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或る青年と子供の話

作者:奏雨
ファンタジー縛りの批評会用です。

……ファンタジーだと言い張らせてください。
歴史ファンタジーなんです。たぶん。

作中の人物名表記は知名度と作者の趣味で決めたので、「この時期だとこの名前を使っていない!」という事態が起きています。申し訳ないです。
実在の人物名、情勢なども出て来ますが、あくまでも史実ではないフィクションですので悪しからず。

(一応後書きの方に史実の補足を入れておきますので、幕末長州藩の知識が全くないと言う方は先にそちらをお読みになることをおすすめします。補足がないとわかりにくいものをあげてしまって申し訳ありません)
 此処は京の地。
 平安より続く古の都。
 古くより政争の舞台として数多の血の流れしこの土地に、
 今日も今日とて集まるは、
 信念の為命を賭ける、強く愚かな志士共なり。

***********************************************


 元治元年 六月四日。

 日が傾き夕闇の差す町中を栄太郎は一人歩いていた。
 昼日中に比べれば人も随分とまばらなのは、今の京の治安の悪さを如実に反映していると言える。皆、恐れているのだろう。日が落ちてから出歩き、辻斬りなどに出くわすことを。
 そんなことを冷静に観察しながら、長州藩邸への道を急ぐ。
「!」
 その足取りが、何かに気を取られたように一瞬遅くなった。
 栄太郎の視界の端に映ったのは、小店の前で何やらじっと商品を見つめている小さな男の子。
 別に俺には何の関係もない、と一度はその子供の背後を足早に横切り――、
「ああっ、もう、くそっ…………」
 軽く舌打ちをして栄太郎は足を止め踵を返した。
「おい」
 店の前から一向に動こうとしないその子供に、背後から声をかける。
 と、子供が驚いたようにこちらを振り返った。
 ――綺麗な、子供だった。
 身なりそのものはひどく草臥れた着物だが、しかし、その子供の顔立ちは、どこか浮世離れした美しさを感じさせる。
 どこぞの庄屋の子供だろうか。しかしそれにしては、些か格好がおかしい。
 奇妙に思い眉根を寄せながら、その子供に話しかける。
「お前、親はどうした?」
 と、子供は尊大にも聞こえる口調で言い放った。
「そんなものは居らん」
「……死んだのか?」
 一瞬躊躇い、小さな声で尋ねる。
 庄屋の類であれば、恨みを買いやすいだろう。幕府に与する者には不逞浪士の援助をしていると疑われ、尊攘派の浪士たちからは幕府に味方すると恨まれる。
 ろくでもない奴らばかり増えやがって、と内心毒付く栄太郎に対し、子供は意に介した様子もなく答えた。
「まあ、そんなようなものだな」
 すっと、栄太郎の瞳が細まる。
 栄太郎自身は両親共に健在なので、親を失くすということを心から理解することは出来ない。しかし、身近にいる、両親と兄とを昔に失っている人のことを思えば、親を失うというその経験があまりに大きなものなのはすぐに理解できた。それこそ、その後の性格そのものにも影響を与えかねないほどに。
 しかも最悪なのは、この子供の親の死に自分の知り合いが関わっていないとは断定出来ないところだ。直接の知り合いではなくとも、知り合いの知り合いくらいなら、正直関わっていても不思議はない連中の顔はいくつか思い浮かぶ。
 ……まったく、これでは見て見ぬ振りは出来ないではないか。
 最悪。と、もう一度内心呟いて、栄太郎はひょいっと店の軒先を覗き見た。
 そこに並んでいたのは、竹で作られた小さな風車。
「お前、これ欲しいの?」
 一つ手に持ってくるりと回しながら問うと、子供がふいっと顔を逸らした。
「………興味がない、わけではない」
 不機嫌そうな表情。しかしその瞳には、はっきりとした期待と好奇心が宿っている。
 はあ、と浅い溜息を吐いて、栄太郎は懐へと手をやった。
 財布を引っ張り出し、中から小銭を取り出す。
「おじさん、これ一つ頂戴」
 店主に呼びかけて代金分の小銭を手渡し、そして栄太郎は手に持った風車を子供へと差し出した。
「はい。やるよ」
「!」
 子供の瞳が丸くなる。
「ま……真に良いのか………?」
 恐る恐る尋ねた子供に、栄太郎は少しだけ口元に笑みを浮かべた。
 何だ。不遜で意地っ張りなだけかと思えば、なかなか子供らしいかわいいところもあるではないか。
「良いよ。たいした値段じゃないし。袖振り合う者多少の縁って言うだろ?」
 そう言えば、子供はぱっと顔を輝かせた。
「で……では、有難く貰ってやろう」
 口調は相変わらず偉そうだが、顔が満面の笑みな為、全くもって威厳はない。
 栄太郎の手から風車を受け取り、子供は嬉しそうにそれをくるくると回した。
 かたかたと音を立てて、風車の羽が回る。
 微笑ましくその様を暫し眺め、そして栄太郎はその子供を促した。
「もう日が暮れる。送ってやるから早く帰りな」
 夜の京は治安が悪い。年端もいかぬ子供が一人で歩くには危険だ。
 と、子供はじっと栄太郎の顔を見上げた。
 疑うというよりは値踏みするという表現が似合いそうな、ひどく大人びた瞳が栄太郎を捉える。
「…………」
 若干の居心地の悪さを覚えながら、それでも真っ直ぐにその目を見返せば、子供はやがて静かに瞑目した。
「ふむ………」
 思案するように一つ頷き、再び瞳を開く。
「では、途中まで送ってもらおうか」
 そう言い子供は、とっとと踵を返して歩き始める。
 着いて来いという意味だと察し、その奔放さに己の知り合いの某奇兵隊創始者様の顔を一瞬思い浮かべて遠い目をしつつ、栄太郎はその小さな背中を追った。

