい酷い目に遭うもんじゃ?」
「心配しないで下さい、明久。」
「え・・・でも・・・」
「行ったら、瑞希が惚れる「いってきますっ!」かもよ?」
「本当にバカだな明久は。」
「(コクコク)」
これには、その場にいる全員がうなずいた。
ーーーー10分後ーーーー
だっだっだっだっだっだっだ
この足音は・・・
「騙されたぁっ!Dクラスの奴ら凄い形相で殴りかかってきた!」
「騙されたとは失敬な。話を最期まで聞かない明久が悪いです。」
「うっ・・・」
おや?図星でしたか・・・
「そんなことよりも「そんな事じゃないよ!?」宣戦布告はしてきたんだろうな?」
「無視かよ!まあ、とりあえず明日の午後からにしといたけど?」
「明久、良くやりました。」
「「「「「//////////」」」」」
満面の笑みで笑うとそこにいる全員が赤くなった。気のせいかな?
「っと、とりあえず開戦は明日だ。みんな今日は充分に休むように、解散!」
これで、今日は終わった。とりあえず、荷物をまとめて途中まで雄二と明久と一緒に帰る。
「やっと、始まりますね。試召戦争。」
「ああ。明久も勉強くらいしとけよ。」
「わかてるって・・・あれ?」
「どうしました?」
「教室に教科書忘れてきたみたい。ごめん、先にかえってて。」
「分かりました。」
「それにしても、ホントにバカだな。」
「五月蠅いよ!ほっといてくれ!」
ーーーー明久目線ーーーー
全く、雄二も絵里も酷いよな・・・少しくらい優しくしてくれても良いと思うんだけどなぁ。
なんて思いながら、教室に入る。
「僕の妻よ、ただいま!」
なんて、ボケをかましながら中に入る。すると、姫路さんが中にいた。そして、手元には、
かわいらしい便せん。
「よ、吉井君!?」
「あれ?姫路・・・さん?どうしてここに居るの?」
そういうと、姫路さんは焦って手元の便せんを隠した。
「いえ、これは違うんです。・・・っきゃ!?」
焦っていたせいか卓袱台に足を引っかけて転んでしまう。すると、僕の足下に便せんが・・・
(あなたのことが大好きです)
僕は拾って、姫路さんに返してあげる。
(見ろ、これは完全にラブレターだぞ。今後姫路のことはあきらめろ)
っと、これは、僕の心の中の悪魔だな。だが、僕は姫路さんに言う。
「変わった不幸の手紙だね。」
「え?」
(こいつ、認めない気だ!)
ふん、黙れ悪魔。
「あ、あのそれは酷い誤解なんですけど・・・」
(それ見ろ。やっぱりラブレターだ)
嫌だ!だって僕は今こんなに不幸になってるじゃないか!
「お、落ち着いて下さい。吉井君。」
なんだかんだで暴れていたので姫路さんが止めてくれる。
「姫路さん。その手紙の相手はFクラスの人なの?」
「はい。」
「姫路さんは、その人のどこが好きなの?」
「えっと、内面的なところが・・・あっ、もちろん外見もですけど。」
完璧に雄二だ。でも、内面的にって・・・ここで僕がしなければならないことが一つある。
「姫路さん、今から言う番号をメモって?大丈夫。とっても腕の良い脳外科医だから。」
「私は気が変になった訳じゃありませんよ!?」
くそっ・・・雄二め・・・恨めしいぞ・・・
「姫路さん。」
「はい?」
「その手紙、良い返事が貰えると良いね。」
「はいっ!」
こうして、宣戦布告は完了し、明久の心は凍結してしまいましたとさ。
今回は微妙でした。次回はしっかり、試召戦争させるつもりです。
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