プロローグ
魔法使いの住む世界<マギーワールド> その大半が通う『鈴蘭学院』
そこには寮『鈴蘭寮』があり生徒のほとんどがそこで1日をすごしている。
そこの屋上で少女は空を見上げていた。雲がゆっくりと流れていく。
ここには滅多に人がこない。だから少女はここが好きだった。
短く切りそろえた赤い髪に赤い瞳。胸元には赤いペンダントをしている。
少女はそんな姿をしていた。
『ねぇ、そろそろ行かないとやばいよ。また遅刻だよ!』
羽の生えた黒いウサギは寝そべっている(寝ている?)少女に向かって言った。
「あのねぇ・・人生というものは失敗をくりかえしてこそいい結果がでるもの・・・」
『起きてるんなら早く行くよ!!後、その人生論もう聞きたくない!!』
「そう?いい言葉だと思うけど・・・」
『言い訳にしか聞こえない!!それにいい結果でたのか?』
「出てないね。すぐに結果が出るとは限らない。それに時間に余裕ができたからここに来たわけだし・・・」
『今何時ですか?』
「・・・・・・・・・!!!」
『余裕なんてある?』
「ないね。って・・・なんで知らせなかったのよ!!」
『そろそろ行かないとやばい!って言ったよ!!』
「なんで時間を知らせないの!!!」
『腕時計してるでしょ!!』
「・・・。こりゃ遅刻だ。うん。人生あきらめも肝心だって・・・」
『人生論はいいから早く行くよ!!!』
そう言って黒いウサギは走って行ってしまった。その後をあわてて少女が追いかける。
遠くでチャイムが早く来いよ!!と言うかのように鳴り響いていた。
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