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第1巻 人生と進級と宣戦布告
第7話・Fクラス VS Bクラス
「・・・言い訳を聞こうか」

午後のテストも終了し、今は放課後。まぁ、この答えは勿論ーー

「「予想通りだ(です)」」
「くきぃー!殺す!殺しきるー!」
「落ち着いて下さい」
「ぐはぁ!」

とりあえず、卓袱台を念動力サイコキネシスを使って卓袱台を明久にぶつけておきます。まぁ、こっちも悪かったですかね・・・

「先に帰ってるからな。明久」
「明日も午前中はテストなんですから、ちゃんと勉強しておいて下さいね。」
「そりゃ無いよ、絵里~」
「・・・しょうがないですね。明日、昼食おごってあげますから・・・」
「本当?やったぁ!」


・・・食事につられるなんて、どこの子供ですか・・・




















翌日・・・午前中のテストが終わり、一段落です。あ~あ・・・ここのところテスト三昧ですね~

「さてみんな、総合科目テスト御苦労だった」

教壇に立った雄二が言っています。みんなはお昼ご飯を食べ終えて、全員が教室にいる状態です。全く・・・ここまでテスト何てしたくなかったですよ・・・

「午後はBクラスとの試召戦争に突入するが、やる気は十分か?」
『おおー!!!』

いっこうに下がりそうにないこのモチベーション・・・私たちのクラスの唯一の武器と言っていいのですが、さすがに五月蠅くなってきました。私はもうテストで腕が痛いですよ・・・

「今回の戦闘は、敵を教室に押し込むことが重要になる。その為、開戦直後の渡り廊下戦は負けるわけにはいかないからな!」

『おおー!!!!』

「そこで、前線部隊は瑞希に、指揮を執ってもらうことになります。」
「野郎共、きっちり死んでこい!」
「が、頑張ります。」

『おおー!!!!!』

雄二の演説に私も一言。廊下戦は本当に大切なので50人中40人を使いました。おかげで、教室はスッカラカンになりますけどね。

キーンコーンカーンコーン

昼休み終了のベルと共に、Fクラス40人が出て行きます。

「いたぞ!Bクラスだ!」
「高橋先生を連れているぞ!」

廊下で、そんな声が聞こえてきます。ですがーー

「雄二、暇です。クレープを下さい。」

私はすっごく暇です。

「クレープは今は無いが、ムッツリーニのおいていったビデオがあるぞ。見るか?」
「見ます!」

なんと嬉しいお知らせでしょう。すぐさま見る準備をします。

「えっと、ここをこうつないで・・・来ました!」

テレビ画面には、戦争中のところが・・・学園中、どこでも除けます!(女子更衣室&男子更衣室以外)

「あれは、点差が酷いですね。」

思わず声に出てしまいます。Bクラスの戦力はバカに出来ませんね・・・普通の人には!
そんなことを考えていると、

「お、遅れ、ました・・・・。ごめ、んな、さい・・・・」

息を切らせて瑞樹が来ました。おそらく、全力疾走には付いてこられなかったんですね。Bクラスの人たちは警戒しているみたいです。ま、当然ですね。これまで幾度と無く代表にとどめを刺してきたりしたんですから。

「長谷川先生!Bクラス岩下律子です。Fクラス姫路瑞希さんに数学勝負を申し込みます!」
「あ、長谷川先生。姫路瑞希です。よろしくお願いします。」
「律子、私も手伝う!」

1人かと思えば、もう1人追加。でも、運が悪いですねぇ・・・相手は瑞希ですよ。

試獣召喚サモン!』

やっぱり、瑞希の召喚獣は、腕輪・・・してますねぇ。

「ちょっ!?あれって!」
「すみません!」

キュボッ!
「「きゃあああ!?」」

瑞樹の腕輪から熱戦が放たれます。2匹同時にさようなら?・・・ご愁傷様です。一足遅れて、点数が表示されます。

「Fクラス   姫路瑞希    VS   Bクラス  岩下律子&菊入真由美
  数学    412点    VS   189点   &   151点 」

凄い差ですね・・・普通の人にとっては!   っと、瑞希が下がりますね。他の所も見てみますか・・・って、あれ?

