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第2巻 転校とコスプレと清涼祭
第21話・「召喚大会!危機はまた突然に・・・」
さてさて、あれから場所は変わって、召喚大会の第1回戦です。パートナーは美穂・・・ふ、ここまで来たらせめて準優勝くらいまではいきますか・・・優勝はもちろん、雄二達にしておきましょう。その方が楽しそうですし・・・ちなみに、1回戦目の科目はコレまたやっぱり数学です。

「では召喚して下さい」

先生のかけ声で私たちは召喚します。

「「「「試獣召喚サモン!!」」」」

見事なシンクロ状態・・・それと共に私たち4人の足下には幾何学的な模様が浮かび上がります。そして、私たちのデフォメルされた召喚獣が出てきます・・・今回は混乱状態じゃないみたいですね。
ついでに、相手は2ーDの香川希さんと山田美香さんです。

「相手は、私たちより実力は上よ!気を付けなさいよ!」
「言われなくても分かってるって!」

あちらの2人は何か言ってるようですが・・・良かったですね。混乱モードじゃなくて・・・

『Dクラス  香川希  VS  Dクラス  山田美香
   数学   121点  VS  110点         』

Dクラスの人の中では結構高い点数じゃないですか・・・まぁ、私たちの・・・

『Fクラス  音橋絵里  VS Aクラス  佐藤美穂
   数学   53223点  VS  297点         』

「へぇ・・・美穂、いつの間にこんな点数になったんですか?」
「もとからこの点数よ・・・悪い?」
「いえいえ、滅相もございません」
「っていうかアンタのその点数は何なのよ・・・」
「え?普通ですよ?」
「・・・なんか私のやってきたことが全部無に帰っていく気がするわ・・・」
「ほらほら、相手が襲いかかってきますよ」
「分かってるわよ・・・」

なんか、端から見ると私が悪者みたいですね・・・多分・・・

「あたし達を無視してるんじゃないわよ!」
「こうなったらやけくそだわ!」

真っ正面からつっこんでくるその勇気・・・あなた達は一人前ですね・・・でも・・・






勝負は非常なり!



「装備変換・ビーム」

そう私が呟くと、日本刀がレーザービームを出す銃みたいな物に変化していきます。

「それじゃあ・・・ごめんなさい?」

私がそう呟くと、銃からレーザービームが出て相手の召喚獣2体を瞬殺しました。

「「「・・・え?」」」
「・・・何が起こったのか分かりませんが・・・音橋・佐藤ペアの勝ちです」
「なんか喜び方が微妙ですね・・・まぁ、勝ったから良いですかね?」
「・・・何?今の?」
「はいはい。戻りますよ~」

なんか意識を徐々に放棄しようとしている美穂を引っ張りながら退場します。全く、おもしろいですね。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ただいまです~」
「あ、お帰り、絵里」
「はい・・・ってアレ?」

教室を見渡すと、お客さんが当初より大分減っているみたいです。

「あ、絵里。おかえり」
「試合はどうじゃった?」
「もちろん勝ちましたよ。ってあれ?雄二はどこですか?」
「トイレに行ってくるってさ。」

流石は雄二ですね・・・冷静沈着とでも言っておきましょうか。
そんなことを私たちは話していたのですが・・・不意に廊下側から声が聞こえてきました。

『お兄さん、すいませんです』
『いや。気にするな、チビッ子』
『チビッ子じゃなくて葉月ですっ』

雄二と小さな女の子の声が聞こえてきました。

「雄二のヤツが戻ってきたみたいだな」
「うむ。そうみたいじゃな」

『んで、探しているのはどんなヤツだ?』

教室の扉が開き、雄二が入ってきた。話し相手の子は、雄二の陰になっていて見えない。


『お、坂本。妹か?』
『可愛い子だな~。ねぇ、5年後にお兄さんと付き合わない?』
『俺はむしろ、今だからこそ付き合いたいなぁ』

小さな子供にナンパってどうなんでしょうかね・・・あおれに最後の人は俗に言う・・・ロリコンですか?

