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タイトルの意味はありません。

更新が遅れて誠に申し訳ありませんでした!







第9巻 やる気と欠席と試召戦争
オマケ59・「姫と呼ばれし銀の鳥」




「そっちにはいた!?」
「ううん。こっちにはいなかったよ……」
「どこにいったんだろう……?」
「……他に絵里の行きそうな場所って、無いの?」

町中を駆け回って絵里を探す物の、結局見つけられることなく時間だけが過ぎていた。

「でも、他の場所って……」
「…………学校は?」
「そう言えば探してないよね……」
「良し。学校に行くぞ」
「俺、ここから全力ダッシュで行く」
「叉那川君。少し落ち着こう?」
「何が? 俺はここから全力疾走で行くぞ」
「…………はあ。トモ、私も叉那川君に着いていくわ。後から追ってきて」
「……分かった」

少し準備運動をしてから叉那川君に合図を出す。

「行くぞ! レイ!」
「着いていってみせるわよ!」




死にかけた。




少し休憩-------------------------------------



「はあ……はあ……着いていくだけでこんなに疲れるなんて思ってなかったわ……」
「どこにいるんだ? 絵里は……」
「…………取りあえず、屋上に行ってみましょう」

夜の学校の階段を上る。
私達2人分の足音だけが妙に響いて少し気味が悪い。
空気も生ぬるく、じめじめとしている。

学校というわけもあって、大声で絵里の名前を呼ぶわけにも行かないので階段を1歩、また1歩とあがっていく。

「………な…よ」

「ん? 何か声が聞こえなかったか?」
「声?」

不思議に思って私も耳をすませてみる。

「い……ないよ」

「何かしら……?」

嫌な予感がするのだけど……

「ねぇ、お姉ちゃん、お兄ちゃん。私と遊ぼう?」

驚いて私と叉那川君が振り返る。
そこには黒い髪の女の子が立っていた。

「どうして此処にいるんだ? 此処は高校だぞ?」
「ねえ。私と遊ぼうよ?」

何だ、この違和感は。

「? その前に名前だ。君の名前は?」
「私? 私はね、『アイ』だよ」

この、ざらっとした感覚は。

「アイ? 良い名前だな」

ああ。

「お兄ちゃんの名前は?」

分かった。

「俺か? 俺は――」
「名前を教えては駄目よ」
「――へ? でも相手に名乗らせたままじゃ…………」
「その子が死んでいたとしても?」
「なッ!?」

そう言った瞬間、その子供……アイはニヤリと顔を歪めた。

「へェ。よク分かっタね? お姉サん」
「これでも絵里の妹なのよ。これ位分からないでどうするのよ?」
「絵里? あア、姫様の事?」
「「姫様……?」」
「姫様なラ返サナい。姫様は私達の救世主なンダから……絶対に、返さナイわ」

絵里が姫様……?

「事情はよく分からないが……何はともあれ絵里は返して貰うぞ」
「姫様は渡サなイ!」
「それはこっちの台詞よ!」
試獣召喚サモン!」
「「へ!?」」

アイの姿を模した召喚獣。
武器は一切持っていない。

「此処では、あなた方のやり方で戦ってあげる」
「成る程ね」
「そう言うことならお構いなく」
「「試獣召喚サモン!」」

白い衣装に身を包み、片手にはハープを持った私の召喚獣。
迷彩服に身を包み、レーザーライフルを片手に持った叉那川君の召喚獣。

「フフッ。ネェ、遊ボウ?」

『#×   アィ
 ?*    ∞』

「え!?」

『Fクラス  ぉと橋れぃ  &   真川りゅぅぁ
      ?/、<   点     ※?_¥} tenn』

「文字化け!? っていうか真川!?」
「多分、コンピュータがアイに乗っ取られてるのよ……だから此処では点数が力になるわけじゃない。召喚獣をいかにうまく扱って相手を倒せるか。そう言うことよ」
「あハっ。よく分かッタね! じゃア私カラ行くヨ!」
「レイ、サポート頼む!」
「了解ッ!」




その頃一方(友利side)---------------------------------------



「流石龍夜だよね……早い」
「っていうか、何でレイもあんなに早いのよ!?」
「つべこべ言わずに、とっとと走れ!」

みんなで追いかけるけど、明らかに距離が離されていく。

……ああ。

やっぱり私も……こうなのかな……?


絵里を追いかけて、この世界にやってきた。
いつも絵里を追いかけて。

途中でレイが加わった。

私と、絵里と、レイの3人になった。

絵里はどんどん前に進んでいってしまう。
追いつこうとしても追いつけない。一生懸命走っているのに追いつけなくて、手を必至に伸ばしても届かなくて。

いつの間にか、レイは私よりも進んでいた。
絵里は、もっと先を進んでいた。

私はずっと、このままなのかな……?

そう、考えていた。









でも。





届かなくても良い。追いつけなくても良い。

ただ、絵里とレイの側でバカみたいに笑っていれば。




だから、神様。お願い。


今だけ、届かせて。追いつかせて。


もう、絵里を死なせたくない。

絵里を…………沙織を…………







「…………だから、お願い……神様……!」





そんな叫びも、みんなの足音にかき消された。






???--------------------------------------------




「姫様。侵入者にアイが対処していますが……いかが致しましょう?」
「……殺しなさい」
「御意」

すっと、影が消えた。

見えるのは綺麗な藍色の着物に身を包んだ1人の少女のみ。

明らかに学校ではないその場所。

畳が敷き詰められており、どう見ても昔のお城の一室といった感じの場所だった。

「嗚呼姫様。我等が救世主となられる御方よ……その神から与えられし力で、我等を導き給え」




黒い影がニヤリと口を歪める。
歪な笑顔。


対する少女……『姫』は、何も言わない。


歪な影と姫の隔たりは襖一枚。

襖の奥には――――――――――














――――――――――虚ろな瞳をした、銀髪の少女が座っていた。






“誰か……………………”






一筋の涙が流れた。











更新がルーズになってしまい申し訳ありません。

しかし、これ…………いつ終わるんだろう?
ノリで書いてるからワカラナイや。

あ、嘘です嘘です。石を投げないで! いや、空き缶やペットボトルなら良いって言うワケじゃないから。いや、氷柱も駄目だから。え? 刃物なら良いかって? よくありません!


仕切直し。


取りあえず、季節にあった話しを混ぜていきたいので、今回の話しは本当にどうなるか分かりません。

そのところ、ご了承下さいますよう心よりお願い申し上げます。

それではまた次回、お会いしましょう!



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