「ち、近寄るなぁ!近寄ったらこいつを補修室送りにするぞ!」

よく、アニメやドラマで見るシーンが実際に再現されてるとは・・・どれどれ、捕まっているのは・・・美波?なんで、美波が捕まっているのでしょう?美波なら、捕まる前に、相手の関節を逆に曲げてしまいそうに見えるのですが・・・
とどくかは分かりませんが、いざ、精神感応テレパシーです!

「(美波!どうして捕まって居るんですか?)」
「(絵里!?さっき、吉井が瑞希のパンツ見て鼻血がとまんなくなったって・・・)」
「(・・・そうですか。)」

やっぱり、明久はモテモテですね。まぁ、それに騙される美波も美波ですが・・・

「島田さん!」
「よ、吉井!」

やっぱり、王道パターン・・・こんなシーン滅多にお目にかかれません。

そこで止まれ!それ以上近寄るなら、召喚獣にとどめを・・・」
「総員突撃用意ー!」
「それで良いんですか!?」

外道王・・・一瞬そんな言葉が頭に浮かんでしまいました。

「ま、待て、吉井!コイツがどうして俺たちに捕まったと思ってる?」
「バカだから」
「殺すわよ」

即答する明久・・・あながち間違っているわけではないのですけど・・・

「コイツ、お前が怪我したって偽情報流したら、部隊を離れて1人で保健室に向かったんだよ」

まぁ・・・怪我かどうかはわかりませんが・・・事実ですね。

「島田さん・・・」
「な、何よ」
「怪我をした僕にとどめを刺しに行くなんて、あんたは鬼か!」
「違うわよ!」

まぁ、毎日関節を外されたり曲げられたりすれば当然の答えなんですけど・・・

「ウチがアンタの様子見に行っちゃ悪いっての!?これでも心配したんだからね!」
「島田さん。それ本当?」
「そ、そうよ。悪い?」

昔読んだ、絵本の内容が頭に浮かんだ・・・題名は読まないでぱらぱらと呼んでいたのだけど、いつも嘘をついていた少年が、本当の危機に本当のことを言っても、冗談がうまいという風にあしらわれてしまうのだ。確か、小学校の国語の時間でも出てきたのだが・・・今、まさにそれを連想させた・・・

「総員突撃いーっ!」
「どうしてよ!?」

まさに、国語の時間で伝えようとしていたことが分かったような気がした。国語の先生は、『気軽に嘘を付いてはいけない』的なことを伝えようとしていたのではないだろうか・・・

「あの島田さんは偽物だ!本物にそんな優しさがあるわけない!本物は喜んで僕を殺りにくるに決まってるじゃないか!」

普段の美波のことを見ていると、正しいと思えてくるのが逆に怖いところです。

「おい待てって!コイツは本当に本物の島田だって!」
「黙れ!見破られた作戦にいつまでも固執するなんて、見苦しいぞ!」
「だから本当なんだって!」

「Bクラス  鈴木次郎   VS   Fクラス   田中明
  英語   33点   VS   65点       」

「Bクラス  吉田卓夫   VS   Fクラス   須川亮
  英語   18点   VS   59点       」

そして瞬殺される2人・・・相当消耗していたようで、Fクラスの人にでも簡単に瞬殺された。
後のこっているのは美波だけど・・・明久はバカだから、まだ偽物だと思いこんでいるようです。

「みんな、気をつけろ!変装を解いて襲いかかってくるぞ!」

案の定と言ったところですね。

「よ、吉井酷い・・・ウチ、本当に心配したのに・・・」
「まだ白々しい演技を続けるか!この大根役者め!」
「本当だよ!本当に心配したんだから!」

あ・・・美波が若干涙目になってきてる・・・レアですね・・・じゃなくて、そろそろ、教えてあげますか・・・バカにこの真相を

「(明久、情報のファルコンこと、絵里さんですよ~)」
「ん?絵里、丁度良かった。どこにいるか分からないけど、今からこの島田さんの名をかたった偽物を倒すから協力して貰えるかい?」
「(できませんよ、わたしはFクラスの教室にいるんですから・・・」

いまだに気付かない明久・・・瑞希や美波の気持ちがわかりませんね。

「(まぁ、いいです。情報のファルコンから通達で、美波は、『明久が瑞希のパンツ見て鼻血が止まらなくなった』と聞いて心配していたらしいですよ?)」
「包囲中止!コレ本物の島田さんだ!」