 二つの長い影法師が、細い路地に伸びる。
「お前、何故ここまでする?」
 半歩ほど後ろを歩く栄太郎に向かい、そう子供が尋ねた。
 ほんの少しだけ後ろを振り返った子供に対し、唐突すぎる問いかけに一瞬瞠目した栄太郎は、すぐに気を取り直して肩を竦めてみせる。
「別に。最近の京はやれ辻斬りだ天誅だって色々物騒だから、暗くなってから子供を一人で歩かせたくないだけ」
 それに付け加えて、やれ京に火を放つだの御所に攻め込むだのと騒いで殺気立っている自藩の者たちもいるし。
 と、まあこれに関しては外部に漏らすわけにはいかない情報なので、口には出さないが。
 ちらりと、西の方――長州の方角へと目を向ける。 果たして今頃、あちらはどうなっているのか。
 京への進軍については、ほぼ間違いなく決定事項のはずだ。なんせ村塾生の中で最も優秀なあの人が、進発論に賛同を示したのだから。だからおそらく、問題が起きるとすればこの後。
 あの人は長州の被害を最小限に抑えるように動いている。朝廷に弓を引く真似を決して許しはしないだろう。軍を動かすのはあくまで、長州の話に聞く耳を持たせる為。戦の為に軍を行使する気はないはずだ。
 だが、他の進発論者たちは違う。あくまで武力行使を辞さない構えの者も多い。
 人を動かすことに長けたあの人なら上手く立ち回ると信じたいものだが…………。
 ――とはいえ、来島殿や真木殿が玄瑞さんの言うことを素直に聞くとも思えないしな……。
 内心吐いた深い溜息。
 京を火の海にするような真似だけは避けたいものだが、果たしてどうなることやら。
 とりあえず京にいる者たちが勝手な真似を仕出かさないよう見張っておくのが、今の自分に出来る精一杯だ。長州のお歴々については正直、あの人に任せるしかない。
 結局大変な役回りばかり押し付けちゃってるな、とほんの少しの自己嫌悪と共に思う。
 才能の差であり能力の差。それはわかっているけれど、たいした役に立てない自分の無力さが、悔しいし情けない。
「……………」
 無言でそんなことを考える栄太郎の様子をじっと見つめていた子供は、やがてふっとその歩みを止めた。
「! どうした?」
 驚いて己も足を止めた栄太郎へと、子供が体を回転させて向き直る。
 ほぼ沈みかけの夕日が、子供の幼い顔立ちに陰影を落とし、その美貌を一層際立たせた。
 能面のような無表情にも見える、この世の全てを達観したかのような凄絶な面立ち。
 ぞくりと、背筋が震える。
 それは嫌悪というよりは、清浄すぎるものを前にした畏怖にも似た、本能的な恐怖。
 子供の手がすっと動き、風車の先が栄太郎へと向けられる。
 ただそれだけの子供じみた動作なのに、まるで首元に刃物を突きつけられたかのような感覚が頭にこびりついて離れない。
「これの礼だ。一つ良いことを教えてやる」
 淡々とした子供の声が、夕闇の静寂に響く。
 纏わり付く空気が、重く息苦しい。
 夕日を反射しきらりと輝く、吸い込まれそうなほどに深く澄んだ子供の瞳が、無意識に半歩足を引いた栄太郎の無防備な姿を真っ直ぐに映し出す。
「早く京を離れねば、お前、死ぬぞ」
 厳かな声が、耳朶を打った。
 その声はまるで決して外れぬ宣託を告げるかのように、凛とした響きを持っていて。
 反射的に体が強張る。
 一瞬の後、子供の言葉の意味を理解して、そして栄太郎は口元に嘲るような笑みを浮かべた。
「何を、馬鹿な」
