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鈴蘭学院にようこそ!!
作:真雪



1.試合


「今日も遅刻ですか!マユキさん!!」
「エドワー先生!人生というものは、失敗をくり返してこそいい結果が出るっていうものって言いま・・・」
「言い訳は言わなくてよろしい!!!それにいい結果が出たことがありましたか!?」
鈴蘭学院の初等部の教室に怒りの声が響く。

ここは、<マギーワールド>に住む魔法使いの大半が通うと言われる『鈴蘭学院』の初等部。『鈴蘭学院』は初等部、中等部、高等部と分かれている。そして今、初等部にて(ついでに6年1組)怒られているのはマユキという少女。今の所6年になってから毎日のように遅刻している。唯一遅刻しなかったのは、修学旅行くらいだ。そしていつものように今日も遅刻して担任のエドワー先生におこられていた。

「言い訳ではありません。人生論です!!それにいい結果がすぐに出るとは限ら・・・」
「出てないじゃないですか!!!」
『ねぇ、マユキ・・・正直に認めようよ!!自分が悪いって・・・』
と言う声が下からした。下にいたのは、ブラック・ラビットという羽の生えた黒いウサギ。通称クロ(本人は嫌がっている)。マユキの使い魔である。
「うるさい!!なんか悔しいじゃない!!!」
「マユキさん!クロの言う通りですよ!!」
『エドワー先生まで!クロじゃなくてブラックと読んでください!』
しかしエドワー先生はクロの言葉を無視した。
「もうすぐ卒業試験だというのに・・・」

そう、今は2月。3月になったら卒業である。しかし卒業の前に鈴蘭学院には卒業試験があるのだ。もし落ちたら落第である。だが初等部の卒業試験は滅多に落ちる人はいない。しかし数年に一度落第者がいるので怖いところである。

「落ちたらどうするんですか!?」
「大丈夫です。ちゃんと落第しますし。」
「そういう問題じゃないでしょ!!」
エドワー先生がさらに怒ろうとしたところで1限目を告げるチャイムが鳴った。
「今日はここまでにしておきます。しかし明日また遅刻したら・・・」
「大丈夫ですよ!明日は遅刻しませんよ!」
「でも遅刻しなかったことはないですし・・・」
「早く授業をしないと!!時間はあっという間にすぎますよ!!」
というマユキの言葉にエドワー先生はあわてて授業を開始したのであった。
マユキは授業中ずっと居眠りしていたが。





「ねぇ・・・あんた授業中ずっとと寝てたね・・・」
「べつにいいでしょ?」
マユキは友達、ミチカの言葉にたいして適当に返事する。今は昼休み。次の時間が体育なこともありマユキとミチカはジャージ姿だった。
「でもエドワー先生も言ってたじゃん!もうすぐ卒業試験だよ!!」
「大丈夫だって!そんなに心配されるほどの成績じゃあないし・・・」
マユキは授業中ずっと寝ているのに成績がいい。マユキの七不思議である。といっても七つも不思議はないが。
「あんたこそ大丈夫なの?」
「うっ・・・・」
ミチカは成績がそんなに良くなかったりする。
「たぶん大丈夫だってば〜!!失礼な!もう私先行くよ!」
そう言うとミチカは教室を出て行ってしまった。
「ちょっと待ちなさいよ〜」
そう言うとマユキも教室を出て行った。





「はい!じゃあまず、ホウキだして〜!」
エドワー先生が叫ぶとみんなで一斉にホウキを出す。

ホウキなどの魔術に使う道具は普段はいつも腕につけている『リストボックス』にしまってある。リストボックスというのは『リストバンド』の上に小さい機械が付いている機械で、ホウキなどの大きい物は電子組み換えで小さい電子に組み換えて収納できるのだ。ついでに魔術に使う道具は、全部通販で手に入れていてリストボックスから注文も出来るのである。

「よしっ!じゃあホウキで飛びなさい!」
エドワー先生のかけ声とともに、みんな一斉に飛ぶ。
「よしっ!OK!みんな降りてきて〜!」
みんなが着地するとエドワー先生は、
「じゃあ試合始めるよ〜!」
と叫んだ。試合とは魔術を使い対戦すること。2組ずつになり対戦する。マユキのパートナーはミチカである。チームはHチームだ。
「では、試合相手・場所を発表する!AコートはチームD対チームL、Bコートは...」
と、どんどん発表していく。そして・・・
「GコートはチームE対チームH、以上だ!呼ばれなかったチームは、審判を行う!では、移動開始だ!!」
エドワー先生のかけ声と、共にみんなで移動を開始する。
「俺達の相手はお前らか!!」
という声と共にやって来たのはチームEのマサキとタケルだ。
「よろしく。手加減はしないから。」
とマユキが、言うと
「こっちもな!」
とタケルが言った。

「それではチームE対チームHの試合を開始する!!礼!!」
「「よろしくお願いします!」」

ここで試合の内容について説明すると両方のチームのメンバーが帽子をかぶりその帽子を全部取ったほうが勝ち。つまり相手のチームは2人なので2つの帽子を先に取ったほうが勝ちというシンプルなルールである。しかしそこは魔術。相手が死なない程度なら攻撃魔法の黒魔術を使ってもいいルールである。後、魔術の説明をしておくと魔術には2種類あって、1つは攻撃魔法の黒魔術、もうひとつは守護・回復魔法の白魔術がある。試合ではどちらの魔術を使ってもOK!である。

「それでは試合開始!!」
審判の声と共にマユキとミチカはホウキに乗り空中へ。
「けっ!そういうつもりなら・・・」
マサキがつぶやく。
「風よ!我にみかたし、我の力となれ!現れよ!台風!」
マサキの言葉と共に、台風が生まれ、空中にいるマユキとミチカに襲いかかる。
「それなら・・・」
マユキがつぶやく。
「現れよ炎!敵を滅ぼせ!」
マユキの手から炎が次々と生まれマサキの生み出した台風と混ざり合う。
「まじかよ・・・」
タケルがつぶやいた。そこには、台風と炎が混ざったファイヤーストーン(炎の台風)ができていたのである。
「1個ゲット!♪♪」
タケルのすぐ側で声がしたかと思うとミチカはタケルの帽子を手にしていたのである。ミチカの得意な瞬間移動術で移動したのだろう。
「くっそ!!」
タケルがあわてて手を伸ばすがミチカには届かなかった。
「ちっ・・・1個取られたか・・・」
マサキがつぶやいた。
「さっさとあんたの帽子も取るわよ・・・」
マユキがそういって手を伸ばしてきた。とっさにマサキが避ける。
「ちっ・・・ちょこまかと・・・現れよ風!敵を捕まえろ!」
マユキがそう言うと同時に風がマサキに襲いかかる。マサキはぎりぎりのところで避けるが帽子が風で舞い上がってしまった。
「「ああっ!!」」
マユキはとっさに反応し、上空へ上がる。マサキもホウキに乗り上空へ上がった。
「させるかっ!!」
マサキが手を伸ばしたが、マユキにとられてしまった。
「勝負あり!!チームHの勝ち!!」
と言う言葉と共に審判のホイッスルが鳴り響いたのだった。


どうも!真雪です!
更新が遅れてしまい申し訳ございません!!
次から気をつけたいと思います・・・

後、小説の題名を『赤い瞳の魔法使い』から『鈴蘭学院へようこそ!!』へ変えさせてもらいました。
ご迷惑をおかけします・・・。


後、誤字があったらお知らせください!!











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