第1巻 人生と進級と宣戦布告
第1話・これから始まるエピソード
「(う・・・ん?何これ?デジャブ?)む・・・にゅ?あーぶぶ、ばぶぶ?」
あれ?何これ?ろれつが回らない?っていうかそれ以前だし・・・あ、そうか、私、赤ちゃんから
やり直してるんだっけ・・・う~ん、こうなるまで実感湧かなかったなぁ~。
「きゃー、あなた!今、何か喋ったわよ!」
「本当かい!?ああ、やっぱりいつ見ても、可愛いなぁ。え~り~、お父さんっていってごらん?」
「あら、お母さんが先よ!」
何?この人達?もしかして、この人達が私の新しい両親?って、それにしても、すっごい親バカだなぁ
「ばぶばぶ、ぶー。」
「「ゴブはッ!?」」
「な、なんて威力なの?でも、やっぱり可愛い。」
「さすがは、僕たちの子だ。」
なんて、親バカ。ここまでくると、神業ね。
そんな両親に育てられ、明久達に出会い、16年が過ぎた。
「ねぇ、何やってるんですか?」
「別に・・・」
「言っとくけど、私、短パンはいてるわよ?」
「っ、卑怯な・・・」
16年が過ぎた・・・
問 以下の問いに答えなさい
「調理のために火にかけるための鍋を制作する際、重量が軽いのでマグネシウムを材料に選んだのだが、調理を始めると問題が発生した。この時の問題点とマグネシウムの変わりに用いるべき金属合金の例を一つあげなさい。
姫路瑞希の答え
「問題点・・・マグネシウムは炎にかけると激しく酸素と反応する為危険であるという点。
合金の例・・・ジュラルミン」
教師のコメント
正解です。合金なので「鉄」では駄目という引っかけ問題なのですが、姫路さんは引っかかりませんでしたね。
土屋康太の答え
「問題点・・・ガス代を払っていなかったこと」
教師のコメント
そこは問題じゃありません。
吉井明久の答え
「合金の例・・・未来合金|(すごく強い)」
教師のコメント
すごく強いと言われても。
音橋絵里の答え
「 」
教師のコメント
何もかいていないのは珍しくないのですが、答案用紙に付いているのはよだれの跡ですか?
「おはようございます。西村先生。」
「音橋、姫路、遅刻だぞ。」
「?あの、聞き間違えでなければ、瑞希の名前が聞こえたんですけど?」
「聞き間違えじゃないぞ、お前の後ろに姫路が居るだろ。」
「お、はよう、ございます。」
「うわっ、瑞希!?いつの間に?」
「お前とほぼ同時に、来ていたんだがな。まあ、ほれ。」
「ああ、クラスのですか・・・」
まあ、私は決まってるから、いらないんだけどね。
「しかし、2人とも、残念だったな。」
「2人ともって事は、瑞希はどうしたんですか?」
「あ、はい。試験当日熱を出してしまって・・・」
「ああ、それで。」
「絵里ちゃんは、どうしたんですか?」
「寝不足による頭痛です。」
「ほれ、早く行かんと、ホントに遅刻するぞ?」
「あ、はい。行きましょう、瑞希。」
「待って下さい!」
ダッダッダッダ
念のため、超能力は使いません。見られたら大騒ぎです。
ちなみに、西村先生は、私の超能力のことを知ってる唯一の先生です。
明久達も一応は知っています。 さすがに、見たときは驚いていたけど・・・
ガラガラ
「「あ、あの、遅れて、すみません(すみばせん)!!」」
「あう、噛んじゃった。」
「「「つきあって下さい!」」」
「ごめんなさい!」
いきなり告白された・・・予想以上に酷い所ですね。
「ちょうど良いところですね。あなた達も自己紹介をして下さい。」
「あ、はい。姫路瑞希です。これからよろしくお願いします。」
「はい。音橋絵里です。よろしくお願いします。」
「あの、質問です!」
「はい?」
「なんでここに居るんですか?」
「えっと、試験当日に、熱を出してしまいまして。」
「私は、寝不足による頭痛です。」
「ああ、俺も熱(の問題)が出たせいでFクラスに」
「ああ、理科か、あれ、難しかったよな。」
「俺は、弟が事故にあったって聞いて・・・」
「黙れ、一人っ子。」
「前の晩、彼女が寝かせてくれなくって。」
「今年一番の大嘘をありがとう。」
想像してたより、ひどいバカ達がそろったなぁ・・・
これからこのクラスでやっていくのか。あんまり自信ないなぁ。
「それでは、席について下さい。」
「「はい。」」
う~ん、どこにしようかな。
あ、瑞樹は雄二と明久の近くかぁ。
あ、その近く空いてる。あそこにしよう。
「ここいい?瑞希?」
「は、はい。」
「よっ、雄二!」
「おう、気の毒だったな2人とも。」
「ひめ「姫路、それよりも、身体は大丈夫なのか?」
あ、明久が話しかけようとしたのに合わせて邪魔した。
ナイス雄二!
「あっ、はい、なんとか・・・」
「そっか、でも、気をつけなきゃまたぶり返すよ?」
「って、吉井君!?」
あ、驚いてる。ここで出せる結論は1つ・・・
「「瑞希|(姫路)明久不細工でごめん(すまん)。」」
「ひどっ、雄二だけならともかく、なんで、絵里まで!?」
「い、いえ、吉井君はその、目もぱっちりしてて顔のラインも細くてきれいだし・・・」
「まぁ、悪くはないか。そういえば、明久のこと好きだっていってた奴もいるしな。」
「えっ誰?「そ、それって誰なんですか!?」
「あ、私も知ってる。確か、久保・・・」
「久保さん?」
「「利光だったかな」」
「明久、さめざめと泣かないで下さい。」
「気にするな、半分は冗談だ。」
「残りの半分は!ねぇ?」
「そんなに騒ぐと先生に」
「はい、そこの人たち、静かにして下さいね。」 パン、パン
先生が注意と同時に教台を叩く。
「あ、すみませn」 バキッ、バラバラ
「・・・替えを持ってきます。」 ガラガラ
「ここまでくると何とも言えないわね。」
瑞希はやっとこのクラスの設備のひどさを理解したようで、苦笑していますね。
さてと、そろそろこの設備も嫌になってきました。
やっぱり誰かが戦争の引き金を引かなきゃいけませんね。 って、ん?
明久が雄二を連れていきました。なんか、おもしろそうですね。盗み聞きしてみましょう。
「ねぇ、雄二。」
「なんだ?」
「試召戦争をやってみない?もちろん相手はAクラス」
え・・・えー!?
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