 そうだ。そんなこと、わかるはずがない。未来など、誰にもわかりはしない。だからこれは、唯の子供の戯言だ。
 理性はそう判断していた。判断していたはずだった。
 けれど、どうしようもなく声が震えて。浮かべたはずの笑みは、取ってつけたかのように歪んでしまっていて。
 こんな子供に、何を威圧されているのか。
 ぐっと腹の底に力を込め、己を叱咤する。
 馬鹿馬鹿しい。信じるな。それにもし仮にこれが真実だとしても、怖れることなど何もないはずだ。
「俺は、今、京を離れるわけにはいかないんだよ」
 京には己のやるべきことがある。過激な者たちの暴走を防ぎ、少なくともあの人が京に戻って来るまでは絶対に勝手な真似はさせない。それが、今の己がこの場所で果たすべき役割だ。それから逃げることなど、決してしない。
 栄太郎の強い声音からその覚悟を感じ取ったらしい子供の瞳が、すっと細まった。憐れむように、それでいてひどく不可解そうに。
「お前は、死が、怖くないのか?」
 誤魔化すことは許さないとでも言うかのように、子供の瞳は力強い光を宿していて。
「まさか」
 鼻で笑う。
 死ぬのが怖くない人間などいるものか。だって己が死んだら、残してきた家族が泣く。口ではよくやった、お疲れ、と言ってはくれるだろうけれど、仲間たちだってきっと悲しむ。大切な人たちの心を深く傷付けることが、怖くないはずがない。
 だけど、それでも。
「それでも、貫きたいものがあるんだよ」
 生まれ育った長州を守りたいと願った。夷人たちの好き勝手にされる清国の様を聞き、そんな真似をこの国でさせて堪るかと憤った。物価高に喘ぐ人たちを見て、市井の人が穏やかに暮らせる日常を取り返すと誓った。その為に自分が出来ることを必ず成し遂げると、そう、自分の中で決めたのだ。
 死にたくなんて、ない。だけど、自分の中に宿るこの信念を裏切ることの方が、それよりも遥かに嫌だ。
 信念を裏切ってただ生き永らえたところで、きっと自分は、自分を一生許せない。
 燃えるような激しい意志が、栄太郎の瞳に宿る。
「俺は、俺が後悔するような生き方はしたくない」
 きっぱりと言い切った栄太郎の声音が、周囲の空気を揺らす。
 清浄なかたさを宿していた空気が一気に熱を孕み、子供の髪を一筋、ふわりと撫でた。
「…………そうか」
 ぽつりと落とされた声音は、怒りにも悲しみにも愛しさにも似た複雑な色を宿し、静かな夕闇に吸い込まれて。
 一瞬寂しげに視線を伏せ、すぐに子供はぱっと踵を返した。
「ここまでで良い。世話になったな」
 これまでと同じ尊大な口調で言い放ち、子供は小走りに細い辻へと消えていく。
「あっ、おい!」
 慌てて呼び止めて後を追おうとし、そして栄太郎はふとその足を止めた。
「……まあ、良いか」
 こんな何処の誰ともわからない相手に、住処の正確な位置は知られたくないのかもしれない。
 たぶん家はすぐその辺りなのだろうから、もう危険はないだろう。
 そう納得し、栄太郎は元来た道へと足を向けた。
 完全に無駄な寄り道をしてしまった。急いで藩邸に向かわなければ。
 ――戻ったらすぐに桂さんたちと話し合い、早いうちに他藩の者たちも交えて一度会合を開こう。余計な行動を仕出かす者が出ないよう、上手く説得しなければ。会合を開くのは早ければ早いほど良い。明日の夜にでも開ければ最善だろうか。
 滔々と思考を巡らせながら一人早足で歩く栄太郎の黒い影が、橙色に照らされた道に真っ直ぐ伸びていた。