ここでやっと分かりましたか・・・さて、逝ってらっしゃい、明久。

「島田さん、大丈夫だった?」

美波に手をさしのべていますけど・・・もう手遅れですね色々と

「・・・・・」
「無事で良かったよ。心配したんだからね」
「・・・・」
「教室に戻って休憩すると良いよ。疲れてるでしょ?」
「・・・・・」
「それにしても、卑怯な連中だね。人として恥ずかしくないのかな?」
「・・・・・」

明久のどの質問にも返答しません。黒いオーラが出ているせいで、正直、もの凄く怖くなってきました

「あー、島田さん、実はね」
「・・・何よ」

ようやく、明久の呼びかけに反応する美波・・・それに明久は満面の笑みを浮かべて致命的な言葉を言いはなってしまいました。

「僕、本物の島田さんだって最初から気付いてたんだよ?」

廊下に、真っ赤な水たまりが出来ました。

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「絵里、こんなところにおったか」
「秀吉?どうかしたんですか?」

戦争もほとんど終わって人がいなくなってきたので、購買で板チョコを買っていると秀吉が走ってきました。

「どうかしたんですか?もう教室に戻るんですが・・・」
「ふむ、それなら、道すがら話すとしよう。どのみち、教室に集合じゃからのう」
「?どうして?」

作戦会議なら、前と同じで屋上でやれば良いだけのこと・・・なのになぜ、わざわざ教室でやるのでしょうか?

「いや、なぜか明久がまるで、誰かにさんざん殴られた後、頭から廊下にたたきつけられたような傷を付けて倒れていたからのう。教室で寝かせてあるんじゃ。まったく・・・いくら戦争でも、実際に怪我をせんでも良いのにのう・・・」
「・・・・・・そうですか・・・・・・」

明久・・・あの時助けられなくてごめんなさい。

「で、結局Bクラス戦はどうなったんですか?勝敗が決まった感じではなさそうですけど・・・」
「うむ。今相手を教室に押し込んだところでな。協定通りの休戦中じゃ」
「協定ですか・・・何か裏があると思えてきてなりませんね」

なんと言っても、Bクラスの代表は、あの根本恭二です。昨日なくなっていた瑞希のラブレターも気になりますね。|(ファルコン情報)落としただけなら良いんですが・・・
なんて考えているうちに教室が見えてきた。

「ただいまです。明久は生きてますか?」
「ん?やっと戻ってきたか。明久ならまだ生きてるぞ」

教室には、雄二と瑞希・・・それと全身に傷がある明久がいました。

「良かったです。さすがにあのやり方は死んでるかと思いました。」
「そう感じたんなら助けてよ・・・身体の節々が猛烈にいたいんだけど」
「私はその場にいませんでしたよ?」

あくまで、私は精神感応テレパシーで明久に会話をしただけであって実際にその場に居たわけではありませんからね。

「・・・・・(トントン)」
「お、ムッツリーニか。何か変わったことはあったか?」

康太がいつの間にか前に立っていました。さすがですね。今回、康太は出番が来るまで情報収集という大役を担っています。のぞきで鍛えた隠密技術を発揮していますね。まぁ、格好悪いですけど・・・

「ん?Cクラスの様子が怪しいだと?」
「・・・・・(コクコク)」
「あ、そこも私が気になっていたところです」
「絵里?知ってたのか?」
「はい。この文月学園・・・いえ、世界のどこであろうと、私の情報網は永遠ですからね。でも、試召戦争の準備をしてるということは、どこかに戦争を仕掛けるつもりですから・・・おそらく、漁夫の利といったところですね」
「ああ・・・まぁ、こういうことならCクラスと協定を結ぶか。俺たちが勝つとも思ってないだろうし、Dクラスを使えば難しいことでもないだろう」
「そうだね。今からいこうか」

そしてみんなが立ち上がる。まだ四時半ですし、そんなに遅い時間でもないですしね。

(ブーブー)

「何の音?」
「っ!」
「?どうかしたのか?絵里?」
「私としたことが・・・さっき録音していたのを聞いて下さいね?」

聞くことによって、本編との内容は少し変わるかもしれませんが・・・まぁ、良いでしょう。もとはと言えば神様が私を殺したわけですし・・・




こんな世界があっても・・・



























すこしだけ・・・私のわがままを聞いて下さいよね、神様?


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