『あ、あの、葉月はお兄ちゃんを探しているんですっ』

どうやら、この葉月という女の子は人捜しをしているみたいです。

『お兄ちゃん?名前はなんて言うんだ?』
『あう・・・わからないです・・・』
『?家族の兄じゃないのか?それなら、何か特徴は?』

子供には優しいんですね、雄二は・・・コレは、翔子ちゃんから逃げるときのために心の奥深くに刻んでおきましょう。

『えっと・・・バカなお兄ちゃんでした!』

なんて凄い特徴でしょうか・・・

『そうか』

雄二が、教室や周りにいる人たちを見てから言いました。

『沢山いるんだが?』

確かに。

『あ、あの、そうじゃなくて、その……』
『うん?他に何か特徴があるのか?』
『その・・・すっごくバカなお兄ちゃんだったんです!』
『『『吉井だな』』』

私もそう思ーー明久、泣かないで下さい・・・

「全く失礼な!僕に小さな女の子の知り合いなんていないよ!絶対に人違いーー」
「あ、バカなお兄ちゃんだっ!」

葉月という子は思いっきり明久に抱きつきました。

「絶対に人違い、がどうした?明久」
「・・・人違いだと、いいなぁ・・・」

明久の目が遠くを見ています。

「って、キミは誰?見たところ小学生だけど、僕にそんな歳の知り合いはいないよ?」
「え?お兄ちゃん・・・知らないって、ひどい・・・」

バカですね・・・泣かせちゃってどうするんですか・・・

「バカなお兄ちゃんのバカぁっ!バカなお兄ちゃんに会いたくて、葉月、一生懸命『バカなお兄ちゃんを知りませんか?』って聞きながら来たのに!」

だから、泣かないで下さい、明久・・・

「明久ーーじゃなくて、バカなお兄ちゃんがバカでごめんな?」
「そうじゃな。バカなお兄ちゃんはバカなんじゃ。」
「バカってつく位なんですから、バカに決まってるじゃないですか」
「でもでも、バカなお兄ちゃん、葉月と結婚の約束もしたのにーー」
「瑞希!」
「美波ちゃん!」
「「殺るわよ!」」
「ごぶあっ!?」
「姫路に島田か。どうやら勝ったようだな」
「っというか、凄い判断力?」

なんか、明久がだんだん可哀想になってきますね。

「瑞希。そのまま首を真後ろに捻って。ウチは膝を逆方向に曲げるから」
「こ、こうですか?」

このままじゃ、いつか明久は死にますね・・・

「ちょっと待って!結婚の約束なんて、僕は全然ーー」
「ふえぇぇんっ!酷いですっ!ファーストキスもあげたのにーっ!」
「絵里、日本刀を作って」
「いえ、遠慮しておきます・・・」
「早くして下さい?」
「・・・ごめんなさい・・・」

何という殺気でしょう・・・流石に私も怖いですよ・・・明久、成仏して下さい。

「絵里!すんなりと日本刀を作り出さないでよ!」
「吉井君、そんな悪いことをするのはこの口ですか?」
「お願いひまふっ!はなひを聞いてくらはいっ!」

瑞希、だんだんと遠くに行ってませんか?Fクラスになじみすぎですよ?

「仕方ないわね。2本刺したら聞いてあげるからちょっと待ってなさい」
「美波、2本は流石にキツイです」
「あのね、美波に絵里。刃物って1本でも刺さっただけで致命傷なんだよ?」

大丈夫ですよ。急所を外せば何とか生存率は上げられるはずです。

「あ、お姉ちゃん。遊びに来たよっ!」

葉月という女の子が美波を見てそんな事を言いました。

「ああっ!あのときのぬいぐるみの子か!」
「ぬいぐるみの子じゃないです。葉月ですっ」

どうやら明久は思い出したみたいですね

「そっか、葉月ちゃんか。久しぶりだね。元気だった?」
「はいですっ!」
「というか、よくバカなお兄ちゃんの学校がわかったな?」
「お兄ちゃん、この学校の制服着てましたから」

そう言って葉月ちゃんは明久の制服を引っ張ります。

「あれ?葉月とアキって知り合いなの?」
「うん。去年ちょっとね。美波こそ葉月ちゃんのこと知ってるの?」
「知ってるも何も、葉月はウチの妹だもの」
「へ?」

そうですか・・・そう言われてみれば似ていますね・・・目の色とか・・・

「吉井君はずるいです・・・どうして美波ちゃんとは家族ぐるみの付き合いなんですか?私はまだ両親にも会ってもらってないのに・・・もしかして、実はもう『お義兄ちゃん』になっちゃってたり・・・」
「瑞希、とりあえず落ち着きましょう」

瑞希は一途ですね・・・

「あ、あの時の綺麗なお姉ちゃん!ぬいぐるみありがとうでしたっ!」

って、綺麗なお姉ちゃん?