 細い辻の中央付近。
 後ろから追ってくる気配がないことを確認し、子供はその足を止めた。
 周囲に人気がないことを念の為に探ってから、手に持った風車の持ち手を口に咥える。
 そうして両の手を大きく開き、その掌を勢い良く打ち合わせた。
 ぱんっ。
 澄んだ柏木が辺りに響く。
 柏木の音色が人目には見えぬ清浄な波紋となり、子供の周りに広がった。
 それと同時に、子供の姿が変質する。
 髪は白く、瞳は紅く、身に纏う着物は絵物語に描かれた仙人のようなそれへと。
 さんざめく波紋が、子供の姿が変わりきると同時にゆっくりと収束していく。
 ふるりと首を緩やかに巡らせ、子供は風車を右手へと持ち直した。
 と、何処からか飛んできた半透明の二匹の狐が、子供の背後に無音で降り立つ。
「良い子で留守番していたか?」
 そちらをふりかえりそう問えば、狐たちが褒めてと言わんばかりに顔を子供へと擦り寄せてきた。
 その頭を左手で軽く撫でてやると、狐たちの瞳が気持ちよさげに細まる。
 そして狐たちは、子供の右手に握られた風車へと不思議そうに顔を寄せた。
「ああ、これが気になるのか」
 くるりと、風車を回転させる。
 と、先ほど別れたばかりの青年の顔が、ふと脳裏によぎった。
 見ず知らずの子供に風車を買い与え、家まで送るなどと申し出た、あの稀有な青年。
「……真、人間とは愚かなものよ」
 幼い者に特有の甲高い声は、しかしひどく深く大人びた色を宿して周囲に響く。
「どうせ元よりさして長くはない命。精々醜く足掻き長生きすれば良いものを」
 なのに人間というものは、あっさりとその命を投げ出す。
 やれ誇りの為、意地の為、大義の為、信念の為と、ひどく曖昧で抽象的な言葉を並べて。
 子供には、わからない。
 人間が何故、あんなにも愚かしいのか。
 何故、目に見えもしないものを守る為に、いとも簡単に己の命を捨て去れるのか。
 そして何より――
 何故己は、その愚かさを嘲笑いながら、しかしその存在にこんなにも心を揺り動かされるのか。
 ――俺は、俺が後悔するような生き方はしたくない――
 青年の声が、耳元で蘇る。
 はて、後悔とは何なのだろう。
 青年の未来に視えた、血塗れの姿を思い起こす。
 あれは三条の河原町の辺りだろうか。響く怒号。飛び散る血飛沫。そして、道端に転がり虚ろな瞳を天へと向けるあの青年の亡骸。
 あんな死に方をすることを知ってもなお、あの青年は後悔をしないのだろうか。
 死ぬことよりも、貫きたいものを貫けない方が嫌だと、そう高らかに断言するのだろうか。
 なんと、なんと愚かなことか。愚かしすぎて腹が立つ。生きれば良い。生への執着こそが、下界を生きるものの最大の特徴のはずではないのか。
 なのにどうして――
 どうして、こんなにも己はあの者に惹きつけられるのだろう。
 たかが人間風情に、欲望を断ち切れぬ愚かな下界のものに、どうして。
 あの人間に死んでほしくないと思っている。また会えたらと願っている。だけど心の何処かで、あの真っ直ぐな生き様こそを美しいと感じている。
 矛盾を孕んだ整理のつかないぐしゃぐしゃの感情。
 ――ああ、まるでこれでは、愚かな人間のようではないか。仮にも神たるものが、なんと情けない有様か。
「……帰るぞ」
 持て余す感情を振り払うように、子供は勢い良く歩き始めた。
 狐たちが、心配そうに互いに身を寄せ合いながら、その後へと無言で続く。
 いつの間にか日は沈み、辺りはすっかり夜の闇に包まれていて。
 闇の中を、神々しい光を纏った神の化身たる子供と、彼に従う青白く輝く半透明の狐らが真っ直ぐに歩いていく。
 ――かたかた。かたかた。
 子供の手の中の風車が、寂寞とした音色をただ静寂の闇の中に奏でていた。