「こんにちは、葉月ちゃん。あの子、可愛がってくれてる?」
「はいですっ!毎日一緒に寝てます!」
「瑞希も、葉月ちゃんと知り合いなんですか?」

何があったんでしょうか・・・もの凄く気になります

「はい。ちょっと前に・・・でも、よかったです~。気に入ってもらえて」

瑞希が嬉しそうに微笑みます。

「ところで、この客の少なさはどういうことだ?」

ああ、気になっていたところですね。

「そういえば葉月、ここに来る途中で色々な話を聞いたよ?」
「ん?どんな話だ?」

雄二がしゃがんで葉月ちゃんに問いかけます。

「えっとね、中華喫茶は汚いから行かない方がいい、って」

・・・・・・・・・・・・・ほう・・・・・・・・・・

「ふむ・・・例の連中の妨害が続いているんだろうな。探し出してシバき倒すか」
「例の連中の妨害って、あの常夏コンビ?まさか、そこまで暇じゃないでしょ」
「全く・・・何度やってもきりがないんじゃないですか?・・・黒幕が分かったときは精神的にも社会的にも人間的にも滅ぼしてやりたいですよね」
「え、絵里?」
「お、音橋、まずは落ち着け・・・」
「絵里、チョコレートだ」
「・・・(もぐもぐ)」
「はやっ!食いつくの早っ!」

まったくもって失礼な・・・

「どうだかな。ひとまず様子を見に行く必要があるな」
「だな。少なくとも、噂がどこから流れてどこまで広がっているのかを確認しないとな」

小学生の葉月ちゃんが聞いたぐらいですからね・・・どこまでの範囲で広がっているか分かりません。

「お兄ちゃん、葉月と一緒に遊びにいこっ」
「ごめんね、葉月ちゃん。お兄ちゃんはどうしても喫茶店を成功させなきゃいけないから、あんまり一緒に遊べないんだ」

明久が葉月ちゃんの頭を撫でています。

「む~。折角会いに来たのに~」
「なら、葉月ちゃんも一緒に行ったらどうだ?」
「そうだな。飲食店をやっている他のクラスの偵察する必要もあるからな」
「・・・って、龍君いつの間にいたんですか?」
「最初から居たよ・・・」

今の今まで気付きませんでした・・・

「ん~、そっか。それじゃ、一緒にお昼ご飯でも食べに行く?」
「うんっ」

葉月ちゃんにお似合いの言葉は・・・天真爛漫?ですかね・・・

「じゃあ葉月、お姉ちゃんも一緒に行くね」

美波の口調がいつもと違って優しいです。

「ふむ。ならば姫路と絵里と雄二も一緒に行くと良いじゃろ。召喚大会もあるじゃろうし、早めに昼を済ませてくると良い」
「そうですか。悪いです、秀吉」
「お言葉に甘えさせてもらうぜ」
「いいんですか?ありがとうございます。木下君」

これで全員併せて6人。学園祭の会場を歩き回るには結構な人物だ。

「それでチビッ子、さっきの話はどの辺で聞いたのか教えてくれるか?」
「えっとですね・・・短いスカートを穿いた綺麗なお姉さんが一杯いるお店ーー」
「なんだって!?雄二、それはすぐに向かわないと!」
「そうだな明久!我がクラスの成功のために、(低いアングルから)綿密に調査しないとな!」

「アキ、最低」
「吉井君、酷いです・・・」
「・・・脅迫のネタに使えますね・・・」
「お兄ちゃんのバカ!」

今の台詞のおかげで、脅迫のネタがまた一つ出来ました!







でも、明久と雄二はそのお店がどこか知っているんでしょうかね?
ふぅ・・・書き終わりました!

「お疲れ様です」
「本当に、ここまで良く書き上げたよな」
おお、絵里に龍夜ではないか!
「僕たちもいるよ」
「・・・(コクコクコクコク)」
明久と、雄二と秀吉とムッツリーニと瑞希と美波・・・メインキャラ一括登場か・・・
「で・・・作者よ、一つ聞きたいのじゃが」
なに?
「どうして、ウチと瑞希と木下の台詞がいっこうに増えていないのよ?」
それはYO!忘れてたからだYO!
「美波ちゃん!」
「瑞希!」
「「うん!」」
へ?このパターンって・・・ぐぼはぁ!?
「コラそこ、けんかしないで下さい!」
「そうだぞ・・・今日は報告したいことがあってきたんだから・・・」
「そう言えばそうだったわね」
じゃ、じゃあ・・・せーの!
「「「「「「「「ユニーク20000点・PV150000突破おめでとー!」」」」」」」」
こうしてみると凄いね~
「そうですね。おかげでどんどん煉獄帳が埋まっていきますし・・・」
「「「「「「「それはいらない」」」」」」」
「そうですか?」
うん、絶対にいらないと思う。
「作者が言うんだから間違いはないと思うよ・・・」
「っと、そろそろ終わった方が良いんじゃねぇか?」
「え?ちょっと待ってよ!まだ話しがーー」
では、今後とも・・・
「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」
「ちょっと待つのじゃ!わしらの台詞は」
「ちょ、まってー!?」


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