***********************************************


 此処は京の地。
 平安より続く古の都。
 古くより神秘の力に溢れ数多の寺社並ぶこの土地に、
 今日も今日とて現るは、
 人目に映るはずのなき、強く気高き神共なり。

 志士共と神共と。
 本来交わるはずのなき二つの異なる存在が、
 今日も今日とて出会いしが、
 京の境たる所以なり。


*知っておくと小説内容がわかりやすい松下村塾三秀+αの補足*

あくまでこの小説内で関わりのあるところだけの紹介です。なるべく通説に沿っているつもりではありますが、だいぶ私の主観が入っています。
基本的には小説の最低限の補足なので、史実の事件や人物に関して興味のある方はご自分で調べていただけると助かります。

・吉田栄太郎(稔麿)
村塾三秀の一人。
元治元年(1864年)6月5日の池田屋事件(尊攘派志士が三条河原町の池田屋で会合をしていたところに新撰組が御用改めをした事件)で亡くなった。
八月十八日の政変(1863年、長州が京都から閉め出された事件)後の立場は進発論(京都に長州の軍隊を差し向けよう論)反対。
ちなみに池田屋事件に関しては、この人は別に古高奪還とか京に火をつけるとか考えていなかった説が有力。

・久坂玄瑞
村塾三秀の一人。
栄太郎曰く「廟堂に座らせれば堂々たる政治家」。
吉田松陰に「防長一の俊才」「天下の英才」とまで褒め称えられた村塾きっての秀才。
八月十八日の政変後は、最初は進発論に反対していたものの、途中で賛成に回る。ただし武力行使は絶対反対。禁門の変(1864年、7月、長州が御所を攻撃した事件)のぎりぎりまで武力行使には反対し続けたそう。
家族とは皆死別していて天涯孤独。

・高杉晋作
村塾三秀の一人。
栄太郎曰く「鼻輪のない暴れ牛」。
大組(長州藩のすごく偉い家柄)の嫡男。
かの有名な奇兵隊の創始者にして初代総督。ちなみにこの人が奇兵隊総督だった期間は数ヶ月程度かつ奇兵隊は意外に身分制度がしっかりあったというのは、あまり世に知られていない事実。
進発論反対派。


・桂小五郎
かの有名な「逃げの小五郎」。
池田屋事件のときの動向は正直さっぱり不明だが、少なくとも池田屋で会合を行うという件に関わってはいた模様。
進発論反対派。

・来島又兵衛
長州藩の方。
進発論賛成派。武力行使も辞さない構え。

・真木和泉
久留米藩の方。なのに長州藩で力を持っている。
進発論賛成派かつ武力行使もやむなし派。
最近では禁門の変の首謀者説がまことしやかに流れている方。

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